児童文学作家の旅行エッセイ集3選
一つ目はイギリスの児童文学作家のパリへの旅を綴った作品。彼女の視点から見たパリの町並みやカフェの風情が細やかに描かれてて、読んでいるだけで旅行気分が味わえますよ。二つ目は、アメリカの人気作家がアフリカを訪れた際のエッセイ。豊かな自然と人々の暮らしを深く感じ取り、子供たちへのメッセージも込められています。最後に紹介するのは、日本の作家が自身の故郷を旅するエッセイ。懐かしさと新たな発見が交錯する、味わい深い一冊です。
『石井桃子コレクション. 4 (児童文学の旅)』
作者 | 石井,桃子,1907-2008 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2015年04月 |
『明日は、いずこの空の下』
高校生の頃から、これまでに訪れた様々な国々での出来事をつづりながら、「あの頃の私」が「いまの私」になっていくまでを書いてみようと思います。(メッセージより) 国際アンデルセン賞受賞記念特別寄稿2編をあわせた、22編を収録。
作者 | 上橋 菜穂子 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2017年12月15日 |
『魔女に会った』
作者 | 角野,栄子,1935- みや,こうせい,1937- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 福音館書店 |
発売日 | 1998年04月 |
それぞれの文学的な視点で描かれた旅先のエピソードは、読者それぞれに感じ方が異なるかもしれません。だからこそ、作家の視点を追いかけてみることの大切さを、改めてこの3冊のエッセイ集を通して感じていただけたなら幸いです。
旅先で作家が経験したこと、感じたことは、それぞれが書く作品に確実に生かされています。それらは児童文学という枠組みを超えた普遍の情感として描かれ、読む者それぞれに勇気や希望、時には慰めを与えてくれますね。だからこそ、私たち読者はその視点に惹かれ、共感し、自分自身のことのように喜び、悲しみ、共に感じられるのかもしれません。
そして、旅先で得たそれぞれの体験が、作家の作品にどのように生かされているのかを考えることで、さらにその作品の深みを感じることができます。また、旅は必ずしも遠くに行くことだけではなく、身近なところに目を向けることでもあるということを、これらのエッセイ集は教えてくれます。日常的な風景さえも、作家の視点を通すことで新たなドラマが生まれ、それが素晴らしい物語として紡がれていきます。
最後に、これらのエッセイ集を手に取った時、一冊一冊があなた自身の小さい旅となり、あなたの世界が少しずつ広がることを願います。そして、その旅があなた自身の中に豊かな想像力と広い視野を生むことでしょう。
次回もまた、新たな素晴らしい作品をお伝えすることができるよう、私自身も旅を続けていきます。お楽しみに。
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