不気味な小説から童話まで!異彩を放つ10作品を紹介
今回は、おすすめの書籍を紹介いたします。童話好きな方には見逃せない、ワクワクするアンデルセン童話3選をご紹介します。また、小説家の作品からおすすめの10選や、異形が出てくる不気味なホラー小説10選も取り上げていきます。グリム童話とは一味違う、“夢と現実の狭間”を描いた作品たちには、きっと新しい発見があるはずです。ぜひお楽しみに。
『ぼぎわんが、来る』
中島哲也監督による映画化決定! 空前絶後のノンストップ・ホラー、待望の文庫化!
映画タイトル:「来る」 公開:2018年12月 配給:東宝
出演:岡田准一 黒木華 小松菜奈/松たか子/妻夫木聡
幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。
それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の怪我を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。
その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?
愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。
真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか……。
“あれ”からは決して逃れられないーー。綾辻行人・貴志祐介・宮部みゆきら絶賛の第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作!
作者 | 澤村伊智 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2018年02月24日 |
『二階の王』
第22回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉受賞作が書き下ろしを加え文庫化!
選考委員も驚嘆!
「破天荒な大風呂敷が広げられる。総合的な筆力では今回の候補作中、一頭地を抜いていると感じた」綾辻行人
「『悪因研』の活動が、すべて○○であったとしたら、かなり怖いサイコホラー。違った楽しみ方もさせてもらった」貴志祐介
「邪神との闘いという王道のモチーフに果敢に挑んだ力作。読了後、確かにタイトルはこれしかないと、しみじみ納得」宮部みゆき
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東京郊外で両親と暮らす八州朋子には、大きな悩みがあった。30歳を過ぎた兄が二階の自室にこもり、家族にも姿を見せない生活が何年も続いているのだ。職場で知り合った男・加東に心惹かれる朋子だが、兄のことは話せずにいた。
そのころ、元警察官の仰木と6人の男女たちは、考古学者・砂原が遺した予言を元に『悪因研』を名乗り〈悪因〉の探索を続けていた。〈悪因〉は人々を邪悪な存在〈悪果〉に変えて破滅をもたらす。6人は五感で〈悪果〉を識別する能力を持つ者たちだった。
〈悪果〉を嗅ぎ分ける男・掛井は、同じショッピングモールで働く朋子への想いを募らせている。そして、掛井の仲間・卓美がある症状を発症し……。
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クトゥルー神話を思わせる魅力的な異形描写や、「世界の命運を握る存在」という大掛かりな題材。それらと不思議にも共存する、「ひきこもり」という現代社会的なテーマ。兄の存在と自分の未来に悩む女性主人公ほか登場人物の心情描写のバランスにも注目の作品。
装画=藤田新策
文庫化にあたり、書き下ろし短編「屋根裏」を収録。
作者 | 名梁 和泉 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2017年09月23日 |
以上、タイトルにもあるようにおすすめの書籍を紹介してきました。どの作品も、それぞれに魅力的な要素を持っているので、お好みに合わせて選んでいただけると嬉しいです。
童話、小説、ホラーとジャンルは様々ですが、どの作品にも共通するのは「心を揺さぶるエンターテイメント性」です。読み終わった後は、少し刺激を受けたり、印象に残ったりしてくれると思います。
ぜひ、本記事で紹介した作品を手にとって、読書の時間を楽しんでみてください。その作品に出会うことで、新たな自分に出会えるかもしれません。今後も、おすすめの書籍を紹介していきたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。
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