タイトルにインパクトのある本10選

思わず「何だこれ?」と手に取りたくなるようなインパクト大のタイトルを持つ本をご紹介します。第一弾は、ある日突然、主人公が猫になってしまう異色のストーリー。第二弾は、名探偵が愛した謎の美女の死とその裏に隠された衝撃の秘密に迫るサスペンス。第三弾は、バナナをテーマにした社会派ドラマ。その他、デビュー作ながら文学賞を総なめにした新鋭作家の衝撃作、古代ローマを舞台にした大河ロマン、巨大な魚と少年の冒険譚など、読み手を驚かせてくれるタイトルがズラリ。どの本も一度は耳にしたことあるでしょう。好奇心をくすぐられたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『ぼくの姉ちゃんとセックスしてください』

二十歳なのに姉ちゃんは、おそらくもうすぐ死ぬ。 Netflix『サンクチュアリー聖域ー』やTBSテレビ『半沢直樹』の脚本家・金沢知樹が描く、ある姉弟の物語。 「私はねー、チンチンば入れてみたか」旅先で、“姉ちゃん”から衝撃の告白を受けた“ぼく”は、その願いを叶えるため、友人のツトムと二人で奔走するーー 笑い、泣き、悲しくも温かい気持ちに包まれる感動作。そして、読者だけに語られる、この小説の本当の意味とは? 装画は、『R-中学生』『ウシハル』『水色の部屋』『きらめきのがおか』『夫のちんぽが入らない』(原作:こだま)『フォビア』(原作:原克玄)『36度』『天国』などの、漫画家・ゴトウユキコさん。
作者 | 金沢知樹 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 主婦の友社 |
発売日 | 2023年12月28日 |
『人のセックスを笑うな』

十九歳のオレと三十九歳のユリ。恋とも愛ともつかぬいとしさが、オレを駆り立てたーー「思わず嫉妬したくなる程の才能」と選考委員に絶賛された、せつなさ百パーセントの恋愛小説。第四十一回文藝賞受賞作。映画化。
作者 | 山崎 ナオコーラ |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2010年08月03日 |
『夫のちんぽが入らない』

ひとりの女性の静かな叫びが、多くの心を貫いたーー衝撃の感動作。同じアパートに暮らす先輩と交際を始めた“私”。だが初めて交わろうとした夜、衝撃が走る。彼の性器が全く入らないのだ。その後も「入らない」一方で、二人は精神的な結びつきを強め、夫婦に。いつか入るという切なる願いの行方はーー。「普通」という呪いに苦しんだ女性の、いじらしいほど正直な愛と性の物語。
★★★大きな感動を呼ぶ衝撃の実話が、累計22万部突破!★★★
「普通」という呪いからどうしたら自由になれるだろう。
生きづらさに悩む、すべての人に届けーー。
★各界より絶賛の声(敬称略)★
●上野千鶴子(社会学者)
不器用で正直すぎる女性の、半生をかけた「生きづらさ」レポート。それにしても、愛と性が別なものだとわかってしまった時代のカップルは難義なものだ。
●おかざき真里(漫画家)
できない、それだけなのに傷つけられる。ちんぽだけじゃない、人生できないことの方が多いのに。
●小池栄子(女優)
普通の夫婦なんていない。他人から見ればきっと皆どこかおかしい。だからこそオリジナルの夫婦の形、愛の形を作り楽しむべきだ。この夫婦には素晴らしい絆があり、私は大ファンになりました!
●麒麟・川島明(芸人)
まっすぐ歩けないから回り道。でも回り道が一番の近道だったと気づく時がくる。それがくるまで歩き続ける。その歩幅を広げてくれる一冊。
●岸本佐知子(翻訳家)
痛くて、苦しくて、かっこ悪くて。でもどうしてだろう、すごく美しいのだ。この人生も、この夫婦の形も。
●今日マチ子(漫画家)
終わることのない痛みに震えながら、それでも一気に読んでしまった。少しずつ明るくなっていく空のもと、ふたりが見つけた「つながり」が現れる。
●cero・高城晶平(ミュージシャン)
実は本編で一番好きなのは、「大仁田こそ流血すべき」のくだり。次はこの部分を歌にしたい。
●燃え殻(作家)
作者が返り血を浴びているような小説しか読みたくない。だから最近はこだまさんの作品ばかり読んでいる。
●三浦大輔(劇作家、映画監督)
読後、潔いタイトルが心に染みわたる。誠実で切実で普遍的な、後世に残る夫婦の物語の名作! 僕はそう思います。
発売直後から話題を呼んだ本作は、2017年「Yahoo! 検索大賞」(小説部門)を受賞し、この年”もっとも検索された小説”となる。2018年には漫画化(ヤンマガKCより発売中)され、連続ドラマ化(2019年Netflix・FODで配信予定)も決定している。
夫のちんぽが入らない
文庫版特別収録エッセイ ちんぽを出してから
解説 末井昭
作者 | こだま |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2018年09月14日 |
『「おっぱい」は好きなだけ吸うがいい』

数多くの古典翻訳で名高い英文学者にして、タオイストである著者が、D.H.ロレンス、フォークナー、マーク・トウェイン、幸田露伴など、偏愛する作家たちと老子思想とのふしぎな共通性に触れながら、今ここにいる喜びと、究極のエナジーの源泉について語った。齢九十一歳、「大自然の母親のおっぱい」を追い求める旅は、終わることがない。政治学者・姜尚中による解説も収録。
作者 | 加島祥造 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2014年12月17日 |
『女が死ぬ』

「女らしさ」が、全部だるい。天使、小悪魔、お人形……「あなたの好きな少女」を演じる暇はない。好きに太って、痩せて、がははと笑い、グロテスクな自分も祝福する。一話読むたび心の曇りが磨かれる、シャーリイ・ジャクスン賞候補作「女が死ぬ」を含む五十三の掌篇集。『ワイルドフラワーの見えない一年』より改題。〈特別付録〉著者ひと言解説
作者 | 松田 青子 |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2021年05月21日 |
『死体の汁を啜れ』

この街では、
なぜか人がよく殺される。
ならず者たちが謎を追う!!
ミステリ・ランキングを席巻する
鬼才が贈る、前代未聞の死体パズラー!
豚の頭をかぶった死体、
死体の腹の中の死体……
この街では、なぜか人がよく殺される。
殺人事件の発生率は南アフリカのケープタウンと同じくらい。
そんな牟黒市で見つかる一風変わった死体の謎を追うのは、
文字の読めないミステリ作家、深夜ラジオ好きのやくざ、
詐欺師まがいの女子高生、事件を隠蔽してばかりの刑事。
ミステリ・ランキングを席巻する
鬼才が贈る死体大博覧会【EXPO】、開幕!!!
解説/東川篤哉
【目次】
前日譚
豚の顔をした死体
何もない死体
血を抜かれた死体
膨れた死体と萎んだ死体
折り畳まれた死体
屋上で溺れた死体
死体の中の死体
生きている死体
後日譚
解説 『死体の汁を啜れ』を削れ 東川篤哉
作者 | 白井 智之 |
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価格 | 924円 + 税 |
発売元 | 実業之日本社 |
発売日 | 2025年04月04日 |
『ぼくらはみんなハゲている』

作者 | 藤田慎一 |
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価格 | 1039円 + 税 |
発売元 | 太田出版 |
発売日 | 2013年11月08日 |
『砕け散るところを見せてあげる』

死んだのは、二人。その死は、何を残すのか。大学受験を間近に控えた濱田清澄は、ある日、全校集会で一年生の女子生徒がいじめに遭っているのを目撃する。割って入る清澄。だが、彼を待っていたのは、助けたはずの後輩、蔵本玻璃からの「あああああああ!」という絶叫だった。その拒絶の意味は何か。“死んだ二人”とは、誰か。やがて玻璃の素顔とともに、清澄は事件の本質を知る……。小説の新たな煌めきを示す、記念碑的傑作。
作者 | 竹宮 ゆゆこ |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2016年05月28日 |
『いなくなれ、群青』

ぼく。彼女。島。謎。心を穿つ青春ミステリ。11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎……。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。
作者 | 河野 裕 |
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価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2014年08月28日 |
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』

「あたしは絶対、人とは違う。特別な人間なのだ」-。女優になるために上京していた姉・澄伽が、両親の訃報を受けて故郷に戻ってきた。その日から澄伽による、妹・清深への復讐が始まる。高校時代、妹から受けた屈辱を晴らすために…。小説と演劇、二つの世界で活躍する著者が放つ、魂を震わす物語。
作者 | 本谷 有希子 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2007年05月 |
以上、「タイトルにインパクトのある本10選」を紹介させていただきました。ユーモラスなタイトルから深淵な思索を誘われるようなタイトルまで、バラエティに富んだラインアップとなりましたね。
掲げられているタイトルひとつとっても、数々の工夫や設定が隠されていることが大切ですよね。そこから伝わる想像力や作者のセンスが、作品の面白さを一層引き立ててくれます。タイトルを眺めながら、「この作品の世界観はどんなものだろう?」と考えるだけでも、読書の前段階で楽しみが広がるものです。
本を選ぶ際は、表紙挿絵やあらすじだけでなく、このタイトルを読んでみたいという直感も大切にしてみてください。特に冒険心をくすぐられるようなタイトルには、新たな発見や考え方が隠されているものです。その点、今回ご紹介した10作品はタイトルだけでも存分に楽しんでいただけることでしょう。
それぞれの作品がもつユニークなタイトルからは、作家の創作の原点や深い思い、読者へのメッセージが感じられます。その一方で、どんな話が展開されるのか予測不可能な面白さもまた、タイトルの力なのかもしれませんね。
タイトルにインパクトがある作品は、単色の背景に一文字一文字が鮮やかに映え、その創意工夫に思わず手に取りたくなる魅力を放っています。そんな本に出会えたときは、そのインパクトあるタイトルがあなたにどんな影響を与えるか、じっくり感じながらページを捲ってみてください。
お気に入りの一冊が見つかったら、どんな風に自分の人生に影響を与えてくれたのか、ぜひ教えていただきたいです。みなさまの新たな出会いと発見に、今後も私たちの記事が役立てることを心から願っています。
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