現代の働き方に対する新たな視点を得ることができました。「静かな退職(Quiet Quitting)」という言葉が話題になっていますが、本書ではその背景や本質について深く掘り下げています。単に「やる気がない」と捉えるのではなく、労働環境や企業の制度、個人の価値観の変化がどのように影響しているのかを、データや実例を交えて解説しており、納得感がありました。働き方やキャリアに悩む人にとって、示唆に富んだ一冊です。
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発売日: 2025年02月28日
発行元: PHP研究所
「静かな退職」--アメリカのキャリアコーチが発信し始めた「Quiet Quitting」の和訳で、企業を辞めるつもりはないものの、出世を目指してがむしゃらに働きはせず、最低限やるべき業務をやるだけの状態である。
「働いてはいるけれど、積極的に仕事の意義を見出していない」のだから、退職と同じという意味で「静かな退職」なのだ。
・言われた仕事はやるが、会社への過剰な奉仕はしたくない。
・社内の面倒くさい付き合いは可能な限り断る。
・上司や顧客の不合理な要望は受け入れない。
・残業は最小限にとどめ、有給休暇もしっかり取る。
こんな社員に対して、旧来の働き方に慣れたミドルは納得がいかず、軋轢が増えていると言われる。会社へのエンゲージメントが下がれば、生産性が下がり、会社としての目標数値の達成もおぼつかなくなるから当然である。
そこで著者は、「静かな退職」が生まれた社会の構造変化を解説するとともに、管理職、企業側はどのように対処すればよいのかを述べる。また「静かな退職」を選択したビジネスパーソンの行動指針、収入を含めたライフプランを提案する。
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