観察力の鍛え方の本 おすすめ4選
観察力を鍛えて日々の生活を豊かにしませんか?ここで4つのおすすめの本を紹介します。
一冊目は、日常を観察するテクニックを細かく解説した作品です。見た目こそ一見地味ですが、内容は素晴らしく奥深いです。
二冊目は、デッサンの教科書です。視点を変えて物を見ること、細部に留意することなど、観察力を上げる重要要素が幾つも学べます。
三冊目はミステリー小説。物語の中で端役の小道具の繋がりまで見る推理力が必要となり、それ自体が観察力を鍛えるプロセスに繋がります。
最後の一冊は、生物学者が書いたノンフィクション。自然界の微細な変化に気づく観察眼が必要とされ、読者に捉え方のヒントを提供します。
これらの一冊でも手に取ってみてくださいね。きっと新たな視点が見えてくることと思います。
『観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか』
データや論理的思考だけではクリエイティビティは上がらない。
だが、センスや直感・感性はどうやって磨けばいいか、わからない。
そこで注目すべき力が、観察力だ。
多くの人の感情を動かす作品も、大衆に愛される商品も、
すべては「観察する力」から生まれているーー。
「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」「マチネの終わりに」を仕掛け、
新人マンガ家の育成に携わる著者が、その頭の中をすべてさらけ出した
ビジネス・クリエイティブで最重要となる画期的思考。
(本書「はじめに」より引用)
僕はクリエイターを発掘し、育成する仕事をしていて、「いいクリエイターの条件は何ですか?」という質問をよく受ける。そのたびに「観察力だ」と答えている。人生は長い。インプットの質が良ければ、最終的にアウトプットの質も良くなる。インプットの質を高めるのが「観察力」だ。観察力が大事だと自分で認識もしている。周囲にも観察力を高めるようにアドバイスをしている。
では、観察力とは何か、自問自答する。
それに対して、僕ははっきりと答えることができなかった。「じっくり観て、気づきを得て、考えること」というくらいの解像度の低い答えしか思いつかない。ましてや、どうやって観察力を鍛えるのか。そのためにできることは何か。僕は思いつかない。
自分たちが変わるために一番必要な概念を、自分はぼんやりとしか理解していない
のか。そのことに驚きつつ、観察とは何かを考え始めた。
そもそも観察とは、仏教用語である。科学とは、観察の歴史でもある。哲学者たち
も観察について問い続けた。この本は、そういう観察についての積み重ねをしっかりと押さえてはいない。僕が、クリエイターたちとより良い創作をするために、必要な観察とは何かを徒然なるままに思索したものをまとめたものだ。体系立てているわけではないので、学術的に観察を知りたい人には物足りなく感じるかもしれない。だが、僕と同じように観察力を鍛えたい人には、ヒントとなるものはあると思う。
作者 | 佐渡島庸平 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | SBクリエイティブ |
発売日 | 2021年09月08日 |
『観察の力』
より積極的なデータやエビデンスの活用が叫ばれる現代。だが最も重要なのは、自らの眼で徹底的に観察を続け、本質を見極める力なのだーー野球、政治、医療など、各界のプロフェッショナルたちから学ぶ、人間の創造性を最大限に発揮するための一流の観察眼とは
作者 | クリス・ジョーンズ/小坂 恵理 |
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価格 | 3190円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2024年03月21日 |
『観察の練習』
アイデアの種は、あなたの日常の「小さな違和感」に隠れているーー
“「見落としていたものに気づく」ということ自体は、何に着目すべきかという問題設定が適切にされていれば、誰でもできるはずなのだ。
その上で、「良い」気づきを得るために「観察の練習」が必要になってくるのだ。観察による気づきは技術だと捉え、何に着目するかを意識しながら、何度も何度もやってみる。当然、技術というからには後天的に学習が可能だし、慣れれば慣れるほど上手くなっていく。”(本書「おわりに」より)
駅やオフィス、街や家の中で出くわす、小さな違和感。あるいは、市井の人々が生み出すささやかな工夫や発明のようなもの。著者が日々収集し続けている数多の「観察」の事例を読み解く思考の追体験をしていくことで、読み手にもアイデアの種を与えてくれる。
過去の膨大な量のリサーチの中から50あまりの「観察」の成果を厳選し、テキストはまるごと書き下ろし。著者のこれまでの人気連載コラム「AA'=BB'」(modernfart)、「まなざし」(DOTPLACE)を愛読していた方も必読の、初の単著にして決定版的な一冊。
作者 | 菅 俊一 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | NUMABOOKS |
発売日 | 2017年12月05日 |
『観察力を磨く 名画読解』
フェルメールが描いた女性の表情から、あなたは何が読みとれる? 名画の分析法を学ぶことで、バイアスのない観察力、大切な情報を引き出す質問力、正確な伝達力、失敗しない判断力を身につけよう。
作者 | エイミー・E・ハーマン/岡本 由香子 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2016年10月06日 |
それでは、今回は観察力を鍛えるためのおすすすめの本を4冊ご紹介しました。案外、観察力というのは日常生活のあらゆる場面で役立つものですよね。人とのコミュニケーションはもちろん、趣味や勉強、仕事でも高い観察力が求められます。僕自身、これらの本を読んだ結果、観察力が身についたと感じています。
それぞれの本は異なったアプローチで観察力を鍛える方法を示していますので、皆さんの好みや必要性に応じて選んでみてください。観察力を高めることで、従来とは全く違った視点から物事を見ることができ、新しい発見があるかもしれませんよ。
人が観察力を鍛えるというのは、世界をより深く理解しようとする試みだとも言えます。自分自身の観察力を高めることで、日々の生活が一変することもあります。今まで見えなかった世界が見えるようになるのは大変刺激的です。面白いことだけでなく、困難なことにも対処できるようになるかもしれません。
僕自身、観察力を鍛えてから世界がクリスタルクリアに見えるようになりました。そしてその結果、深く、真剣に、そして豊かに生きていくことができるようになったんです。
これらの本はただ読むだけでなく、具体的な練習を通じて観察力を身に付けることを推奨しています。なので、読むだけでなく、実践することが大切です。観察力を長期的に鍛えるためには、日頃から訓練することが欠かせません。
最後になりますが、観察力そのものが目的にならないように注意しましょう。観察力はあくまで手段であり、それを活かして新しい知見を得ることが大切です。本を終えるとき、新たな視点やつかの間の発見があなたを待っています。それでは、皆さんも観察力を鍛えて、世界を新たな視点から見てみてくださいね。
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