読書で楽しむ演歌【おすすめ10冊】
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あんなに流行ったあの有名な大河小説も、実は演歌に由来があるんですよ。人間模様を描いた切ない歌詞がストーリーと密接に繋がっていて、読んでいて思わず涙がこぼれること間違いなしです。また、時代背景を重視した作品も多数。物語の舞台となる風景や人々の生活を、演歌が彩ります。塩辛い人間関係も演歌の歌詞的に表現されてて、これぞ日本文化、って感じがしますよね。詩情あふれる物語を求める方には、こっちの作品は絶対おすすめ。とにかく演歌好きには堪らない、そんな一冊になってます。さあ、読書で演歌の世界へ旅立とう!
『創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』
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「演歌は日本の心」と聞いて、疑問に思う人は少ないだろう。落語や歌舞伎同様、近代化以前から受け継がれてきたものと認識されているかもしれない。ところが、それがたかだか四〇年程度の歴史しかない、ごく新しいものだとしたら?本書では、明治の自由民権運動の中で現われ、昭和初期に衰退した「演歌」-当時は「歌による演説」を意味していたーが、一九六〇年代後半に別な文脈で復興し、やがて「真正な日本の文化」とみなされるようになった過程と意味を、膨大な資料と具体例によって論じる。いったい誰が、どういう目的で、「演歌」を創ったのか。
作者 | 輪島裕介 |
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価格 | 1045円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2010年10月 |
『演歌作詞入門 時代に学ぶポイントとコツ』
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演歌の歌詞が書けるようになる、実践的な作詞入門書。演歌が流行した時代と背景、ジャンルの立ち位置などを踏まえ、歴史を紐解きながら、演歌の歌詞の特徴を学ぶ。ポップスを中心に作詞をする現役の作詞家・作詞講師である著者が、ポップスとの違いを交えつつ、演歌特有の作詞方法を解説。現代の視点から新たな切り口で作詞術を展開する。「プロット作成」や「推敲」、効果的な「表現技法」など、演歌の作詞に欠かせないポイントのほか、演歌の3つの要素「艶歌」「縁歌」「俺歌」と、3つのタイプ「遠歌」「炎歌」「怨歌」を軸にした、著者ならではの作詞へのアプローチも紹介。演歌の歴史を学びながら演歌の作詞術が身につく一冊。
作者 | 昆 真由美 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | スタイルノート |
発売日 | 2025年01月15日 |
『演歌の上達法とカラオケのコツ 「こぶし」や「ビブラート」もマスター!/DVD付き』
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演歌、カラオケをうまく歌いたい人必携の1冊
「演歌」が上手になる本です。「こぶし」「しゃくり」といった、よく耳にするけれど具体的にはわかっていない人も多い演歌を歌うための必須テクイックをメインに「演歌の技巧」をシンガー兼講師の著者が説明します。DVD付属なので、演歌上達のポイントが譜面の読めない方でも耳と目で理解できます。カラオケ指導協会の特別教授でもある著者ならではの、カラオケで演歌をうまく聞かせる裏技も満載です。
作者 | 鈴木ミチ |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | リットーミュージック |
発売日 | 2017年12月 |
『日本を元気にする!演歌漫画 演歌は日本の心』
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未だ熱狂的なファンが多い演歌界の中でも、日本を代表する
演歌歌手の坂本冬美・水森かおりや、演歌界の貴公子・山内惠介のエピソードを
コミカライズした初の本格演歌コミック!
作者 | 工藤 晋/中西 やすひろ |
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価格 | 715円 + 税 |
発売元 | 少年画報社 |
発売日 | 2022年10月24日 |
『演歌よ今夜も有難う 知られざるインディーズ演歌の世界』
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ヒップホップやロックだけじゃない、演歌にもインディーズがある。カラオケスナックで、健康ランドで、時には路上でー。今日も熱きコブシを震わせる、17とおりの演歌人生劇場。
作者 | 都築響一 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2011年06月 |
『哀愁の演歌 昭和21年からの流行歌・歌謡曲』
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「リンゴの唄」から最新「また君に恋してる」まで全118曲。
作者 | 野ばら社/久保昭二 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 野ばら社 |
発売日 | 2010年12月 |
『平成の演歌大全集 デュエット編 唄い方記号付き楽譜&歌詞』
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作者 | |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 全音楽譜出版社 |
発売日 | 2019年04月 |
『目が見えない演歌歌手』
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作者 | 清水博正 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 山中企画 |
発売日 | 2017年04月 |
『生きるチカラ 筋ジストロフィーの演歌歌手 木田俊之の半生』
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東北・青森のリンゴ農家に生まれた、筋ジストロフィーの演歌歌手・木田俊之の半生。
妻の助けのもと車椅子で歌い続ける姿は「いのちあるかぎり 木田俊之物語」として映画化された。
作者 | 白岩 英也/伊藤 進司 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 人間社 |
発売日 | 2017年04月30日 |
『超初級 「コード3つ」からはじめる! 楽々ウクレレ弾き語り60 〜演歌・昭和歌謡編〜』
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作者 | |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス |
発売日 | 2017年04月16日 |
今回は、演歌がテーマの小説や漫画を紹介させていただきましたが、それぞれの作品が歌詞に込められた情感やストーリーの奥深さを伝えてくれることでしょう。どの作品も心に残るものばかりで、演歌を通じて見えてくる人間ドラマや感動が胸に刺さって、思わず涙してしまうこともあるかもしれませんね。
演歌は魂の歌とも言えるもの。その世界を文章や絵で表現するというのは、それ自体が素晴らしい芸術だと思います。それぞれの作者の視点や解釈によって、歌詞一つをとっても捉え方が変わる。ただ単純に歌っているだけではなく、背景や人物の心情、物語の流れなどを考えながら読むのは、また一般の演歌観賞とは違った楽しみ方になります。
そして、演歌好きでなくても楽しめるのが魅力です。誰もが一度は耳にしたことがある演歌のフレーズが、物語の中でどのように描かれているのか読んでみてはいかがでしょうか。また、あまり演歌に馴染みがなかったという方も、これらの作品を通じて新たな視点を持つきっかけになれば幸いです。
しっとりとした雰囲気のある演歌ですが、その背後に隠された様々な想いやストーリーをこのように形にすることができる作品は、きっと読む方の心に深く響くことでしょう。異なるメディアを用いて、演歌という日本の伝統文化を再解釈したこれらの作品を通じて、ぜひ演歌の世界を深く探ってみてください。
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