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『よあけ』は、夜から朝へと移り変わる一瞬を、美しい自然の描写で切り取った絵本。静かな湖、うす暗い森、やがて空が少しずつ明るくなり、朝日がのぼる瞬間の輝きが丁寧に描かれています。セリフは少なく、ページをめくるごとに風景の変化をじっくり味わえるのが魅力。読む人の心を静かに落ち着け、自然の大きな力を感じさせてくれます。子どもにとっては自然観察の入り口に、大人にとっては心に余韻を残す芸術作品のような一冊です。