ショパンに関する本 おすすめ6選 19世紀の天才作曲家
19世紀の天才作曲家、ショパンについて学べる本を6つ厳選しました。彼の作品を描いた小説から、彼自身の苦悩や喜びが詰まった漫画までバラエティ豊かな内容です。やさしく描かれた作品から真摯な物語まで、それぞれがショパンの人間像や音楽観を見せてくれます。どれも心に残る作品ばかりなので、ショパン好きな方だけでなく、ショパンについてもっと知りたいと思っている方にもおすすめです。この特集でショパンの魅力や生涯に触れ、彼の音楽の魅力を再確認してみてください。
『フレデリック・ショパン』
ショパンの芸術と生涯を描いた傑作!
世界中の誰もが知る超一流音楽家フレデリック・ショパンの生涯を、
その友人にして大音楽家であるフランツ・リストが敬愛をもって
書きのこした伝説的名著。72年ぶりの新訳!
リスト自筆の雑誌連載記事の付録つき!
●フランツ・リストとは?
《ラ・カンパネラ》、《愛の夢》など多数の名曲を
生み出した大音楽家である。
◆本書のポイント
・「ピアノの詩人」と評されたショパンの生涯について、彼と生前に
切磋琢磨して「ピアノの魔術師」と呼ばれたフランツ・リスト自ら
書き下ろした、重要な歴史的資料。
・ショパンの死後一年あまりで一気呵成に書き上げられ、ショパン
という友への、フランツ・リストの親愛が詰まった名著。
・19世紀の音楽界にショパンの評価が定着するきっかけとなった
意義深い一冊。
◆邦訳版のポイント
・原著にはない、フランツ・リスト自身が音楽家の地位などについて
語った、当時の『ルヴュ・エ・ガゼット・ミュジカル・ドゥ・パリ』誌
の記事を付録として追加。
・本文中に登場する場面や事項に関連した図版を独自に追加掲載。
・国内では1949年以来、72年ぶりの新訳となる。
◆目次
『フレデリック・ショパン──その情熱と悲哀』
第一章 ショパンの音楽とその様式
第二章 ポロネーズ
第三章 マズルカ
第四章 ショパンの演奏
第五章 芸術家の生活
第六章 ショパンの生い立ち
第七章 サンド夫人
第八章 ショパンの最期
付録 『ルヴュ・エ・ガゼット・ミュジカル・ドゥ・パリ』の記事より
・音楽家の境遇と社会的身分について
・パガニーニの死について
・ショパンの演奏会
作者 | フランツ・リスト/著 八隅裕樹/訳 |
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価格 | 2700円 + 税 |
発売元 | 彩流社 |
発売日 | 2021年08月04日 |
『新装版 フレデリック・ショパン全仕事』
伝記×全作品事典! この1冊ですべてがわかる
オール・イン・ワンのショパン・ガイド、装いも新たに登場!
ピアノ曲はもちろん、協奏曲、室内楽曲、歌曲まで
作曲時のショパンの姿をいきいきと描きつつ、
あらゆる作品を全曲譜例付きで解説。
作品と人生を同時にたどれる読みやすいページ構成!
◎本書「はじめに」より
作品ごとに作曲にまつわるエピソードなど、その時代のショパンに注目すると、
自ずとショパンの人生がたちあらわれてくるのではないかと考えたのが、
本書を執筆した最大の理由である。
主題など作品の構成要素と全体構造を知るとともに、
ほぼ同じページの中で、創造の日々の出来事を知ることができるよう目指している。
彼の作品のように完璧なほどの音響美学は、
創造と生涯の整合性の中で語られてこそ、はじめて理解できるのではないだろうか。
作者 | 小坂裕子/著 |
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価格 | 2800円 + 税 |
発売元 | アルテスパブリッシング |
発売日 | 2019年10月30日 |
『弟子から見たショパン 増補最新版 そのピアノ教育法と演奏美学』
本書は、初版発売以降の約40年にわたる研究成果が反映された第4版に、未刊の原資料を加えた邦訳新版である。
直接の弟子を中心に、同時代の作曲家、演奏家、親しかった人たちなどの証言、楽譜、書簡集などから、疑いの余地のない資料のみを抽出。それらを丁寧に分析しながらピアノ技法とその教育法に対するショパンの考え方を読み取り、それらがどのような音楽的美学的背景から生まれたものかを探っていく。多くの資料に目を通すにつれ、個々の資料の持つ意味がより鮮明に浮かび上がっていくよう、資料類を著者による詳細な注釈とは別に独立した形で提供するという配慮もなされている。
「ショパンの真の意図を知りたい」という著者の強い思いから生まれた“ショパン研究の決定版”!
第一部 技法と様式
■技法の基礎
ピアノ技法の定義/毎日の練習で「純粋な」技法を磨こうとする間違った習慣/技法の練習の種類/楽器に要求される性能ーーピアノのメーカー/毎日の練習、勉強の仕方と時間/ピアノに向かう姿勢と手の位置/柔軟性ということ/手首と手の柔軟性、指の自在な動き/腕や肘の受身的な役割/タッチの習熟、耳の訓練、アタックの多様性、レガート奏法の重要性/指の個性と独立性/指を独立させる5指練習/音階とアルペッジョ、親指のくぐらせ方、均等性/運指法の原理としての、音の均等性と手の静止/トリルの練習/オクターヴ、重音、和音/単音とオクターヴの反復音
■様式の理論
音楽における韻律法と朗唱法、フレージング/ベルカント唱法、ピアノによる朗唱法と充実した響きの手本/レガートとカンタービレ奏法/レガートとカンタービレ奏法に適した運指法/アゴーギク、厳格なリズムとルバート奏法/ルバート奏法と装飾音(即興または記譜された)/ショパンの装飾音の特徴と奏法/演奏が理想とすべき単純さと節度/自然で変化に富んだ演奏/強弱の段階、限りないニュアンスの連続的推移/ペダルの用法/装飾音の奏法/音楽理論の勉強/勉強する曲の形式や特徴の分析/学習計画/エミリエ・フォン・グレッチが勉強した作曲家たち/M.ルボー夫人が勉強した作品/デュボワ=オメアラ夫人が勉強した曲目の一覧表/J.スターリングが勉強したショパンの作品/合奏、連弾、2台のピアノのための作品
第二部 ショパンの作品の解釈
本書に証言が引用されたショパンの弟子の名簿
付録1 フリデリク・ショパン ピアノ奏法草稿
付録2 ショパンの弟子や親しかった人たちが注釈を書きこんだ楽譜
付録3 弟子や親しかった人たちの楽譜で、運指法や注釈の書きこみがある作品
付録4 同時代の人々が捉えたショパンの演奏
作者 | ジャン=ジャック・エーゲルディンゲル/米谷 治郎/中島 弘二 |
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価格 | 6380円 + 税 |
発売元 | 株式会社音楽之友社 |
発売日 | 2020年06月09日 |
『音楽家の伝記 はじめに読む1冊 ショパン』
祖国への思いを胸に音楽で戦った革命家。
作者 | ひの まどか |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス |
発売日 | 2019年12月16日 |
『ショパン』
新しい世代の研究者によるショパン伝
作者 | 小坂裕子/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 音楽之友社 |
発売日 | 2004年03月17日 |
『ショパンその生涯』
作者 | 青沢唯夫 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 芸術現代社 |
発売日 | 2010年06月 |
さて、今回は19世紀に活躍した天才作曲家、ショパンにまつわるおすすめの本を6選ご紹介しました。ピアノに対する情熱、恋愛模様、生涯を通じて引き続き影響を与え続けた作曲活動など、ショパンの魅力溢れるエピソードが詰まった本たちです。
物語の中には、音楽の力だけでなく、その人間性に触れ、感動するものや、ショパンの音楽がどのように誕生したのか、または音楽界に与えた影響を理解しやすいように描かれているものもあります。それぞれの作品からは、異なる視点からショパンを理解できます。
音楽が好きでなくても、人間ドラマとして十分楽しめる作品ばかりです。ショパンを更に深く知りたいと思っている方、音楽に興味がある方、またはただよい物語を読みたいという方にもオススメです。
実は、ショパンのように芸術の世界に身を捧げた人々の生き方や思考は、私たちの日々の生活にも大いに役立ちます。名曲の裏に隠された波乱万丈なストーリーから、何か自分たちの生活の教訓を見つけることができるでしょう。
この素晴らしい本たちを通じて、ショパンの人生や音楽を五感で感じ、心を奮い立たせてみてはいかがでしょうか。それぞれの作品や登場人物から感じ取れる、芸術を愛する心や生涯を捧げた情熱、人々に感動を与える作品を創ることの素晴らしさ。それらは今もなお世界中の人々を勇気づけ、心を奮い立たせています。
最後になりましたが、読書と同時にショパンの音楽もぜひお楽しみいただけたらと思います。本と音楽を合わせることで、より深みのある体験ができるでしょう。ショパンの音色が、読んだことを体験したかのように、更にリアルに感じてもらえますよ。それを機に、クラシック音楽の世界にも興味を持ってもらえたら幸いです。
これからも素晴らしい作品を通じて、読書の楽しみを提供し続けてまいりますので、どうぞお付き合いください。
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