日本の鉄道の歴史がわかる本 おすすめ5選
こんなにも変遷してきた、私たちの「日本の鉄道」。その栄光と挫折が一冊に凝縮された本を5つ、ここにご紹介します。最初の一冊は、明治から昭和初期までの勃興の歴史が詳細に描かれています。鉄道開業の苦しさ、それを支えた人々の情熱が感じられます。2冊目はバブル時代の華麗なる過去を描いており、当時の煌びやかさを見ることができます。3冊目は戦後の復興から高度経済成長期の鉄道発展の実態を追い、身近な改革の裏側も見せてくれます。4冊目は新幹線誕生の物語。画期的な技術と情熱の結晶が綴られています。そして最後の一冊は地方鉄道の魅力&現状を詳しく解説、心温まるエピソードも満載です。これらを読めば、日本の鉄道がこれまでどう生きてきたのか、その全貌が見えてくるでしょう。
『図解と写真でわかる 教養が身につく! 日本の鉄道150年史』
2022年は鉄道開業150年。鉄道開業から戦前の国鉄黄金時代、戦後復興の立役者としての鉄道、そしてブルートレインと特急こだま号、新幹線の登場、国鉄民営化と現代の鉄道の一つのかたちなどを年代を追って、写真や図表を交えて解説。鉄道史のこぼれ話も折りこみ、正史に迫る。読者を感心させる良質な鉄道史。
本書の内容
第1章 汽笛一声! 鉄道開業
黒船来航! 蒸気車模型との出会い
日本初が新橋ー横浜間に至った理由
海上築堤を優雅に走った陸蒸気
鉄道創業期のエピソードいろいろ
京都ー大阪ー神戸間に鉄道開業
北海道で日本3番目の鉄道開業
日本初の私鉄が上野ー青森間を全通
駅弁の起源は? お茶は汽車土瓶
黎明期の私設鉄道に集った俊英たち
近江商人の三方よしと関西鉄道
日本の食堂車の幕開けと事始め
明治時代からあった改軌計画
など
第2章 鉄道が飛躍・興隆した大正・昭和初期
東西で私鉄ブランドが芽生える
首都の玄関口として東京駅開業
戦前から沖縄には鉄道があった!?
ねじ式連結器から自動連結器へ
政界の黒幕の一喝で便利な温泉地へ
日本で最初の地下鉄は民間で開業
大陸と連絡する弾丸列車計画
関門トンネルがついに開通!
巨大私鉄の近畿日本鉄道が誕生
超特急「燕」は東海道を最速で結ぶ
途中下車 文豪谷崎潤一郎の鉄道を見る眼
など
第3章 戦時体制〜戦後復興
終戦直後の鉄道の状況
私鉄各社にロクサン形が登場
公共企業体の日本国有鉄道が発足
GHQとリクライニングシート
復興期、私鉄特急が次々に登場
など
第4章 躍進の高度経済成長期
青大将やビジネス特急がデビュー!
コンテナ特急「たから」運転開始
途中下車 小説「点と線」が時刻表愛読者を増やす
など
第5章 新幹線開業から国鉄の終焉まで
世界最速の東海道新幹線開業
コラム 途中下車 開業当初の新幹線エピソード集
史上空前のダイヤ改正「ヨンサントオ」
夜行列車を彩ったブルートレイン
特急を身近にしたエル特急登場
ついに国鉄赤字ローカル線に大なた
青春18のびのびきっぷが登場!
途中下車 旧型客車を連ねた長距離鈍行
など
第6章 新時代の鉄道復権
国鉄分割民営化で新生JRが発足
世界最長の青函トンネルが開業
レールが結ぶ「一本列島」が完成!
JR九州でクルーズトレインが登場
終着駅 鉄道復権へのキーポイントは?
など
作者 | 辻󠄀良樹 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2022年08月10日 |
『にっぽんの鉄道150年 : 蒸気機関車から新幹線、リニアへ』
作者 | 野田,隆,1952- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2022年09月 |
『日本鉄道歴史紀行 蒸気機関車から現代に至る鉄道の歩み』
作者 | |
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価格 | 980円 + 税 |
発売元 | 三栄 |
発売日 | 2020年03月02日 |
『完全保存版 ニッポンの鉄道150年物語』
作者 | |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 山と溪谷社 |
発売日 | 2023年03月22日 |
『日本鉄道150年史 年表[国鉄・JR]』
日本の鉄道は2022年10月14日に開業150年を迎えた。本書は、鉄道時刻表の調査・研究の第一人者である筆者が、日本の鉄道史を、国有化された会社、国鉄・JR、第三セクター会社を主体に路線の変遷、時刻改正、列車の新設、廃止などを年表としてまとめたものである。巻末には、鉄道会社名、路線名、列車名、車両形式名の索引も添付した。2005年刊行の『日本鉄道史年表(国鉄・JR)』の内容を再確認して修正を加えるとともに、2023年8月28日までの情報を追加した増補新訂版。
明治年間の動き
大正年間の動き
昭和前期(敗戦まで)の動き
昭和後期(戦後)の動き
平成年間の動き
令和年間の動き
資料各表
主要参考文献
索引(鉄道会社名索引/路線名索引/列車名索引/車両形式索引)
作者 | 三宅 俊彦 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | グランプリ出版 |
発売日 | 2023年09月27日 |
それぞれの作品を通して、日本の鉄道の歴史を垣間見ることが出来たと思います。その中には、明治、大正、昭和、平成と、時代ごとの移り変わりを体感することができるものがありました。決して華やかな舞台ばかりではなく、地味でありながらも国民の生活を支え続けてきた鉄道の姿に心打たれることでしょう。
また、歴史だけでなく、鉄道技術の進化や駅建築の美学、さらには鉄道にまつわる様々な人々の生活や文化も各作品から感じ取ることが出来ます。そういった深い洞察も、これらの作品が持つ大きな魅力と言えるでしょう。
そして何より、鉄道がどのようにして日本の発展とともに歩んできたか、その軌跡をたどること自体が楽しいですよね。一冊一冊の面白さを超えて、それぞれが描く鉄道の風景が織り成す大きなドラマに引き込まれると思います。それが、この分野に対する理解を深め、更には新たな視点を提供してくれます。
車窓から見える風景が単なる移り行く景色から、「ああ、この辺りはかつてこんな鉄道が走っていて、こんな歴史があったんだ」という物語へと変わるかもしれません。それが、日本の鉄道に更なる興味を抱き、日本全体への理解を深めるきっかけになることを心から願っています。
以上、今回は日本の鉄道の歴史を理解するためのおすすめの作品をいくつかご紹介させて頂きました。どの作品も素晴らしい内容となっていますので、きっとあなたの鉄道ライフに新たな光を投じてくれるはずです。ぜひ、手に取ってみてくださいね。
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