ニューヨークの歴史を学べる本4選
海外生活の魅力にせまる一冊目は、ニューヨークの豪華なマンションで繰り広げられる一家の生活を描いた作品。そこには、煌びやかな一方で厳しいニューヨークの歴史や文化が生き生きと描かれています。二冊目は、19世紀の移民達の人間ドラマ。彼らが通った苦難と成功を通じて、ニューヨークが持つ多様性と包容力が垣間見えます。三冊目は、ダウンタウンの飲食店を舞台に、さまざまな人種や文化が交錯する様子を楽しく描いた一作。最後の一冊は、街の目まぐるしい変化をつづった歴史小説。これらの作品を通じて、リアルなニューヨークの歴史を５感で体験できますよ。
『紐育 ニューヨーク! ―歴史と今を歩く (集英社新書)』
| 作者 | 鈴木 ひとみ |
|---|---|
| 価格 | 1円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 |
『ニュ-ヨ-ク歴史紀行 「中国迷」のマンハッタン漫歩』
小栗上野介忠願、岩倉使節団、テレサ・テン、司馬遼太郎…、「一つの中国」とは何か、台湾とは何か…。ヴロードウェイを歩きつつ、アメリカ史を紐解きながら、中国、台湾、日本など「アジア」が歩んだ「近代」を問う。
| 作者 | 榛名亮 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 日中出版 |
| 発売日 | 1997年03月 |
『ニューヨーク地下都市の歴史』
世界の最先端を走る大都市ＮＹは、その歴史遺産の保持には目もくれず、破壊と構築を繰り返しながら発展してきた。しかし、地上でのめまぐるしい変化をよそに、高層ビル群の鏡面世界に築かれた地下の巨大建造物は、静かに過去を守り続けている。開拓者たちの遺跡、水道管や地下鉄をめぐる激しい利権闘争の名残り、禁酒法時代のもぐり酒場（スピークイージー）、怪し気な実験が行われたコロンビア大学の地下ホール、それらの廃坑をねぐらとする「モグラびと」たちの生活の痕跡、そして９．１１同時多発テロによる新たな都市の埋葬…実は地中にこそ、新旧とりまぜた生々しい歴史の証言が残されているのだ。地下世界を「遊び場」としてその隅々を知る著者が、数々のエピソードに約２００点の図版を交え、忘れ去られた歴史の真相を掘り起こす。
| 作者 | ジュリア・ソリス/綿倉実香 |
|---|---|
| 価格 | 4180円 + 税 |
| 発売元 | 東洋書林 |
| 発売日 | 2011年07月 |
『ニューヨークを読む 作家たちと歩く歴史と文化 (中公新書)』
| 作者 | 上岡伸雄 |
|---|---|
| 価格 | 902円 + 税 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2014年07月11日 |
それぞれ異なる視点からニューヨークの歴史を描いた今回ご紹介した4作品。ストーリー自体の面白さだけでなく、その背景に流れる時間や時代背景に思いを馳せながら読むと、一層深みのある読書体験が味わえますよ。
この街が幾多の困難を乗り越えて成長してきた様子、多様な文化や価値観が交錯してステキなモザイクを描いている様子、そしてこれからもきっと変わっていくであろう未来の風景。それらを多角的に感じ取れる作品たちですから、読み終えた後も余韻がいつまでも心に残ることでしょう。
各作品がそれぞれ異なる時代のニューヨークを取り扱っているため、まるでタイムスリップしたような感覚を楽しむこともできます。一冊一冊を手に取り、ページをめくるごとに新たなニューヨークの歴史や文化に触れることで、まるでその場所に自分自身がいるかのようなリアリティを感じられるはずです。
また、「歴史」と聞くと敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、これらの作品はそれぞれ独自の物語として作られているので、楽しみながら知識を深めることができます。まさにエンターテイメントと教養の両方を兼ね備えた優れた作品群だと言えるでしょう。
今回ご紹介した作品を通じて、ニューヨークの過去から現在、そして未来への多彩な風景に触れ、更なる探求心が湧き上がることを願います。さあ、あなたもユニークなニューヨークの旅へ出発しましょう。きっと新たな発見と感動があなたを待ち受けていますよ。
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