介護のコミュニケーション技術の本 おすすめ6選
介護の現場で必要とされるコミュニケーション技術を学べる本を6冊、厳選してご紹介します。実践的なサンプルや具体的なテクニックが描かれている本から、理論的背景を理解するのに役立つ本まで、幅広くラインナップ。具体的なシーン別の対応方法や援助者としての姿勢、高齢者の心理を理解する視点など、介護に関わる方必見の内容ばかりです。実際の現場で活きる知識が詰まっていますよ。ぜひ、日々の介護業務に役立ててみてくださいね。
『介護現場で使えるコミュニケーション便利帖』
介護スタッフが日々相手にするのは“コミュニケーションがとりづらくなっている人たち”です。だからこそ正しい関わり方を身につけないと、その人たちの意志を無視してしまう危険性があります。「今の介護現場」を知り尽くした著者が、食事、排泄、入浴など場面ごとの対応方法から認知症の人との関わり方まで詳しく解説。本書で学ぶ「言葉がけ」技法を実践すれば、よりよい介護ケアへと好循環していくでしょう。
作者 | 尾渡順子 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 翔泳社 |
発売日 | 2014年12月04日 |
『介護スタッフのためのコミュニケーション術 困ったご利用者に使える』
<<望まれるプロ介護職になるために>>
介護の現場はマニュアルで解決できない
「困った」でいっぱいー
・「母は〇△□ホテルのビーフシチューが好きなんです。作ってください」
・最強のゴミ屋敷ー40年間入浴していない独居女性
・「医者のくせに人に対する思いやりがない!」-正義を振りかざす家族
・「貯金が1億円あるから、どこの施設でも入れる」
・セクハラ行為を繰り返す父親とその息子
・母親に対するネグレクト(介護放棄)が疑われる娘
考えられないような無理難題、非常識を言い立てる利用者、
休み中でも頭から離れない頭痛のタネの利用者家族。
でも、視野を広げ、深くして、相手の言い分を傾聴することで、
見え方やとらえ方が変わり、
「困難ケース」解決の糸口が見えてくるようになる。
ーーー著者からのメッセージーーー
「困ったご利用者」と言っても、さまざまなケースがあります。ある介護スタッフからすると、業務が終わってからも頭から離れない頭痛の種のようなご利用者、ご家族であっても、あるスタッフからすると何も問題のないご利用者、ご家族である場合もあります。なぜ、このような感じ方や捉え方の違いが出るのかというと、それは、人それぞれの価値観が異なるからだと言えます。
私たちは、価値観によって、出来事に対しても、他人に対しても、自分に対しても受け取り方が異なり、内的な反応が違うのです。ですから、「困ったご利用者」といっても、「こんな場合は絶対に困るよね」と一概には言えないのです。また、介護は日常生活全般を扱うため、こんなことは当たり前ということも多くあります。
そうすると、私には当たり前であっても、あなたにとっては非常識ということも当然あります。Aの場合だったらBだと、形式化できないところに介護現場での関わり方の難しさがあります。
(中略)困ったご利用者だけでなく、対人関係において自分の価値観や他者の価値観を知ることは、人間関係を築く上でとても重要なことです。なぜなら、価値観によって感情が動かされて、その感情によって人は思考するからです。あなたの価値観や感情・思考に意識を向けて読み進めてみてください。今まで気づけなかった、価値観や感情・思考に気づけるはずです。
ーーー本書「はじめに」よりーーー
【プロローグ】マニュアルでは困ったご利用者に対応できない!
1章 「あのご利用者には何を言ってもムダ!」は本当か?
2章 無理難題を言ってくるご家族との会話術のコツ
3章 ゴミ屋敷に住むご利用者との会話術のコツ
4章 正義を振りかざすご家族との会話術のコツ
5章 キーパーソンがいるけど、いない老老介護
6章 セクハラ行為を繰り返す父親vs息子
7章 ネグレクト(介護放棄)が疑われる娘vs母
【エピローグ】10年後のあなたなら、今のあなたにどんな声をかけてあげますか?
作者 | 三田村薫 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 同文舘出版 |
発売日 | 2022年04月11日 |
『介護で使える言葉がけ シーン別実例250』
介護の現場で役立つ“言葉がけ”の基本を、「起きない」「寝ない」「入浴しない」「排泄・整容」「食べない」「レク不参加」などのシーン別に紹介。いますぐ使える対応テクニックが満載です。
はじめに
本書の特長と使い方
Introduction 介護現場での言葉がけの基本
言葉がけの心がまえ
基本的なマナー
自己紹介
相づち・受け答え
話のきっかけ作り
セクシャルハラスメント(セクハラ)
CHAPTER 1 起床・就寝
起床
就寝
トイレに起こす
CHAPTER 2 歩行・車イス・体位変換
歩行介助
車イス
体位変換
CHAPTER 3 食事
食事に誘導する
食事を勧める
食事が終わったら
吐いてしまったとき
CHAPTER 4 入浴
お風呂に誘導する
入浴前の脱衣
浴室内
入浴を終了させる
部分浴・清拭
機械浴槽での入浴
CHAPETR 5 更衣・整容
着替え
口腔ケア
整容
CHAPTER 6 排泄
トイレに誘導する
トイレに入っているとき
失禁
おむつ
CHAPTER 7 レクリエーション
レクリエーションに誘導する
活動中
活動中のトラブル
CHAPTER 8 送迎・外出
自宅に迎えに行く
送迎車に乗る
施設での出迎え
見送り
外出
CHAPTER 9 認知症・その他の状況
記憶障害
見当識障害
実行機能障害と理解力・判断力障害
運動性失語と失行
収集
夜間徘徊
暴力
そのほかの認知症の症状
食事介助
排泄介助
寝たきりの人
視覚障害者
おわりに
作者 | 尾渡 順子 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | つちや書店 |
発売日 | 2017年06月30日 |
『「介護」は「解語」から 〜介護者のためのコミュニケーション術』
作者 | 青沼 隆子/大野 志津子/土田 陽子/青木 きよ子/曽根 愛 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 福音社 |
発売日 | 2017年10月20日 |
『利用者の“動き出し”を引き出すコミュニケーション 「動き出しは本人から」を実践する102の言葉』
\ コミュニケーションを変えれば、ケアが変わる! /
102の場面での具体的な声かけをもとに、利用者の言葉、表情、動き(=動き出し)を引き出すためのコミュニケーションについて解説した一冊。
「動き出しは本人から」という、利用者主体の介護を行うためのかかわり方のポイントがわかります。
「できそうな感じがしませんか?」「十分に力が入っていますよ」など、誰でも使える具体的な「声かけ」の例が満載。介護職、看護職、PT・OT、ケアマネジャーのほか、医療・福祉系の学生のサブテキストとしても活用できます。
【主な目次】
第1章 見てもらう、感じてもらう
・目は開けられますか?
・私の顔を見ていただけますか?
・身体が横向きになりましたよ ほか
第2章 尋ねる
・起き上がることはできますか?
・歩けそうな感じはありますか?
・家ではどうされていましたか?
・どちらかの足を一歩、前に出せますか?
コラム:使ってはいけない言葉「痛いですか?」 ほか
第3章 伺う
・調子はいかがですか?
・トイレに行っておきますか?
・手すりを使いますか? ほか
第4章 説明する、依頼する
・今日は△△時から○○があります
・少しずつ身体が右に向きますよ ほか
第5章 期待して、信用する
・急にふれられたらいやですよね
・頼れるところがわかると安心しますね
・先ほど、○○なことがありましたね ほか
第6章 変化に気づき、認める
・私の顔を見てくれていますね
・何か用事はありますか? ほか
第7章 ゆっくりふれる、そっと支える
1 言葉以外のコミュニケーションを大切にする
2 「動き出し」を誘う身体表現
3 ゆっくり
4 そっと
第8章 「環境」を整える
・ベッドの高さが上がります
・しっかりとした台を置きました
・寝心地はどうですか? ほか
第9章 生活をスタートさせる
・起き上がりますので、ふとんをめくっていただけますか?
・すべてうまくいっています ほか
【著者紹介】
大堀具視(おおほり ともみ)
日本医療大学保健医療学部リハビリテーション学科 教授
作業療法士
1967年北海道生まれ。回復期リハビリテーション病院勤務を経て、作業療法士の養成教育に従事。その後、総合病院に勤務し、2016年より現職。多数の介護施設、病院等にて、介護、看護、リハビリテーション職員とともに、利用者主体の介護(「動き出しは本人から」)を実践。近年では、全国で病院・施設職員等を対象にした「動き出しは本人から」の研修を行っている。
作者 | 大堀 具視 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 中央法規出版 |
発売日 | 2021年04月01日 |
『』
作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | |
発売日 |
以上、「介護のコミュニケーション技術の本 おすすめ6選」をご紹介させていただきました。介護の現場では、語られない感情や思いを察知し、その声に耳を傾けることが大切です。それを可能にするのがコミュニケーション技術です。アナタが介護者であろうと、被介護者であろうと、互いの思いを共有し、支え合いながら生活を送るためには、コミュニケーションは欠かせません。
一見煩雑に見えがちな介護の現場ですが、ここには数多くの人間ドラマが生まれています。言葉を交わすことで、互いの思いを理解し合う。こうしたコミュニケーション技術を通じて、介護現場の様々な課題に対する解決策を見つけられるかもしれません。
本書を読んで、介護の現場で働く方々が、一日でも多くの笑顔を増やせるようになると嬉しいです。また、これまで介護について深く考えることがなかった方も、この本をきっかけに異なる視点や思いに触れ、新たな価値観に出会えることを願っています。
皆さんが日々の生活で、些細なことでも良いから、もっとコミュニケーションを取ろうというきっかけをつかんでいただけたら何よりです。
今回ご紹介した本達が、介護の世界を知り、理解を深める上での一助となれば幸いです。気になった本があれば、ぜひ手に取ってみてくださいね。そして、読み終えた後は、ぜひご自身の周りにもおすすめしてみてください。
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