山本文緒の小説 おすすめ8選 ドラマ化作品も♪
山本文緒さんの小説は、人間の深層心理や複雑な人間関係を繊細に描写した作品が多く、一度読み始めると止まらない魅力があります。リアルな登場人物たちの生き様に、読者自身が惹きつけられる感動を味わえますよ。また、彼女の作品はドラマ化されることも多く、原作を読んだ後にドラマ版を観るのもオススメです。視覚的に楽しむ誰もが共感できるストーリーは、きっと心に深く残るはず。ここではその中から特に読むべき8作を厳選してご紹介しますね。
『自転しながら公転する』
作者 | 山本,文緒,1962-2021 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2022年11月 |
『ばにらさま』
モテない僕の初めての恋人は、白くて細くて、手が冷たくて(「ばにらさま」)。自分勝手な親友から持ちかけられた同居を、私は決して断れない(「菓子苑」)。かつての同級生が私に遺した意外なものとは(「子供おばさん」)。日常の風景がガラリと一転するー光と闇に圧倒される戦慄の6編。著者最後の作品集。
作者 | 山本 文緒 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2023年10月11日 |
『あなたには帰る家がある』
作者 | 山本,文緒,1962-2021 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川グループホールディングス |
発売日 | 2013年06月 |
『恋愛中毒』
もう神様にお願いするのはやめよう。-どうか、どうか、私。これから先の人生、他人を愛しすぎないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。哀しい祈りを貫きとおそうとする水無月。彼女の堅く閉ざされた心に、小説家創路は強引に踏み込んできた。人を愛することがなければこれほど苦しむ事もなかったのに。世界の一部にすぎないはずの恋が私のすべてをしばりつけるのはどうしてなんだろう。吉川英治文学新人賞を受賞した恋愛小説の最高傑作。
作者 | 山本 文緒/角川書店装丁室 |
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価格 | 691円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2002年06月25日 |
『ブルーもしくはブルー』
高収入の夫と都心の高級マンション。誰もが羨む暮らしを送る蒼子だったが、夫との関係は冷め満ち足りぬ思いを抱えていた。旅行中、偶然立ち寄った博多の街中で昔の恋人・河見を見かける。彼に寄り添っていたのは自分そっくりの、もう1人の「蒼子」だった!名前も顔も同じなのに全く違う人生を送る2人。互いへの好奇心と羨みを感じて、1ヵ月だけ生活を入れ替わってみることにするが…。読みだしたら止まらない、驚愕の展開!
作者 | 山本 文緒 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年05月21日 |
『パイナップルの彼方』
父親のコネで入った信用金庫で安定した収入を得、趣味のイラストで副業もこなし、実家を出た1人暮らしの部屋には優しい恋人が訪ねてくる。上司や同僚ともうまくやり、居心地のいい生活に満足する深文だったが、1人の新入社員の女性が配属された時から、ゆっくりと周囲のバランスが壊れていく…。毎日、現実から逃げたいと思っていても、実際に逃げ出したりはしない。そんな誰もが抱える日常を見事に描き出した長編小説。
作者 | 山本 文緒 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年01月21日 |
『群青の夜の羽毛布』
24歳になっても、さとるの門限は夜10時だ。学校教師の母には逆らえない。スーパーで知り合った大学生・鉄男と付き合い始めても、さとるは母を怖れていた。屈託の無い笑顔、女性に不自由したことのない鉄男は、少し神経質なさとるに夢中だった。だが、さとるは次第に追いつめられていく。家族が恋を、踏みつけるー。このまま一生、私はこの家で母と暮らすのだろうか。さとるの家で鉄男が見たものはー。息詰まる母子関係を描く。
作者 | 山本 文緒 |
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価格 | 616円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2014年01月25日 |
『なぎさ』
故郷を出て佐々井と二人、久里浜で暮らす冬乃のもとに、連絡を絶っていた妹・菫が転がり込んできた。一方、芸人に挫折し会社員となった川崎は、勤め先がブラック企業だと気付いていた。だが上司の佐々井はどこ吹く風で釣り三昧。妹の誘いでカフェを始めることになった冬乃だが、夫に言い出せずにおりー。小さな秘密が家族と暮らしに変化をもたらしてゆく。生き惑いもがきながらも、人生を変えてゆく大人たち。傑作長篇!
作者 | 山本 文緒 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2016年06月18日 |
さて、今回は多彩な感情を揺さぶる数々の作品を生み出してきた山本文緒さんの小説をご紹介しました。この場を借りて、ドラマ化もされた彼女の作品群に、改めて光を当ててみました。それぞれの作品が、読む人の心を深く掘り下げ、人間の心情や社会問題に対する鋭い洞察力を見せつけてくれます。
物語の舞台はたいてい現代日本で、親子の絆、恋愛、夫婦関係など、身近なテーマを通じて、私たちが日常で感じるさまざまな情感や葛藤を描き出しています。とても繊細で、時として切ない表現には胸が痛むこともしばしばですが、その一方で、人間の強さや温かさも垣間見る事ができます。感情の起伏が大きく、リアルな登場人物たちの言動は、目を背けたくなるような事実を直視させることで、読者を成長させてくれます。
山本文緒さんの作品は、語り口がとても自然で、まるで友達が隣で話しているような気分にさせてくれます。それは彼女の作品が持つ大きな魅力の一つでしょう。そして、その中に織り込まれる心の機微を描き分ける彼女の筆力は、私たちを現実から少し離れた空間に誘います。そこは時に厳しく、また時に優しく、いつも私たちを温かく包んでくれるのです。
今回ご紹介した8作品の中からも、あなたの心に響くものがきっと見つかるでしょう。まだ読んだことがない方は、ぜひとも手に取ってみてください。既に読んだ方も、再読することで新たな発見があるかもしれませんよ。では、心地良い読書タイムをお過ごしください。どの作品も得られる学びや感動があるはずです。これからも山本文緒さんの世界を一緒に楽しんでいきましょう!
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