日本の歴史に触れる! 撲殺ピンクシリーズと伝説的武人4選をご紹介します
今回は、個性的な書籍の紹介です。歴史的な有名人の生き様を描いたシリーズや、海外小説の面白い作品を紹介します。読み応えのある作品ばかりですので、ぜひ手に取ってみてください。
『〈文庫〉読切り三国志』
1989年9月に筑摩書房より刊行され、92年10月に同社より文庫化された同名作品の新装版。
本著は金沢の「北國新聞」に1988年1月から12月までの一年間、毎日曜に計51回連載されたものがベースとなっている。
壮大な中国の歴史の中で、日本人に一番なじみの深い「三国志」に登場する絢爛豪華な英雄武将たちの生の軌跡を、
西晋の陳寿の正史「三国志」をもとに明の羅貫中の小説「三国演義」を織り交ぜながら描き出されたのが本書。
乱世をたくましく生き、戦い抜いた漢(おとこ)たちの波瀾万丈、痛快無比な生き様を、歯切れのよい名調子で語り尽くす!!!
『キーワードで読む「三国志」』『水滸縦横談』『史記・三国志英雄列伝』に続く、当社刊行の“井波中国古典文学シリーズ”の第4弾!
本文内容にあわせて図版を新たに加え、全話に掲載! ビジュアル的にもより深く広く「三国志」の世界を堪能できること必至!
【構成】
⦿序章 乱世の開幕 ⦿第一回 曹操姦雄伝説の始まり ⦿第二回 曹操とライバル袁紹 ⦿第三回 曹操のブレーン荀イク ⦿第四回 曹操軍団の構成
⦿第五回 戦う曹操軍団 ⦿第六回 兗州攻防戦 ⦿第七回 曹操の飛躍 ⦿第八回 劉備、その不思議な力 ⦿第九回 関羽、その仁俠の論理
⦿第十回 曹操と呂布の対決 ⦿第十一回 宛城の戦い ⦿第十二回 苦悩する曹操 ⦿第十三回 官渡の戦い ⦿第十四回 曹操の北中国制覇
⦿第十五回 劉備の転変 ⦿第十六回 諸葛亮と「天下三分の計」⦿第十七回 長坂の戦い ⦿第十八回 孫堅の進撃 ⦿第十九回 江東の小覇王
⦿第二十回 孫策から孫権へ ⦿第二十一回 周瑜の闘い ⦿第二十二回 周瑜と張昭 ⦿第二十三回 魯粛と諸葛亮 ⦿第二十四回 孫権政権の決断
⦿第二十五回 赤壁の戦い(一) ⦿第二十六回 赤壁の戦い(二) ⦿第二十七回 赤壁の戦い(三) ⦿第二十八回 荆州争奪
⦿第二十九回 劉備の台頭、周瑜の退場 ⦿第三十回 劉備の入蜀 ⦿第三十一回 西涼の猛将馬超 ⦿第三十二回 成都入城 ⦿第三十三回 張遼の奮戦
⦿第三十四回 漢中争奪戦 ⦿第三十五回 波乱の荆州 ⦿第三十六回 関羽の最期 ⦿第三十七回 詩人曹操 ⦿第三十八回 曹丕と曹植の宿命的対立
⦿第三十九回 劉備の報復、蜀・呉決裂 ⦿第四十回 白帝城の永別 ⦿第四十一回 魏王朝の悲劇 ⦿第四十二回 出師の表 ⦿第四十三回 諸葛亮の挑戦
⦿第四十四回 秋風五丈原 ⦿第四十五回 蜀の滅亡 ⦿第四十六回 司馬懿の台頭 ⦿第四十七回 高貴郷公の抵抗 ⦿第四十八回 魏の滅亡
⦿第四十九回 呉の混乱 ⦿第五十回 呉の滅亡 ⦿終章 『三国志』と歴史の流れ
『三国志』年表
三国分立図
あとがき
解説1 ……吉川忠夫
解説2 ……井上一夫
作者 | 井波 律子 |
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価格 | 1210円 + 税 |
発売元 | 潮出版社 |
発売日 | 2022年08月05日 |
『語りなおしシェイクスピア 1 テンペスト 獄中シェイクスピア劇団』
世界のベストセラー作家が、シェイクスピアの名作を語りなおすシリーズ第一弾。
M・アトウッドによって、傑作『テンペスト』が現代に蘇る!
『テンペスト』の演出に心血を注いでいた舞台芸術監督フェリックスは、ある日突然、部下トニーの裏切りにより職を奪われた。失意のどん底で復讐を誓った彼は、刑務所の更生プログラムの講師となり、服役中の個性的なメンバーに、シェイクスピア劇を指導することに。
12年後、ついに好機が到来する。大臣にまで出世したトニーら一行が、視察に来るというのだ。披露する演目はもちろん『テンペスト』。フェリックスの復讐劇の行方は!? --天才シェイクスピアと現代文学界の魔女アトウッドの才気が迸る、奇跡のような物語の誕生!
【著者略歴】
マーガレット・アトウッド
カナダを代表する作家・詩人。その著作は小説、詩集、評論、児童書、ノンフィクションなど多岐にわたって60点以上にのぼり、世界35か国以上で翻訳されている。1939年カナダのオタワ生まれ。トロント大学、ハーバード大学大学院で英文学を学んだ後、カナダ各地の大学で教鞭を執る。1966年に詩集「The Circle Game」でデビューし、カナダ総督文学賞を受賞。1985年に発表した『侍女の物語』は世界的ベストセラーとなり、アーサー・C・クラーク賞と二度目のカナダ総督文学賞を受賞。1996年に『またの名をグレイス』でギラー賞、2000年には『昏き目の暗殺者』でブッカー賞、ハメット賞を受賞。2016年に詩人としてストルガ詩の夕べ金冠賞を受賞。そして2019年、「The Testaments」で2度目のブッカー賞を受賞した。トロント在住。
【訳者略歴】
鴻巣友季子(こうのす・ゆきこ)
翻訳家・文芸評論家。1963年東京生まれ。訳書『恥辱』『イエスの幼子時代』『イエスの学校時代』J・M・クッツェー、『昏き目の暗殺者』M・アトウッド(すべて早川書房)、『嵐が丘』E・ブロンテ、『風と共に去りぬ』M・ミッチェル(ともに新潮文庫)、「灯台へ」V・ウルフ(河出書房新社 世界文学全集2-1収録)など多数。編書に『E・A・ポー ポケットマスターピース』(共編、集英社文庫ヘリテージシリーズ)など。『全身翻訳家』(ちくま文庫)、『翻訳ってなんだろう?』(ちくまプリマー新書)、『謎とき「風と共に去りぬ」』(新潮選書)ほか、翻訳に関する著作も多数。
【原書】HAG-SEED
作者 | マーガレット・アトウッド/鴻巣 友季子 |
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価格 | 2970円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2020年09月04日 |
『夫に出会わないためのTo Doリスト』
カティとフェーリクスは運命的な出会いで結ばれた幸せな夫婦。だが夫は忙しいうえ、カティと夫の家族や親友との相性は最悪、夫婦の間には隙間風が吹き始めていた。そんなときカティが出会ったのは、信じられないくらい素敵な青い瞳のマティアス。あっという間にひかれ合うふたり。なにもかも忘れてマティアスの胸に飛び込もうとしたカティだが、とんでもない運命のいたずらで、迫り来る電車の前に落ちてしまう。そして目覚めたのは…。恋愛、運命そして…タイムトラベル!人生をやりなおすチャンスを与えられたら?等身大のヒロインが幸せを求めて孤軍奮闘、右往左往。ドイツでカリスマ的な人気を誇る著者の、恋していてもいなくても、すべての女性必読の書。
作者 | ケルスティン・ギア/遠山明子 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2014年10月22日 |
読書は、人々が多様な世界や考え方を知るための大切な手段のひとつです。今回は、おすすめの書籍を紹介しましたが、それぞれに魅力があります。『撲殺ピンク』シリーズは、先が気になるストーリー展開が病みつきになります。『歴史上の有名武人達の生き様』は、武人たちの強さや人間らしさを知ることができます。そして、『海外小説で右往左往! ヨーロッパ』は、ヨーロッパの多様な文化や風習を知ることができます。読み手の趣味や興味に合わせて、ぜひ手に取ってもらいたいと思います。読むことで、きっと新しい発見があるはずです。私たちと一緒に、読書の世界を広げましょう。
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