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『C線上のアリア』は、認知症になった叔母の家を片付けることから始まる介護ミステリ。
ゴミ屋敷と化した家に隠されていたのは、家族にさえ言えなかった叔母の秘密でした。物語が進むにつれ、主人公と叔母が抱えてきた「女性の生きづらさ」や「葛藤」が明らかになり、胸が締め付けられるようでした。それでも、自分自身と向き合い、前向きに生きる姿に救われた気がします。
自分が今後、親や義母の介護をすることになったらどう感じるのかを考えさせられました。