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『編みものともだち』は、まるで旧友と編みあんを交わすような、あたたかくてユーモアに満ちた一冊。三國万里子さんの軽やかな語り口と柔らかなイラストに包まれて、編む手が止まってしまう瞬間すら愛しく感じられるんです。ページをめ繰るうちに「今日はどんな色で、“ともだち”を編もうかな」とワクワクがこみ上げて、暮らしの片隅に小さな編み物の時間をそっと迎えたくなる。編みものが好きな人にも、ちょっと気になっている人にも、心のポケットにしみじみ優しい余韻を残してくれる“手芸の時間の友”です。