ありがとう
0
未来のニューヨークを舞台にしたイヴ&ロークシリーズ第60弾。今回も息をのむような展開と、イヴとロークの絆に胸が熱くなりました。花嫁姿の被害者という衝撃的な事件から始まり、捜査が進むにつれて浮かび上がる人間関係の闇や、それぞれの想いに引き込まれました。サスペンスとしての完成度はもちろん、登場人物たちの心情描写がとても丁寧で、最後まで飽きずに一気読み。ロークの包容力とイヴの強さが今作でもしっかり描かれていて、読後感もよかったです。シリーズファンにはたまらない一冊でした。