輪廻転生の本
あなたがもし一度きりの人生だなんて、物足りないと考えているなら、この一冊をぜひ手に取ってみてください。ストーリー自体は現代の日本を舞台に進行しますが、ありとあらゆる時代、それぞれの人生を生き抜く主人公の姿が描かれています。その度に形を変え、時に悲劇に打ちのめされながらも、一生懸命に生きる主人公の姿に、多くの読者が胸を打たれています。
心の奥に潜む永遠の命題、それは「輪廻転生」という壮大なテーマを巡る冒険です。過去の記憶を失いながらも新たな生を受け入れ、転生を繰り返す主人公の姿に、生と死、そして愛について深く考えるきっかけを提供してくれます。複数の時代と人生を経験することにより、我々はそれぞれの人生に価値と意味を見つけることができるでしょう。迷ったらこの本を読んでみて、新たな視点を得てみてはいかがでしょうか。
『輪廻転生 〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語』
日本人の4割以上が「生まれ変わりはある」と思っているーー世界中の人々が、少なくとも2500年以上も前から様々な形で信じてきた「生まれ変わり」の思想について、正面から考えた類を見ない入門書が登場。新進気鋭の研究者が、輪廻転生の観念を、「再生型」「輪廻型」「リインカネーション型」の3つに分けて、丹念にわかりやすくひもとく。
「輪廻転生」、「生まれ変わり」を、あなたは信じますか?
NHK放送文化研究所による調査では、4割以上の日本人が「生まれ変わりはある」と答えています。本書は、「輪廻転生」の思想について、「再生型」、「輪廻型」、「リインカーネーション型」という3種類に分け、それらがどんな思想を含み、日本や世界各地どんな発展・変貌を遂げてきたのかをやさしく語る、画期的な新書です。
その過程では、愛する故人を自分の子どもとして再生させようとする風習、霊との対話でつくられた書物、前世の記憶を語る子どもたちの具体的事例、前世の記憶を検証する大学の研究所と、それに巨額の私財を投じた世界的発明家・・・・・・など、驚きの事実が次々出てくるでしょう。
<本書の内容>
プロローグ 世界中に広がる「輪廻転生」
第1章 再生型ーー自然のなかを循環する人間
第2章 輪廻型ーー古代インド起源の流転の思想
第3章 リインカネーション型ーー近代版生まれ変わり思想
第4章 前世を記憶している子どもたち
第5章 日本における生まれ変わり
エピローグ 輪廻転生とスピリチュアリティ文化のゆくえ
<著者プロフィール>
たけくら・ふみと/1976年、東京生まれ。東京大学文学部思想文化学科を卒業後、予備校講師などを経て、東京工業大学大学院修士課程に入学。現在、同大学院社会理工学研究科博士課程に在籍中。専門は宗教人類学。日本社会を中心に現代宗教やスピリチュアリティについて考察。とりわけ「輪廻転生」と呼ばれる死生観に注目している。
<著者からのメッセージ>
人は死んだらどうなるのか。なぜわれわれは死ななければならないのか。こうした問いはつねに人類とともにありました。本書は「輪廻転生」というテーマを切り口に、これまで人類がどのように「死」と向き合い、受容してきたかについてご紹介します。そこには「死と再生」をめぐる、じつに多彩な生まれ変わりの物語が展開しています。
とりわけ興味深いのは、そうした物語が単なる「空想」や「慰め」ではなく、それどころかある種の〈現実〉とよびうる次元を形成し、それが人類に少なからぬ影響を与え続けてきたという歴史的事実です。ここに「輪廻転生」のスリリングな魅力があるのだと思っています。
はじめに
プロローグ 世界中に広がる「輪廻転生」
第1章 再生型──自然のなかを循環する人間
第2章 輪廻型──古代インド起源の流転の思想
第3章 リインカネーション型──近代版生まれ変わり思想
第4章 前世を記憶している子どもたち
第5章 日本における生まれ変わり
エピローグ 輪廻転生とスピリチュアリティ文化のゆくえ
おわりに 「看取り大国ニッポン」に寄せて
主な参考文献
| 作者 | 竹倉 史人 |
|---|---|
| 価格 | 1034円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2015年09月17日 |
『輪廻転生 驚くべき現代の神話』
| 作者 | J・L.ホイットン/J.フィッシャー |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 人文書院 |
| 発売日 | 1989年07月 |
『輪廻転生を信じると人生が変わる』
| 作者 | 山川,紘矢,1941- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2016年04月 |
『輪廻転生とカルマの法則改訂版』
| 作者 | スワミー・メーダサーナンダ |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | 日本ヴェーダーンタ協会 |
| 発売日 | 2018年07月 |
『前世療法 : 米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘』
| 作者 | Weiss,BrianLeslie,1944- 山川,紘矢,1941- 山川,亜希子,1943- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | PHP研究所 |
| 発売日 | 1996年09月 |
以上、輪廻転生をテーマにした作品たちをピックアップして紹介しました。「生と死」あるいは「前世と今生」をこのような視点から描いた作品には、人間の本質や生命の意味など、深遠なテーマが共通して絡みついているんですね。ちょっと心がざわつきましたか?それは、つまりこのテーマ特有の魅力に引き込まれている証拠。それはそれでおもしろいと思いませんか?
それぞれの作品は、そのテーマを扱う手法や視点も様々で、読んでいくうちに自分自身の“生き方”や“生命観”を再確認するような体験ができるかもしれません。これまで輪廻転生をあまり意識したことがなかったあなたでも、これらの作品を通して、新たな視点や興味を持つきっかけになることでしょう。
そして、おすすめした作品たちは、ただ物語を読むだけでなく、作中で紡がれる輪廻転生というテーマを通じて様々な思索を巡らせることができる、とても深い作品ばかり。想像できますか?輪廻転生というテーマにどっぷりと浸り、自分自身の内面と対話するような時間を過ごすこと。そういった時間は、きっと自分自身を理解する上でも質問する上でも、素晴らしい機会となることでしょう。
まとめると、これらの作品は、深く考え、新たな視点を持つきっかけになるだけでなく、単純に物語としても面白いんです。ぜひ、一度手にとってみてくださいね。それでは、次回もまたおもしろいテーマでお会いしましょう。読者の皆さま、いつもありがとうございます。また、新たな発見があることを願っています。
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