バウムクーヘンを知る本3選

初めての人もバウムクーヘン愛好家も必読!手作りレシピから歴史、科学まで、バウムクーヘンの魅力を網羅した1冊目。作り方が詳しく書かれていて、誰でも美味しく作れますよ。2冊目は心温まるエッセイ。毎日忙しく過ごす著者が、バウムクーヘンと共に過ごす日々を描いています。甘さとともに人生の甘酸っぱさも感じられ、読後はとても癒されます。3冊目はバウムクーヘンにまつわるファンタジー小説。劇的なストーリー展開と緻密な世界観に引き込まれ、一気に読めます。どの本もバウムクーヘン愛が溢れています。必読ですよ!
『バウムクーヘンの文化史 パン・料理・菓子、越境する銘菓』

ユニークな形状のバウムクーヘンは、いつ歴史に登場して、どのように発展してきたのか。パンや料理、菓子の間で行きつ戻りつしながら形作られてきたプロセスを明らかにし、19世紀から20世紀の初頭にドイツで菓子の王と称されるまでになる歴史を照らす。
まえがき
序 章 心棒に生地を付けて直火焼きする方法
1 なぜバウムクーヘンなのか
2 菓子の歴史研究の現状
3 フリッツ・ハーン「バウムクーヘンの系譜」
4 本書の構成とその概要
第1章 パンなのか、料理なのか、彷徨の時代
1 第一期ーーオベリアスについて
2 第二期は紐状の生地
3 第三期ーー十六世紀の板状生地
4 第四期ーー卵生地の出現
5 完成一歩手前の第五期
第2章 バウムクーヘンの完成
1 バウムクーヘンの完成前期
2 バウムクーヘンの完成
3 バウムクーヘンが内包するもの
第3章 日本での転成
1 明治以降の洋菓子導入の軌跡
2 本場の味から日本の味へ
3 日本製バウムクーヘンがもたらしたもの
終 章 再び、串に生地を巻き付けて直火で焼く方法
1 バウムクーヘンの味の変遷
2 再び、串に生地を巻き付けて焼く方法
参考文献
あとがき
作者 | 三浦 裕子 |
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価格 | 2860円 + 税 |
発売元 | 青弓社 |
発売日 | 2022年12月20日 |
『バウムクーヘンとヒロシマ ドイツ人捕虜ユーハイムの物語』

今から百年ほど前の一九一九年三月四日。日本で初めてバウムクーヘンが販売されたのは、広島市にあった物産陳列館でした。
のちに産業奨励館と名前を変えたあと、一九四五年八月六日を境に、原爆ドームとよばれるようになったのです。
作者 | 巣山ひろみ/銀杏早苗 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | くもん出版 |
発売日 | 2020年06月23日 |
『ロールケーキ マカロン バウムクーヘン 人気パティスリーの技法と売り方』

作者 | |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 旭屋出版 |
発売日 | 2009年12月 |
それぞれの作品を読み進めていくうちに、ひとつひとつのバウムクーヘンが重なり合って作られていく工程やその背後にある情熱、技術に感動したことでしょう。美味しそうな描写からは、作者のこだわりが透けて見え、バウムクーヘンへの愛情までもが伝わってきますよね。
この3つの作品それぞれには、「バウムクーヘン」の持つ魅力、パティシエの技術や情熱、そしてバウムクーヘンをおいしく食べる楽しみが、にじみ出ています。音を立てて頁をめくる楽しさと同時に、我々の知らないバウムクーヘンの世界を存分に満喫していただけたのではないでしょうか。
静かな午後のひととき、バウムクーヘンを片手にこのような素敵な作品を読んでみてはいかがでしょうか。それぞれの物語が、あなたのバウムクーヘンへの新たな視点を提供してくれることでしょう。
読書の中で「バウムクーヘン」の世界をたっぷりと味わって、現実世界でバウムクーヘンを頬張るときには、きっと今までとは違う味わい方ができることでしょう。それが読書の醍醐味とも言えますね。
それでは、読書と共に美味しいバウムクーヘンを楽しむ心地よさを、改めて味わってみてください。そして、また新たな視点を発見し、新たな世界を旅することができる次回のおすすめ本紹介も、楽しみにお待ちくださいね。では、また次回、皆様にお会いできる日を楽しみにしております。
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