小説内に宮城県が出てくるおすすめ5選
宮城県が舞台となる小説をご紹介します。まずは、昭和の仙台を舞台に描かれた感動の家族物語。次に、東日本大震災を描いた現代社会に問いを投げかける作品。続いて、松島の美しい風景を背景に繰り広げられる恋愛物語。そして、仙台の名所巡りを楽しめるミステリー小説。最後に、宮城県の伝統と歴史を巧みに描いた歴史ロマン。それぞれの作品が、宮城県の魅力を引き立てています。小説を通じて宮城県を旅する感覚をぜひ味わってみてください。
『気仙沼ミラクルガール』
引きこもりの高三女子・詩織、ミュージシャンの夢破れた三十男・リュー、ヤクザまがいのおっさん・サトケン…。震災の爪痕も生々しい気仙沼に、素人ばかりで結成されたアイドルグループ「ＫＪＨ４９」。ほぼ一カ月の猛練習でデビューステージに立ったはいいけれど、「震災の被害者ヅラしたインチキアイドル」とネットは大炎上、早くも暗雲たれ込めて…。実話をもとにした笑いと涙の感動ストーリー。
| 作者 | 五十嵐貴久 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 幻冬舎 |
| 発売日 | 2016年02月25日 |
『アヒルと鴨のコインロッカー』
【第25回吉川英治文学新人賞受賞】
引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的はーーたった1冊の広辞苑!? そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ！ 注目の気鋭が放つ清冽な傑作。解説＝松浦正人
＊第2位「このミステリーがすごい！ 2005年版」国内編ベスト10
＊第3位 2004年（第1回）本屋大賞
＊第4位「週刊文春」2004年ミステリーベスト10／国内部門
＊映画『アヒルと鴨のコインロッカー』（2007年／中村義洋監督）原作
| 作者 | 伊坂幸太郎 |
|---|---|
| 価格 | 748円 + 税 |
| 発売元 | 東京創元社 |
| 発売日 | 2006年12月 |
『荒地の家族』
| 作者 | 佐藤,厚志,1982- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2023年01月 |
『護られなかった者たちへ』
| 作者 | 中山,七里 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 宝島社 |
| 発売日 | 2021年08月 |
『滅びのモノクローム』
CM制作者・日下（くさか）が骨董市で偶然手に入れた、古いフライフィッシング用のリールとスチール缶。その中から発見した16ミリフィルムの映像をCMに利用しようと考えた日下だったが、そのことが戦時中の封印された犯罪を暴き出し、新たな殺人を引き起こす結果に！？ 第48回江戸川乱歩賞受賞作、待望の文庫化。（講談社文庫）
1本のフィルムが暴く日本人の恥ずべき犯罪！
CM制作者・日下（くさか）が骨董市で偶然手に入れた、古いフライフィッシング用のリールとスチール缶。その中から発見した16ミリフィルムの映像をCMに利用しようと考えた日下だったが、そのことが戦時中の封印された犯罪を暴き出し、新たな殺人を引き起こす結果に！？ 第48回江戸川乱歩賞受賞作、待望の文庫化。
| 作者 | 三浦 明博 |
|---|---|
| 価格 | 680円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2005年08月15日 |
さて、今回は宮城県を舞台または関連地として描く小説を5つご紹介させて頂きました。宮城県を生々しく、素晴らしく描いた各作家の筆致は壮大で、読者をその場所まで連れて行ってくれる力があります。
何もかもが違う地方に引っ越すことも、旅行で坂道を歩くことも、あるいはデートで美しい公園へ行くことも、小説を通じて体験できるんですね。だからこそ、私たちは物語に没頭できるのでしょう。そしてそれぞれの作品が、読者に伝えたい宮城県の魅力は異なります。
温婉さと厳しさ、穏やかさと活気、古代と現代。宮城県のすべてが描かれています。ここまでお読みいただいた皆さまは、これらの作品に興味をそそられたことでしょう。思えば読書は旅行のようなもので、自宅から一歩も出ずとも新たな世界に触れる体験ができます。
そして、これだけの素晴らしい作品が描く宮城県を、実際に訪れてみるのも一つの方法です。架空の物語を現実の風景と照らし合わせることは、きっと別の魅力にも気づかせてくれるはずです。小説に描かれた通りの風景や、想像していた以上の風景に出会えるかもしれませんよ。
何はともあれ、宮城県を描くこれらの作品が、読者の方々にとって新たな視点を提供し、日々の生活に刺激を与えてくれれば嬉しいです。これらの作品が皆様のお気に入りの一冊になることと、心より願っています。何度でも読み返せる一冊は、まさに宝物ですからね。ますます読書が楽しみになること間違いなしですよ。では、次回もまた素敵な作品をご紹介するため、これからも探し続けます。乞うご期待ください。
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