『世界の国境を歩いてみたら…』を読んで、国境が単なる線ではないことを改めて実感しました。
取材班が実際に足で歩き、現地の人々と交流することで見えてくる国境の多様な側面は、非常に興味深かったです。
例えば、平和の象徴のように開放されている国境もあれば、歴史的な対立や紛争の傷跡を今も残す国境もあり、それぞれに人々の暮らしや感情が深く関わっていることが伝わってきました。
一枚岩ではない世界の姿を、それぞれの国境から垣間見ることができ、地理的な知識だけでなく、国際情勢や文化、人々の生活にまで視野が広がります。
国境を巡る人々の物語が詰まっており、一冊で多くのことを考えさせられる、示唆に富んだ一冊でした。
世界の国境を紹介した1冊
厳重警戒態勢かと思いきや、毎日普通に通過するような緩い場所だったり、難民がこないようにシェンゲン協定圏内なのに警備が固めだったりと色々な所がある。
国境の街に住むと物価が安い方の国で買い物をしたり、子供が通う学校を性格に合わせたりできる(長女はオランダの学校で次女はベルギー)。
したたかに国境で生きる人が見えて良かった。