学芸員を目指すあなたに!役立つ本8選
あなたが学芸員の道を志すなら、この8冊を手に取ってみてください。一部は美術品の価値を見抜くヒントや、展示の工夫について細かに書かれている実用書です。しかし、これだけでは物足りないですよね。学芸員とは何を目指す職業なのか、その哲学を理解するための小説や漫画も含んでいます。古美術商の日常を描いた作品や、学芸員の仕事への情熱を綴ったノンフィクションもオススメ。ドラマチックな物語を楽しむことで、学芸員の仕事への理解を深められるでしょう。これらの一冊一冊が、あなたを理想の学芸員へと一歩ずつ近づけますよ。
『博物館資料保存論 第2版 学芸員の現場で役立つ基礎と実践』
作者 | 石崎 武志 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2024年10月25日 |
『これから学芸員をめざす人のために』
作者 | 杉本,竜,1974- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 創元社 |
発売日 | 2023年07月 |
『学芸員がミュージアムを変える! 公共文化施設の地域力』
「ひと」に寄り添い、「まち」とともに歩む。ミュージアムは成長する。
運営にかかわる者たちも、変わっていくことができる。
変化が新しいミュージアムを創り、ひととまちの変化をもたらす。
博物館、資料館、美術館など、公共文化施設を考える時、地域の魅力を発信する観光資源、経済的な側面を無視することはできない。他方でミュージアムには、「ひと」や「まち」に寄り添い、じっくりと時間をかけて人びとの生き方にかかわり、地域とともに育っていくという側面がある。
本書は、学芸員が自ら変わり、その結果思考と行動が変容し、ミュージアムが変わるとともに、その成果が地域にどう波及するかを考察。特に現場の学芸員によりミュージアムが変わっていくプロセスを浮き彫りにする。北海道大学の「ミュージアム学芸員の企画展制作 〈立案・運営・評価〉 スキル養成プログラム」3年間の成果を、18人の筆者が分担し執筆。 第1部は気鋭の研究者による分析、第2部はミュージアム(博物館、資料館、美術館)の現場を支える「学芸員」たちが執筆した。
本書の主役は「学芸員」たちである。ミュージアムのあり方を考えた場合、学芸員はどのような存在であるべきなのだろうか。
地域が、ひとが、ミュージアムが変わり、成長し、学芸員も学び変わってゆく。利用者の多様なライフコースに寄り添っていける新しいミュージアムの可能性を発見する最新刊。
【編者】
今村 信隆(いまむら・のぶたか)
北海道大学大学院文学研究院特任准教授、博士(文学)
佐々木 亨(ささき・とおる)
北海道大学大学院文学研究院教授
【執筆者】*掲載順
緒方 泉(おがた・いずみ)
九州産業大学地域共創学部教授、博士(文学)
吉田 公子(よしだ・きみこ)
九州産業大学美術館准教授、博士(芸術)
中込 潤(なかごめ・じゅん)
九州産業大学美術館学芸室長、修士(学術)
田中 梨枝子(たなか・りえこ)
京都芸術大学准教授
大原 昌宏(おおはら・まさひろ)
北海道大学総合博物館教授
佐久間 大輔(さくま・だいすけ)
大阪市立自然史博物館 学芸課長
北村 淳一(きたむら・じゅんいち)
三重県総合博物館学芸員
関口 千代絵(せきぐち・ちよえ)
北海道立旭川美術館学芸員
卓 彦伶(たく・げんれい)
北海道大学大学院文学研究科博士後期課程
菊地 雅子(きくち・まさこ)
アトリエクーズガーデン代表、アー…
作者 | 今村 信隆/佐々木 亨 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 水曜社 |
発売日 | 2021年03月27日 |
『博物館のひみつ 保管・展示方法から学芸員の仕事まで』
作者 | 斎藤靖二 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2016年05月18日 |
『博物館と学芸員のおしごと』
この本では、これまで著者が博物館で学芸員として36年間仕事をしてきたことを振り返り、博物館で一生懸命やってきた仕事や十分にできなかった仕事、失敗したことなども含めて再度博物館と学芸員の仕事を整理し、勉強しなおし、さらに最近の博物館や学芸員の仕事の状況なども加えて、学芸員資格取得課程の「博物館概論」のテキストとして利用されることを念頭に執筆しました。
作者 | 柴正博/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 東海教育研究所 |
発売日 | 2023年01月27日 |
『学芸員のための展示照明ハンドブック = Lighting Handbook for Curators in the Museum : 博物館と美術館の照明に役立つポイント』
作者 | 藤原,工 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2014年06月 |
『公立美術館における学芸員の専門性 “人”から考える博物館教育』
学芸員の役割は資料の収集保管から調査研究や教育普及まで多様であるために捉えにくく,蓄積されてきた教育実践には,これまで十分に目が向けられてこなかった。
本書は,研究対象を公立美術館に限定し,その教育機関としての側面に注目しながら,関連する議論や蓄えられてきた実践のみならず学芸員個人の内面に迫ることによって,学芸員像を多面的に描出することを試みている。
序 章 問題の設定
第1部 美術館教育をめぐる議論と制度
第1章 博物館教育論の展開
第2章 博物館教育担当者の専門職論:先例としての英国
第3章 専門職化の要求と博物館教育団体:先例としての米国
第2部 美術館教育の実践
第4章 美術館教育実践の拡大
第5章 公立美術館の発達と民主化の模索
第6章 団体形成と美術館教育研究
第3部 美術館教育の実践者
第7章 美術館教育におけるライフヒストリー研究の意義
第8章 美術館教育の実践者にみる専門性形成
第9章 学芸員の専門性形成過程にみられる特徴
終 章 得られた示唆と今後の課題
作者 | 大木 由以 |
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価格 | 7700円 + 税 |
発売元 | 樹村房 |
発売日 | 2024年02月20日 |
『学芸員の観察日記 ミュージアムのうらがわ』
作者 | 滝登くらげ |
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価格 | 1725円 + 税 |
発売元 | 文学通信 |
発売日 | 2023年02月24日 |
それぞれの作品が、あなたの学芸員としての道程に新たな光を投げかけてくれることでしょう。物語の中からは役職が異なるキャラクターたちの価値観や意囗、苦悩というものを理解することもできます。これはあなたが来館者一人ひとりの視点を尊重し、理解しようとする姿勢につながるのではないでしょうか。
また、中には実際の博物館や美術館の裏側に迫る作品もあります。現場の人々が直面する難問や解決策、心に響く名作の魅力や、展示の運営に込められた想いなどを描いています。文化財の保存や修復、展示企画の進行など、具体的な業務内容を理解し、参考にしていただければと思います。
そして何より、これらの作品群は学芸員の仕事に対する深い愛着と尊敬の念を感じさせます。芸術や文化財を通じて人々に感動を与え、歴史や文化を伝えることの重要性と醍醐味を改めて思い出させてくれるでしょう。
ただし、どんな優れた作品もあくまで参考の一つです。あなた自身が現場で体験し、学び、考えることが一番重要です。小説や漫画に頼りすぎず、自分の頭と心で感じ取ることを忘れてはいけません。
今回紹介した8冊があなたの学芸員への道のお供になることを心より願っております。あなたの道が、芸術や文化が人々の心に語りかける素晴らしい場所を創ることに繋がることを信じています。次の一歩に踏み出す勇気を与えてくれる一冊があったら幸いです。ぜひ、手に取ってお楽しみください。
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