ジェンダーのズレに悩む 性同一性障害を扱った作品10選
「あなたが自分の性別に違和感を感じるなら、あなたは一人じゃないんです。そのような葛藤を描いた作品は多数存在します。青春時代に自己を深く探求し、初めて自分がトランスジェンダーであることを理解する小説や、自分が実際に男性であると認識する過程を描いた漫画、ノンバイナリーの主人公が自己認識と自覚、自己受容に至るまでの過程を描く作品まで、さまざまな視点から性同一性障害を描いています。それぞれの作品は、同じテーマを共有しながらも、その語り方はさまざま。悩み苦しむ人々に共感と希望を与えてくれます。ジェンダーアイデンティティの問題について理解を深めたい方にも是非おすすめですよ。」
『ミモザの告白』
作者 | 八目,迷,1994- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2021年07月 |
『この恋と、その未来。1 -一年目 春- (ファミ通文庫)』
作者 | 森橋 ビンゴ/Nardack |
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価格 | 594円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2014年07月30日 |
『スヌスムムリクの恋人 上』
作者 | タアモ |
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価格 | 不明 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2010年03月 |
『女子高生になれなかった少年』
高校時代のたくさんの恋愛、仲間たちと過ごした文化祭やイベント、受験、そして大学生活と就職活動──多感な思春期に得た経験と、その局面で求められる「男らしいふるまい」に対する葛藤をへて本当の自分の性を感じとっていく、ある「女性」の物語。
作者 | 佐倉智美/著 |
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価格 | 1600円 + 税 |
発売元 | 青弓社 |
発売日 | 2003年12月11日 |
『ぼくらのへんたい 1かん』
作者 | ふみ,ふみこ,1982- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2012年09月 |
『僕が私になるために (モーニングコミックス)』
作者 | 平沢ゆうな |
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価格 | 759円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2016年06月23日 |
『ぼくたちLGBT 01』
作者 | トミムラ,コタ |
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価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2017年07月 |
『ひみつのはんぶんこ』
作者 | ぴのきみまる |
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価格 | 682円 + 税 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2018年02月13日 |
『ひなつば』
作者 | 昌原光一 |
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価格 | 979円 + 税 |
発売元 | リイド社 |
発売日 | 2018年02月27日 |
『レインボー = Rainbow : 性同一性障害と共に生きて』
作者 | 横関,ハル,1990- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 幻冬舎 (発売) |
発売日 | 2021年10月 |
今回、取り上げた作品群は、私たちが日常で当たり前のように扱う「性別」という視点から、少しだけズレを感じて生きている人々の、切実で深い物語たちです。その中には苦しみや孤独、誤解や偏見といったネガティブなエネルギーが満ちているものもあれば、自己理解や自己受容への道筋、そして世界との調和を見つけ出すプロセスが描かれたものもあります。全ての作品が、「性」について考え直すきっかけを提供してくれます。
これらの作品を手に取ることで、ジェンダーという概念がどれだけ多種多様で広範であるか、また、「異常」や「特殊」なものではなく、どれもが「普通」の一部であり、多くの人々が当たり前のように生きる世界とどう接続するかを理解する手助けになることでしょう。その過程で、「自分」や「他者」といったキーワードについても、より深い理解を得られることでしょう。
扱われているテーマが重厚であるため、どの作品も読み手にとっては決して軽い読み物ではないかもしれません。しかし、その重さに耐え、読み進めることにより、多くの読者が新たな視点や考え方を手に入れることができるでしょう。また、異なる視点から見て感じたこと、思ったことを友人や家族、社会と共有することで、見えてくる世界は一層広がり、充実することでしょう。
最後に、当然ながらすべての性同一性障害の人々の経験を代表するものではなく、またそれらすべてを理解したというわけではありません。しかし、これらの作品を通じて一人でも多くの人が自分自身や他者を理解する一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。確かに、物語はフィクションですが、その中に込められたメッセージは現実の私たちへ向けられたものです。それぞれの作品が必ずしもイージーな終わりを迎えるわけではありませんが、「理解」や「共感」を通じて、自分自身の成長や世界に対する理解を深めることができることでしょう。
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