平安時代が分かる! 『後宮の烏』から『ラストカルテ』までおすすめの書籍紹介

最新巻まで刊行されているアニメ化が期待される中華ファンタジー小説。平安時代に舞台を置いた小説やラストカルテ・シリーズもおすすめ。興味を持った方はぜひチェックしてみてください!
『後宮の烏 2』

圧倒的中華幻想譚、衝撃のシリーズ第2巻!
後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、
「烏妃」(うひ)と呼ばれる特別な妃が住んでいる。
漆黒の殿舎のなかでひっそりと暮らし、外に出てくることはめったにない。
彼女は不思議な術を使い、憎い相手の呪殺から招魂、祈祷、失せ物さがしまで、
なんでも引き受けてくれるともっぱらな噂だった。
後宮で生きながら、けして帝のお渡りのない妃。
そして、けして帝の前でひざまずくことのない妃。
ーーそれが烏妃だった。
しかし、それが意味するところを知る者は、ほとんどいない。
当代の烏妃として生きる寿雪は、先代の言いつけに背き、
侍女を傍に置いたことに深く戸惑っていた。
烏妃とは、なにも望まず、ひとを遠ざけ、ただひとりでいるものだからだ。
そんな彼女のもとに、今夜も「頼み事」のために訪ねてくる人がいる。
ある少年宦官は、自分と同じ年頃の宦官の幽鬼が現れるという。
入水して死んだ、かつて仕えていた妃の幽鬼を弔ってほしいと老宮女はいう。
古い布作面には男の幽鬼が取り憑いている、という気味の悪い話もある。
そしてある夜、後宮で起きた凄惨な事件は、
寿雪が知る由もなかった驚愕の真実をもたらすことになる、がーー。
烏妃をしばる烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)とは何か?
烏漣娘娘がおそれる「梟」(ふくろう)とは一体誰なのか?
烏妃の孤独と運命を知ることとなった皇帝・高峻はーー。
作者 | 白川 紺子/香魚子 |
---|---|
価格 | 682円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2018年12月18日 |
『後宮の烏 3』

「梟」が残した羽根に、自らの行く末を重ねる寿雪。
先代の戒めに反し夜明宮は孤独から遠ざかるも、寿雪自身は真に虚しさから逃れることが出来ずにいた。
烏妃の元には、今宵も訪問者が絶えない。泊鶴宮での怪異は、やがて烏漣娘娘への信仰を脅かす『八真教』へと通じて……?
他方、高峻は烏妃を「烏」から解放する一筋の光明を見出し、半信半疑ながらも寿雪と共にあることを決めた。
それぞれの過去が少しずつ明らかになり、真実はなおも遠いーー。それでも確かに進んでいく、たとえ禁忌に触れることになろうとも……。
真の‟救い"は光であり、葛藤……。
数多の謎が繋がり、導く……歴史が再び動き出すーー
シリーズ累計30万部突破!!
圧倒的中華幻想譚、第三弾。
作者 | 白川 紺子/香魚子 |
---|---|
価格 | 671円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2019年08月21日 |
『地図でスッと頭に入る平安時代』

累計25万部を突破した『地図でスッと頭に入る〜』シリーズ。江戸時代、鎌倉・室町時代などの時代区分に比べ、400年という長きに渡る平安時代。平安遷都、源平合戦、世界最古の小説『源氏物語』の成立、平将門の乱など、部分的に歴史事象がクローズアップされながら、全体の流れや背景がいまひとつ掴みどころのない平安時代を、わかりやすい解説と豊富な図解で読み解く。
〔一部内容抜粋〕
第1章 天皇親政と藤原氏 天皇親政の影で、藤原四家の争いに決着がつく
・天皇親政による政治改革が進むなか藤原四家の主導権争いが続いた時代
【蝦夷遠征】東北植民戦争は、坂上田村麻呂の勝利と徳政論争によって終焉を迎える
【最澄と空海の入唐】入唐留学したふたりの僧により密教が平安の都を鎮護する仏教になる
【平城太上天皇の変(薬子の変)】朝廷の分裂解消とともに、藤原氏の権力闘争に終止符が打たれる ほか
第2章 藤原氏の権力掌握 藤原氏によってライバル氏族が次々に排斥される
・藤原氏が対抗勢力を次々に排除し、摂関政治の足場を固めた時代
【承和の変】皇太子を報奉じた謀反計画の発覚で、橘氏が没落し、藤原北家の権威が高まる
【応天門の変】朝堂院の正門炎上事件が藤原氏の躍進と伴氏の没落をもたらした
【遣唐使の停止】菅原道真によって遣唐使の停止が建議され、260年の歴史に終止符が打たれる ほか
第3章 藤原摂関政治 権力を掌握した藤原氏が全盛期を迎える
・対抗勢力をすべて排除した藤原氏内部で、氏長者を巡る熾烈な争いが展開された時代
【平忠常の乱】東国に割拠した平氏の反乱が、源氏の東国進出の契機となった
【末法の世】終末観が漂い、浄土思想が流行した平安後期、貴族も庶民も極楽往生を願っていた
【藤原氏全盛の終焉】外戚関係のない後三条天皇の即位とともに、藤原氏隆盛の時代が終わる ほか
第4章 院政と平氏政権 平清盛によって武家政権への道が開かれる
・院政下で政界に進出した武家が政争に決着をつける原動力となり、主役となった時代
【院政の始まり】摂関家の力が低下する一方で、上皇が政治の実権を掌握し、院庁が政治の中心となる
【平家の海賊退治】海賊と謀反人追討によって平家一門が徐々に勢力を伸ばす
【保元の乱】朝廷の政争に武士の軍事力が決着をつけ、その力を見せつける ほか
コラム
平安貴族の装束/平安貴族の1日/平安貴族の一生/平安貴族の隠居と死/平安貴族の喧嘩/平安武士の暮らし/平安京の人々の暮らし ほか
〔監修者〕
繁田信一(しげた・しんいち)
1968年、東京都に生まれる。東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了。現在、神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、東海大学文学部非常勤講師。専攻は歴史民俗資料学。 王朝時代の天皇、貴族、庶民の姿を活写する著書多数。『陰陽師と貴族社会』『呪いの都 平安京』『天皇たちの孤独』『かぐや姫の結婚』『紫式部の父親たち』『下級貴族の王朝時代』など。
作者 | |
---|---|
価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 昭文社 |
発売日 | 2021年09月22日 |
『ラストカルテ = Last Karte : 法獣医学者当麻健匠の記憶. 1』

作者 | 浅山,わかび |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2022年03月 |
最新作品からクラシック作品まで、様々なジャンルを網羅したおすすめの書籍をご紹介しました。それぞれの作品には、その時代や背景に合わせた独自の世界観があり、読者を魅了する要素が詰まっています。興味深いストーリーや魅力的な登場人物が、読者を引き込んでやまない魅力を持っています。ぜひ、お気に入りの作品を見つけて、新しい世界に足を踏み入れてみてください。本の魔法にかけられたら、日常の喧騒も一瞬で忘れてしまうことでしょう。新たな出会いや感動を求めて、ぜひ書店や図書館で探求の旅に出かけてみてください。きっと、あなたの心を揺さぶる作品に出会えるはずです。読書の楽しみは、無限大です。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。