『正解がない時代のビジョンのつくり方 「自分たちらしさ」から始めるチームビルディング』の読書感想文をご紹介します。
「自分たちらしさ」という根源的な問いからチームの核となるビジョンを創り上げていくプロセスは、まさに変化の激しい現代において、組織が持続的に成長するための重要な指針となると感じました。
本書では、画一的な成功モデルに捉われず、それぞれのチームが持つ固有の価値観や強みに焦点を当てることの重要性が説かれています。
ワークショップ形式で「らしさ」を深掘りし、対話を重ねることで、メンバー一人ひとりの内発的な動機を引き出し、共感を生むビジョンを共創していく手法は、机上の空論ではなく、実践的なチームビルディングのあり方を示唆していると言えるでしょう。
正解が一つではない時代だからこそ、「自分たちらしさ」を羅針盤とし、多様な個性を活かしながら未来を切り拓く。
本書は、そのための具体的な道筋と勇気を与えてくれる一冊でした。