山本文緒の小説 おすすめ8選 ドラマ化作品も♪
山本文緒さんの小説は、人間の深層心理や複雑な人間関係を繊細に描写した作品が多く、一度読み始めると止まらない魅力があります。リアルな登場人物たちの生き様に、読者自身が惹きつけられる感動を味わえますよ。また、彼女の作品はドラマ化されることも多く、原作を読んだ後にドラマ版を観るのもオススメです。視覚的に楽しむ誰もが共感できるストーリーは、きっと心に深く残るはず。ここではその中から特に読むべき8作を厳選してご紹介しますね。
『自転しながら公転する』
作者 | 山本,文緒,1962-2021 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2022年11月 |
『ばにらさま』
伝説の直木賞受賞作『プラナリア』に匹敵する、中毒性の高い短編小説集。①「ばにらさま」 僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい……。②「わたしは大丈夫」 夫と娘とともに爪に火をともすような倹約生活を送る私。③「菓子苑」 気分の浮き沈みの激しい女友だちに翻弄されるも、放って置けない。④「バヨリン心中」 余命短い祖母が語る、ポーランド人の青年をめぐる若き日の恋。⑤「20×20」 主婦から作家となった私は、仕事場のマンションの隣人たちと……。⑥「子供おばさん」 中学の同級生の葬儀で、遺族から形見として託されたのは。以上6編を収録。日常の風景の中で、光と闇を鮮やかに感じさせる凄み読み進むうちにぞっと背筋が冷えるような仕掛け「えっ」と思わず声が出るほど巧みな構成二度読み必至! 引きずり込まれる魅力満載の山本文緒文学!2021年10月に惜しくも死去した著者最後の小説集。
作者 | 山本文緒/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2023年10月11日 |
『あなたには帰る家がある』
家を建て直そうか。新しい書斎、広い台所。そうすれば家族はもっと幸福になるに違いない。学校教師の茄子田太郎は、住宅展示場で営業マン・秀明と出会う。一方、秀明の妻・真弓ががむしゃらに手に入れた家庭は、天国ではなかった。子供は好きだけど、もし自分が夫と同じくらい稼げたら?“たまには憂さ晴らしをする権利”だってほしい。そうだ、働こう。二組の家族の、運命の歯車が動き出す!家族の幸福を問う、極上小説。
作者 | 山本 文緒 |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2013年06月21日 |
『恋愛中毒』
ーーどうか、どうか、私。これから先の人生、他人を愛しすぎないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。水無月の堅く閉ざされた心に、強引に踏み込んできた小説家の創路。調子がよくて甘ったれ、依存たっぷりの創路を前に、水無月の内側からある感情が湧き上がってくるーー。世界の一部にすぎないはずの恋が、私のすべてをしばりつけるのはどうして。恋愛感情の極限を抉り出す、戦慄のベストセラー小説。直木賞作家の原点。
作者 | 山本 文緒/角川書店装丁室 |
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価格 | 691円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2002年06月25日 |
『ブルーもしくはブルー』
作者 | 山本,文緒,1962-2021 |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年05月 |
『パイナップルの彼方』
父のコネで都会の信用金庫の人事部に勤める深文は、安定した仕事の中で同性の先輩ともうまく付き合い、恋人との関係も良好で満足していた。居心地いい生活、それはずっと続くと思っていたのに。ある日、1人の女性新人社員が配属されたことで、周囲のバランスがゆっくり崩されていく。そして起きた、ある小さな出来事を気掛けに世界はすっかり瓦解の一途をたどる……。
すべてがダメになったと思ったら、何もかも捨てて南の島へ飛んでパイナップル工場で働けばいい。そんな決して実現しない妄想が「私」を救ってくれることもある。中毒性があり! 山本文緒の筆致が冴えわたる、誰もが共感できる「私」の物語。(解説:彩瀬まる)
目次
パイナップルの彼方
あとがき
解説 彩瀬まる
作者 | 山本 文緒 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年01月21日 |
『群青の夜の羽毛布』
ひっそり暮らす不思議な女性に惹かれる大学生の鉄男。しかし次第に、他人とうまくつきあえない不安定な彼女に、疑問を募らせていきーー。家族、そして母娘の関係に潜む闇を描いた傑作長篇小説。
作者 | 山本 文緒 |
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価格 | 616円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2014年01月25日 |
『なぎさ』
故郷を飛び出し静かに暮らす同窓生夫婦。夫は毎日妻の弁当を食べ、出社せず釣り三昧。行動を共にする後輩は、勤め先がブラック企業だと気づいていた。家事だけが取り柄の妻は、妹に誘われカフェを始めるが。
作者 | 山本 文緒 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2016年06月18日 |
さて、今回は多彩な感情を揺さぶる数々の作品を生み出してきた山本文緒さんの小説をご紹介しました。この場を借りて、ドラマ化もされた彼女の作品群に、改めて光を当ててみました。それぞれの作品が、読む人の心を深く掘り下げ、人間の心情や社会問題に対する鋭い洞察力を見せつけてくれます。
物語の舞台はたいてい現代日本で、親子の絆、恋愛、夫婦関係など、身近なテーマを通じて、私たちが日常で感じるさまざまな情感や葛藤を描き出しています。とても繊細で、時として切ない表現には胸が痛むこともしばしばですが、その一方で、人間の強さや温かさも垣間見る事ができます。感情の起伏が大きく、リアルな登場人物たちの言動は、目を背けたくなるような事実を直視させることで、読者を成長させてくれます。
山本文緒さんの作品は、語り口がとても自然で、まるで友達が隣で話しているような気分にさせてくれます。それは彼女の作品が持つ大きな魅力の一つでしょう。そして、その中に織り込まれる心の機微を描き分ける彼女の筆力は、私たちを現実から少し離れた空間に誘います。そこは時に厳しく、また時に優しく、いつも私たちを温かく包んでくれるのです。
今回ご紹介した8作品の中からも、あなたの心に響くものがきっと見つかるでしょう。まだ読んだことがない方は、ぜひとも手に取ってみてください。既に読んだ方も、再読することで新たな発見があるかもしれませんよ。では、心地良い読書タイムをお過ごしください。どの作品も得られる学びや感動があるはずです。これからも山本文緒さんの世界を一緒に楽しんでいきましょう!
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