長谷川まりるおすすめ③
ここでおすすめするのは、青春時代に描かれる深い友情と葛藤を描いた、キミの心を揺さぶる作品です。主人公の躍動感あふれる生き様が、まるで自分のことのように感じさせるんですよ。彼らの仲間たちとの絆、挫折と成長、途切れることない挑戦の連続…全部が読む人の胸を熱くします。そして、思わず涙してしまうような感動のシーンもありますので、泣き虫の方はティッシュの準備をお忘れなく。エネルギッシュなストーリーの中にも、静かな感動が隠されています。一度読み始めたら止まらない、そんな作品です。
『この世は生きる価値がある』
生きることの素晴らしさを斬新な視点で描く、野間児童文芸賞著者新作!
「どうしても、一度、生きてみたいと思ったんだ」
主人公は、人間の世界を知らない「魂」。
ある時、ある中学2年生男子の体に飛び込み、季節がひとめぐりする間だけその子として生きることになる。
聞いて憧れていた世界で、最初は見ること、やること、すべてがキラキラしていたけれど、やがて人と交わるうちに、どうしようもできない苦しい気持ちにも襲われ──。
悩みや痛みに苦しんでも、生きたいと思える日常があることが感動とともに伝わってくる、新しい切り口で青春を描いた物語。
| 作者 | 長谷川 まりる |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | ポプラ社 |
| 発売日 | 2025年06月04日 |
『アリーチェと魔法の書』
野間児童文芸賞受賞作家が新たな魔法界を創り上げた!--アリーチェは、どこの町にも1軒はあるような、ありふれた書店の娘。ところが、夜空に月がのぼるころ、この店をおとずれるのは魔法使いたちだ。店の奥には、この世に1冊しかない《魔法の書》が保管されている。すべての呪文をおさめたこの《本》は、魔法使いならだれもが読めるのではなく、それぞれの属性、能力により、習得可能な呪文以外は白紙にしか見えない。アリーチェたち《守り手》の一族も、魔力を持たないために、この《本》の文字は一切読むことができず、そうして魔法界の均衡は保たれてきた。ところが……。13歳の誕生日の夜、アリーチェの、そして魔法界の運命が回り始めるーー。
| 作者 | 長谷川 まりる/松井 あやか |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 静山社 |
| 発売日 | 2025年04月10日 |
『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』
女子校に進んだわたし。男子の目を気にしなくていい女子校ライフって最高! でも、共学に進んだ大好きな幼なじみには恋人ができたらしい。やっぱり女子校なんて最悪!?(『女子校か共学か、それが問題だ!』小林深雪)
変わり者のわたしは、友達のミッコが好き。ミッコがくれるチョコは夢のように甘いから、いつだってわたしは泣きたくなる。だけどミッコには彼氏もいて、わたしにも事情があって──。(『チョコレートの香りがするね』にかいどう青)
お父さんは悪い人じゃない。でも、一緒にお風呂に入りたがったり、スカートをめくろうとしたり、ちょっと疲れる。そんなある日、クラスメイトのみやびが父親によって暴力を振るわれていることを知ってしまう。私のお父さんなんて、全然マシ?(『チキンとプラム』長谷川まりる)
千歳とつきあっている真結は、「そろそろ隠すのをやめない?」と提案をされ、動揺する。レズビアンだとカミングアウトすることへの不安と、千歳に嫌われてしまうかもしれないという不安。セクシャルマイノリティについての本には、無理にカミングアウトすることないって書いてあったけど……。(『いわないふたり』如月かずさ)
「ピュア」で「コドモっぽい」僕は、みんなのエロ話に付いていけない。急にみんながオトナになってしまったみたいだ。廊下でティッシュだと思ってナプキンを拾ったときも、大騒ぎになった。どうやったらオトナになれるんだろう?(『羽つきスキップ』水野瑠見)
クールな安珠に、どこか憧れる栞。しかし安珠には手のかかるいとこ、咲留がいた。少しずつ二人の事情を知っていくなか、ふと安珠がこぼす。「役に立たないから、期待されないから、廃墟が好き」だと。(『いつかアニワの灯台に』菅野雪虫)
◆ ◆
心と身体を取り巻くあれこれ。「今」を生きる児童文学作家がジェンダーと中学生をテーマに物語をつづります。
六人の児童文学作家のほか、イラストと漫画は『少年ノート』『ヒラエスは旅路の果て』の鎌谷悠希が担当。漫画「Peony」では、ジェンダーがまとう「香り」をみずみずしく表現。
ここでしか読めない、珠玉のアンソロジーです。
| 作者 | 小林 深雪/にかいどう 青/長谷川 まりる/如月 かずさ/水野 瑠見/菅野 雪虫 |
|---|---|
| 価格 | 1430円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2023年05月17日 |
それでもって、この度は選りすぐりの3作品を紹介しました。選ぶ基準はやっぱり「面白い」「印象的」そして「心に響く」。それぞれ異なるジャンルの作品でしたが、皆さんの中に、新たな読書の楽しみを植え付けられたかなと思います。
私自身何度も何度も読み返して、その度に新たな発見をして、ため息をついてしまうような作品ばかりです。一つ一つの作品が、「よくこんなに素晴らしい作品を生み出せるな」と改めて感心してしまいますし、その創造性と想像力には本当に脱帽です。
さて、前述の作品3つはどれも一筋縄では行かない深みがあります。だからこそ、ただページをめくるだけでなく、登場人物たちの心情に寄り添いながら、肌で感じ、考え、想像する。そんな読み方をしていただければ、さらに楽しんでいただけるのではないでしょうか。
思うんですよ、「本って、本当にいいな」と。小説もマンガも、一冊手に取ることでさまざまな場所へトリップでき、さまざまな登場人物たちと出会える。その感動は、一言では言い表せないくらい深いものです。
さあ、皆さん。ここに紹介した作品たちは、豊かな時間とともに彩りを増す宝物のような存在です。今日から皆さんの手元にある彼らと共に、豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。本の世界は無限大。まだまだ知れば知るほど魅力が湧き出してくる。次回も新たなおすすめ作品をご紹介する予定です。楽しみにお待ちくださいね。
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