日本の伝統職人が活躍する本10選

伝統工芸品づくりにみる、職人の世界を描く作品達。陶芸家であれば、整形・粘土選び、釉薬かけ。和菓子職人なら、季節や色とりどりの具材を使ったお菓子作り。着物職人の粋で美しい世界。一つ一つの行程が丁寧に描かれていて、まるで自分も職人になった気分です。ハードな修行や苦悩することもあるけれど、全ては完成した作品への愛情から。そして、それぞれの作品に託された職人魂と顧客への誠意。きっとあなたの日常に新たな視点や気づきを与えてくれます。時間をかけ、ひとつひとつ手仕事で仕上げる。その先に見える「美」……それが職人の世界。ここでは、そんな温かみあふれる物語性豊かな10冊をピックアップしました。
『神田ごくら町職人ばなし 〈一〉 (トーチコミックス)』

作者 | 坂上暁仁 |
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価格 | 1078円 + 税 |
発売元 | リイド社 |
発売日 | 2023年08月31日 |
『うるしうるはし 1』

漆を使いさまざまなものを作る「漆芸家」を目指す高校3年生の金山海尋。
祖父から「使ってくれる人のことを考えて作れ」という課題を出されるが、いまいちピンと来てない様子。
そんな時、旅館で働いている深谷紬という女性と出会い、漆芸家として、男子として変化が…!?
伝統工芸に身を捧げる年下男子に芽生えた清らかな想い。
がむしゃらにがんばる男の子は拙いかもしれないけれどかっこいい。
作者 | 樋渡りん/もりちか |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | 秋田書店 |
発売日 | 2023年12月07日 |
『青の花 器の森. 1』

作者 | 小玉,ユキ |
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価格 | 不明 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2018年09月 |
『ハルカの陶(1)』

作者 | ディスク・ふらい/西崎泰正 |
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価格 | 649円 + 税 |
発売元 | 芳文社 |
発売日 | 2011年09月15日 |
『へちもん : 信楽陶芸日記』

作者 | 山珠,彩貴 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 竹書房 |
発売日 | 2019年07月 |
『金継ぎおじさん』

〈&Premium〉大人気web連載、私と誰かと器のプライベート・ストーリー。
割れや欠け、ヒビなど、陶磁器の破損部分を漆によって接着し、
金などの金属粉で仕上げる日本の伝統的な修理技法「金継ぎ」。
金継ぎ師の繕井継男(つくろいつぎお)は娘のほつれと二人暮らし。
その腕は一級品と噂されるけど、仕事へのこだわりはヒトクセあるみたい。
そんな金継ぎおじさんのもとに、今日も器を持った誰かがやって来ます。
割れた皿、戻らない時間、悲しい顔。
「お直し、やりますよ。」
「金継ぎ部」を主催する漫画家・堀道広が描く、
生活を繕い直して愛着を深めていく人々の姿。
笑えてほっこり。人と器・記憶と想いを繋ぐ、おおらか金継ぎ漫画。
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【金継ぎおじさんのスタイル】
1.直したいものしか直さない。
2.伝統的な技法でしか直さない(それ以外知らないので)。
3.納期のある仕事は引き受けない(守れないので)。
4.器の接着がズレても諦める。
5.器の声、人の声を聞き、器にあった修理をする。
6.金継ぎに特別な価値をつけない。あくまで単なる修理法のひとつ。
【収録エピソード一覧】
プロローグ
第1話 金継ぎおじさん、登場
第2話 接着
第3話 金継ぎおじさん、ととのう
第4話 呼び継ぎ
第5話 床ユカの兄の話
第6話 器の声
第7話 急須の金継ぎ
第8話 炭研ぎ
第9話 難しい例え
第10話 漉す
第11話 型
第12話 芙蓉手の皿
第13話 含浸(前編)
第14話 含浸(後編)
エピローグ
作者 | 堀道広 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | マガジンハウス |
発売日 | 2024年01月31日 |
『ふるぎぬや紋様帳(1)』

古い着物に秘められた人々の心模様を描く
インテリアコーディネーターの女性・伊都子が
猫に導かれるようにして辿りついたのは
古い着物を扱う「ふるぎぬや」。
そこには着流しが似合う男性の店主や、
美しい妖艶な店番の女性、
しっぽの生えた悉皆屋の少年らが…。
伊都子はそこで着物にまつわる
不思議な“想い”を体感する。
*
着物に秘められた人々の想いやエピソードを通じて
感動を届けます。
「雨柳堂夢咄」で知られる波津彬子先生の和の世界観満載の
最新シリーズです。
作者 | 波津 彬子 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2015年07月10日 |
『わさんぼん(1) 和菓子屋顛末記』

作者 | 佐藤両々 |
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価格 | 680円 + 税 |
発売元 | 芳文社 |
発売日 | 2010年08月 |
『であいもん. 1』

作者 | 浅野,りん |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2016年12月 |
『酒蔵かもし婚 1巻 (バンチコミックスコラル)』

作者 | 菅原じょにえる/増田晶文 |
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価格 | 713円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2025年05月09日 |
それぞれの作品に登場するのは、伝統職人という一見地味な職業ですが、その仕事への情熱と職人技から生み出される芸術は、一冊の小説や漫画を超え、誰もが深く心に感動するものがあります。私たちが普段目にすることの少ない伝統工芸の世界を、細部にわたる描写と豊かな人物描写で紐解くことで、その美しさや奥深さを新たな視点から楽しめます。
さまざまな職業が描かれた作品の中でも、今回ご紹介した伝統職人たちが活躍する作品は、読み終えたあとに残る余韻が特別です。彼らの仕事への真摯な姿勢と、それぞれが受け継ぐ技術の深い背景を紐解きながら、読者自身もその世界に深く引き込まれることでしょう。
特に日本の伝統的な工芸をテーマにした作品は、多くの外国人読者にとっても新鮮で興味深いものです。海外でも高い評価を得ているこれらの作品は、文化交流の一端を担っているとも言えます。
一つ一つの作品が紡ぎ出すストーリーを通して、私たちは日本の伝統や文化に触れることができます。しかもそれは、ただ見るだけでなく、感じる、考える、理解するという、深いレベルでの体験です。そして、それぞれの作品が描く伝統職人の生き方や、その仕事にかける思いから、自分自身の生きる道について何かを見つけられるかもしれません。
これらの作品が伝統職人の魅力を再認識させ、くらしに新たな風を送りこむきっかけになることを心から願っています。そしてこれからも、読書を通じて伝統職人たちの魅力を余すことなくお伝えしていきたいと思います。これらの作品を手に取ることで、きっとあなたの世界が一層広がり、色とりどりの表情を見せてくれることでしょう。
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