楠木正成に関する本 おすすめ6選 鎌倉時代末期から南北朝時代の武将
楠木正成といえば、日本史の中でも名高い武将ですよね。勇敢かつ英知に富み、一途な信念を貫いた、その生き様は多くの人を魅了してきました。今日ご紹介するのは、そんな楠木正成に焦点を当てた本の中から、特におすすめの6冊です。歴史好きはもちろん、そうでない方にも楽しめる作品が揃っています。ノンフィクションの評伝から、楠木正成を主人公にした架空の物語まで幅広く取り揃えています。鎌倉時代末期から南北朝時代にかけての turbulentな時代背景と絡めて描かれた彼の人生は、一読の価値ありです。いずれの作品も、読むことで正成の人間性や歴史への深い洞察を得ることができるでしょう。
『楠木正成 知られざる実像に迫る』
南北朝時代の武将楠木正成、『太平記』に描かれたその生き様は、後世の人々に大きな影響を与えた。笠置伺候、千早城の戦い、桜井の駅父子訣別、湊川の戦い。しかし、その記述と史実とは合致するのか。
最近の文献史学の成果をもとに楠木正成の実像にせまり、さらに彼が拠点とした千早赤阪村周辺での人々の顕彰活動の記録をまとめた。正成の実像と現在にいたるまでの受容を知るための一冊。
はじめに(森口芳樹)
楠木正成の実像に迫る(生駒孝臣)
はじめに
1.楠木氏の出自と正成の実像
1-1.楠木氏の居館/1-2.楠木氏の系譜/1-3.楠木氏の名字の地/1-4.駿河国の楠木村/1-5.楠木氏は得宗被官か/1-6.楠の木の根/1-7.楠木氏と河内/1-8.正成の様々な「顔」/1-9.正成は「悪党」か/1-10.畿内武士としての正成
2.楠木正成の挙兵
2-1.後醍醐天皇の倒幕計画/2-2.『太平記』の後醍醐天皇と正成との出会い/2-3.後醍醐天皇と正成/2-4.正成と畿内の武士/2-5.赤坂城での挙兵
3.正成の再挙と鎌倉幕府の滅亡
3-1.後醍醐天皇の隠岐への配流/3-2.正成の再挙兵/3-3.河内・和泉での連戦/3-4.四天王寺での戦い/3-5.宇都宮公綱の下向/3-6.千早城の攻防/3-7.後醍醐天皇の隠岐脱出
4.建武の新政と正成
4-1.後醍醐天皇の帰京/4-2.正成への恩賞/4-3.建武政権における正成の位置
5.建武政権の崩壊
5-1.護良親王の失脚/5-2.相次ぐ反乱/5-3.京都攻防戦/5-4.京都での正成の屋敷/5-5.尊氏の都落ち
6.正成の最期
6-1.正成の諫言/6-2.尊氏の再起/6-3.桜井の別れの虚実/6-4.湊川合戦/6-5.正成と尊氏/6-6.南北朝時代の到来
おわりに/楠木正成関係略年表
楠公顕彰と千早赤阪村(尾谷雅比古)
はじめに
1.江戸期の顕彰
1-1.領主石川氏の顕彰/1-2.貝原益軒『南遊紀行』/1-3.『河内屋可正旧記』/1-4.南木明神社の楠公五〇〇年忌
2.明治前期の顕彰
2-1.堺県知事小河一敏の建白/2-2.楠大神社の修復/2-3.大久保利通と楠公誕生地/明治後期の顕彰/2-4.楠氏紀勝会/2-5.楠公誕生地保勝会
3.大正期
3-1.皇族の来訪/3-2.楠公顕彰會の設立
4.昭和前期
4-1.建武中興関係史蹟指定/4-2.楠公六百年祭と楠公史蹟河南八勝会/4-3.楠公遺蹟顕彰道路/4-4.大楠公六百年記念塔(通称奉建塔)の建設/4-5.存道館の建設
おわりに/近代楠公顕彰年譜
編集後記(林秀治)
| 作者 | 千早赤阪楠公史跡保存会/生駒孝臣/尾谷雅比古 |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 批評社 |
| 発売日 | 2021年10月20日 |
『教科書が教えない楠木正成』
日本が失った「滅私奉公」を発掘。戦後、墨塗され、教科書から消えた正成。彼は何のために大軍と戦ったか。
| 作者 | 産経新聞取材班 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 潮書房光人新社 |
| 発売日 | 2019年08月 |
『楠木正成 「大義」に生きた武将の実像 (PHP文庫)』
| 作者 | 土橋 治重 |
|---|---|
| 価格 | 477円 + 税 |
| 発売元 | PHP研究所 |
| 発売日 | 2015年08月07日 |
『建武中興と楠木正成の真実』
楠木正成の子孫である山下弘枝が、語られていなかったその真実の姿を記す
| 作者 | 山下弘枝 |
|---|---|
| 価格 | 1870円 + 税 |
| 発売元 | 青林堂 |
| 発売日 | 2023年02月25日 |
『楠木正成 上』
| 作者 | 北方,謙三,1947- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2022年02月 |
『楠木正成 河内熱風録』
河内の民と土地と楠木一党の仲間たち、そして家族をこよなく愛した
戦さの天才・楠木正成が駆け抜けた熱き戦いの五年間。
イキのいい河内弁を駆使する人情味あふれる姿で描かれた歴史小説!
「いうとくけど、わしは損得で動かんのじゃ!」(薄笑いを浮かべる足利尊氏に向かって)
鎌倉幕府と戦い、後醍醐新政を支え、寝返った足利尊氏と闘い抜いて壮絶な最期をとげた楠木正成の、下赤坂城の戦いから千剣破(千早)城の戦い、湊川の戦いまでの五年間。弟・正季や恩地左近ら楠木一党とともに寡兵で大軍に立ち向かい、奇想天外な戦術で次々と勝利をおさめた無敵の戦術家。だが、ただ「忠臣」「軍神」としてではなく、郷土・河内の民と土地と楠木一党の仲間たち、そして家族をこよなく愛した男として、あふれんばかりの人情味に満ちた楠木正成の姿が生き生きと描かれる。熱き一冊!
装画:ヤマモトマサアキ
序 章 望楼の男
第一章 河内の土ン侍
第二章 笠置山
第三章 坂東武者
第四章 大塔宮
第五章 炎上
第六章 雌伏
第七章 瀧覚
第八章 築城
第九章 吉野山
第一〇章 蜂起
第一一章 四天王寺
第一二章 千剣破城緒戦
第一三章 千剣破城合戦
第一四章 喰えぬ男
第一五章 寝返り
第一六章 討幕
第一七章 宮仕え
第一八章 齟齬
第一九章 騒乱
第二〇章 都合戦
第二一章 足利敗走
第二二章 死命
終 章 郷夢
| 作者 | 増田 晶文 |
|---|---|
| 価格 | 3080円 + 税 |
| 発売元 | 草思社 |
| 発売日 | 2023年09月01日 |
以上となります、この度紹介させていただいた6つの作品は全て、楠木正成を主人公にした物語ばかり。各作家の視点、解釈を内包しつつも、この壮大な戦国時代に命を捧げた一人の勇士の生き様を巧みに描いています。
それぞれの目元に宿る切なさ、洒落にならないほどの真剣さ、そういったものが伝わってくる作品ばかりです。楠木正成の英雄性、そしてその人間性が露わになる一方で、時代背景や人間関係の複雑さなども、まるで実際に当時を目の当たりにしているかのように綴られています。
私たちが現代に生きる以上、完全にその時代の感情を理解することは難しいかもしれません。ただ、これらの作品を通して、一部でも彼の心情や時代背景を感じ取ることができれば、それは大変貴重な体験と言えるでしょう。
各作品とも心の琴線に触れる瞬間が必ずあります。楠木正成に関する本だからこそ、感じ取ることができる歴史の重みや人間の生き様に、きっと心を打たれるはずです。もしまだ読んだことがない方は、ぜひ手に取ってみてください。彼の生き様を通じて、自身の胸に何が響くのか探ってみてはいかがでしょうか。
そしてすでに読んだことがある方は、再び読み返してみるとまた違った発見や感動があります。さあ、楠木正成という一人の人間と、時代を超えて対話してみませんか。
ともあれ、この度は楠木正成に関するおすすめの6作品を紹介させていただきました。いずれも素晴らしい作品ばかりですので、きっと皆さまの読書時間に新たな魅力と深みを加えてくれるはずです。どうぞ、お楽しみくださいね。
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