ハラスメント関連7選
関心の高まるハラスメント問題。それを描いた作品達が私たちに強く訴えています。社会現象として注目を浴びる一方で、その実態はなかなか見えにくいもの。ですが、小説や漫画はそこに深く切り込み、人間心理や背景を浮き彫りにします。そこから学べることは多いです。パワハラ、セクハラ、アカハラ……。その現実を直視し、理解し、行動するための一助となる作品を、今回は7つピックアップしました。それぞれが違った視点からハラスメントを描いていて、読むことで味わう衝撃と共感、そして考察の余地は大きいですよ。一冊でも手に取って、それぞれのメッセージを感じてみてくださいね。
『「ハラスメント」の解剖図鑑 : アウト or セーフの「境界線」と「根拠」がわかる！ 全48種のハラスメントを完全網羅』
| 作者 | 宮本剛志 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 誠文堂新光社 |
| 発売日 |
『職場のモラル・ハラスメント 基本と対策がわかる本』
法定ハラスメント（パワハラ・セクハラ・マタハラ・ケアハラ）から漏れた
“失礼な言動”が会社を蝕む！
◆見逃されがちなモラハラとはどのような言動か？
◆モラハラは個人と組織に大きなダメージをもたらす
◆管理職・人事部門の対応法と研修の実施メニュー
モラル・ハラスメントは、ハラスメントに至る前の「失礼な言動」の集積である。それ自体には法的な定義がなく、パワハラ、セクハラ、マタハラ、ケアハラのように対策が義務づけられていないだけに、ある意味法定ハラスメントよりも扱いが難しい。ひとつひとつの言動そのものはハラスメントと呼ぶほどでもないため、発見や対応が遅れがちなのもモラハラの特徴だ。
そこで本書では、そうした見逃されがちなハラスメントを可視化し、職場におけるモラハラの発現とその影響について分析するとともに、管理職や人事部門における対応方法や防止のための研修の進め方を紹介していく。
| 作者 | 加藤 貴之 |
|---|---|
| 価格 | 2420円 + 税 |
| 発売元 | 日本法令 |
| 発売日 | 2025年07月23日 |
『職場問題ハラスメントのトリセツ』
相談しにくい３２のモヤモヤ疑問をとことん解説！これってハラスメントじゃない？このくらいでハラスメントなの？目指すは“安心安全”に働ける職場づくり。
| 作者 | 村井 真子 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 株式会社アルク |
| 発売日 | 2025年09月22日 |
『これってハラスメントですか？ 2』
セクハラ、アルハラ、マタハラ…
声を上げられぬ社員たちに寄り添う人事部の“フィクサー”こと犬神申一郎。彼が室長を務める社員相談室に、企画部のリーダー・大淀を告発する匿名の通報が!! 人望の厚い社員の思わぬハラスメント疑惑に、カウンセラーの御手洗らと事実調査へ乗り出す犬神。しかし、本件から手を引くよう上層部から圧力がかかって…!?
組織・会社のしがらみを越えて、「社員の幸せ」を守るオフィス・エンタメ、第2巻!!
| 作者 | Hyuga/はやかわ けんじ |
|---|---|
| 価格 | 792円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2025年11月19日 |
『実務家・企業担当者のためのハラスメント対応マニュアル』
| 作者 | 山浦美紀/大浦綾子 |
|---|---|
| 価格 | 3267円 + 税 |
| 発売元 | 新日本法規出版 |
| 発売日 | 2020年09月04日 |
『「パワハラ防止法」対応！ 「職場のハラスメント」早わかり』
2020年6月1日、いよいよ施行される通称「パワハラ防止法」。
企業にパワハラ対策を義務づけるこの法律により、誰もが「パワハラなんて関係ない」とは言えない時代がやってきた。
中でも特に悩みが深いのが、企業の中間管理職層だろう。
「パワハラ上司」と言われずに必要な指示を出すには、どうしたらいいのか……？
本書はそんな方々に向けて、「パワハラ防止法」の概要および、パワハラの「アウト・セーフ」を説くもの。
例えば……
・遅刻をどのように注意したらパワハラにならない？
・できない部下に仕事を与えないのはパワハラ？
・高すぎる目標はパワハラになる？
・「ベテラン社員」への冷遇もパワハラになるの？
など、具体的な事例を豊富に使って解説。
さらに、セクハラ、マタハラ、ケアハラや、昨今話題の「SOGIハラ」「カスハラ」なども網羅。
ハラスメント対策はこれ1冊で十分！
| 作者 | 布施 直春 |
|---|---|
| 価格 | 1320円 + 税 |
| 発売元 | PHP研究所 |
| 発売日 | 2020年03月19日 |
『トラブル回避のために知っておきたいハラスメント言いかえ事典』
| 作者 | 山藤,祐子,1968- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 朝日新聞出版 |
| 発売日 | 2021年11月 |
それぞれの作品を読んで、皆さんも「ハラスメント」について深く考える機会になったのではないでしょうか。ここで紹介した作品たちは、それぞれ違った側面からハラスメントを描き出し、私たちに多角的な視点を提供してくれます。それが人間の心理や社会の厳しさを描いた作品だったり、ハラスメントの受け手がどう闘い、生き抜いていくのかを描いた作品だったり、ハラスメントそのものの問題性や解決策を示唆する作品だったりと、ハラスメントの深刻さを理解する上で、非常に参考になる作品ばかりだと思います。
そして、これらの作品を通じて、皆さんが一人でも多くの人にハラスメントの問題を伝えるきっかけにしていただければ嬉しいです。ハラスメントは、予防や対策、そして社会全体での理解が重要となります。それを助ける一助となるのが、今回紹介したような作品たちです。ただ、ひとつ注意したいのは、ハラスメントはフィクションだけの話ではないということ。現実世界でも、あなた自身が被害者となることだけでなく、知らず知らずのうちに加害者となってしまうこともあります。だからこそ、日常生活の中で自分の言動を見つめ直すことも大切です。
私たちは、絆を深め、互いを理解し合うためにコミュニケーションを取ります。その中で起こるハラスメントを避け、より建設的で豊かな人間関係を築くためには、個々が意識を持つことが何よりも重要です。日々の生活の中で、映像や文字を通じて問題意識を深めていきましょう。
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