ありがとう
0
資源と人口に乏しい国家ヴェネチアが、歴史に名を残す大国たち相手に対等に渡り歩いた、その歴史の経緯を読み解く本です。小さな商機から大きな利益を生み出し、製品の品質で量を凌駕する。歴史の中で生き残りをかける彼らの試行錯誤は、現代の日本の社会人のおかれている立場、また目指すべき振る舞いを示唆しているかのように感じました。 通常のビジネス書より「ビジネス」を理解しやすく、通常の歴史読本より「歴史」に親しみやすい。自分のような、ビジネス・世界史の初心者にお勧めしたい一冊です。