『GRIT(グリット) 平凡でも一流になれる「やり抜く力」』は、才能の有無に関わらず、目標を達成するための持続力と情熱の重要性を解説した一冊です。リンダ・キャプランとロビン・コヴァル氏は、心理学的研究や実例を通して、「やり抜く力(GRIT)」が成功に直結することを示しています。三木俊哉氏の訳により読みやすく整理されており、日常生活や仕事での目標達成、自己成長に応用できる具体的な方法や習慣も紹介されています。読後は、長期的な努力の価値や粘り強さの重要性を改めて実感できる内容でした。
GRIT(グリット)は、いま米国で最も注目されている「成功のためのキーワード」です。
最新科学で明らかになったのは、「真の成功」のための最重要要因は、生まれながらの才能やIQではなく、GRIT(グリット)だということです。(むしろ「IQの高い人は、自分を過信し、努力を怠る」)
GRIT(グリット)は、Guts(度胸)、Resilience(復元力)、Initiative(自発性)、Tenacity(執念)の4つの要素からなり、「やり抜く力」を意味します(それぞれの頭文字をとると、GRITになります)。
スティーブ・ジョブズ、コリン・パウエル、マイケル・ジョーダン。いずれもそれぞれの分野で活躍し、成功者の代名詞になっている人物ですが、みんな普通の子どもであり、テストの成績も平均的で、突出した存在ではありませんでした。
では、彼らを偉大にしたのは何だったのか? それは、生まれながらの才能ではなく、GRIT、つまり度胸や情熱、執念だったのです。
成功への最重要ファクター「GRIT」の素晴らしいところは、生まれつきのものではなく、学習によって獲得できることです。しかも、年齢は関係ありません。いつでも誰でも、GRITを身につけることができます。
本書は、豊富な実例をもとに、GRIT(グリット)の身に付け方を手ほどきします。著者は、米国広告業界に旋風を起こしたリンダ・キャプラン・セイラーとロビン・コヴァル。
彼女たちは、アフラックのアヒルCMの発案者として米国で広く知られています。
さまざまなビジネスシーンにおいて、また子育てや日常生活の場面において、GRITをどのように育成していけばいいか、具体的かつ実践的に解説します。
「GRIT養成法」(本書の各章末に掲載)
・入念すぎるほどの準備を
・まずはチャレンジ
・30分余計にがんばる
・魔法の言葉に頼る
・言い訳をやめる
・居心地の悪い状況をつくる
・意志の力に頼らない
・リストを大いに活用する
・挫折を糧にする
・へたに待たない
ほか
第1章 なぜ「グリット」が大切なのか
第2章「才能」という神話
第3章 夢を捨て去れ
第4章 安全ネットなしで
第5章 ウェイトトレーニング=待つトレーニング
第6章 竹のようにしなやかに
第7章 期限は無限
第8章 グリットは善をめざす
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