今読みたい戦争を描いた小説6選

戦争が生み出す悲壮感や勇気ある人々の闘争を描いた小説が好きな方へ、6つの作品をピックアップしました。一つめは、苛烈な戦場を舞台にした青春群像劇。スリリングな戦闘描写はもちろん、共に過ごす仲間たちのありのままの絆が描かれ、胸を締め付けます。二つ目は名将に仕える兵士の目線で描かれた戦記。戦場での過酷な現実と同時に、戦士たちの人間性も描かれています。また、歴史的な事象を前景にした小説も選んでいます。最後は、女性視点で戦争を描いた、めずらしい作品です。戦地での日常生活や恋愛を通して戦争の恐怖を緻密に描いています。どれも素朴ながら深い人間ドラマが織りなす、非常に読み応えのある作品ばかりですよ。ぜひ手に取ってみてくださいね。
『ウクライナにいたら戦争が始まった (角川文庫)』

作者 | 松岡 圭祐 |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年05月24日 |
『同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)』

作者 | 逢坂 冬馬 |
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価格 | 1186円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2024年12月11日 |
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』

作者 | 汐見,夏衛 |
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価格 | 不明 |
発売元 | スターツ出版 |
発売日 | 2016年07月 |
『永遠の0(ゼロ)』

作者 | 百田,尚樹 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2009年07月 |
『』

作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | |
発売日 |
『みしらぬ国戦争』

国名も位置も分からない未確認隣接国家〈UNC〉の侵略で、「交戦状態」となったこの国。2年間続く戦争に人々は飽き飽きし、数字だけで伝えられる戦況を他人事のように感じていた。海岸の漂着物を確認するという徴集業務に従事するユイも、そんな「日常」を送る1人。ユイの目的はただ1つ、両親の形見に刻まれた謎の文字を解明し、幼い頃失った記憶を取り戻すことだ。その文字の記された漂着物を拾い集める男性、文字と同じ言語の歌を歌う少女らと交流を深めながら、その秘密に迫ろうとするユイだったがーー。
みしらぬ敵、みしらぬ文字、みしらぬ歌、みしらぬ戦争。全てが繋がるとき明らかになる、戦争の“真実”とは?
作者 | 三崎 亜記 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2025年03月17日 |
それぞれの作品には、戦争を描くその道筋とその背後にある深い意味が詰まっています。混乱と焼け付くような恐怖、生と死の狭間で揺れ動く人間の心情、平和な日常から一変して押し寄せる非情な現実。そしてそのすべてを経ても人間が持ち続ける強さと柔らかさを、これら六冊は見事に描き出しています。
少年の視点で描かれる戦争の恐ろしさ、一兵卒の視点による人間の生き様、敗戦直後の人々の生活を描く社会派の物語、そしてその中で人間が求め続ける平和への希望。それぞれの視点から絵筆が動き、文字が紡がれています。何よりも、これらの作品は、戦争の混沌と破壊の中ででも揺るぎない人間の強さと優しさを描いたものであります。
これらの作品を読むことで、私たちは心の中に秘めた戦争への恐怖、平和への願望、そして人間への限りない信頼と愛情を再確認することができるでしょう。この六冊がそれぞれ異なる視線で描き出す戦争の姿は、私たちにマスメディアなどでは得られない深い見識を与え、同時に私たち自身の存在を見つめ直すきっかけを提供してくれます。
一冊一冊をじっくりと読み進めてください。一人ひとりが思い描きながら、感じながら、価値観を熟考し、深める時間を過ごすことで、これらの作品がもたらす真髄を感じられるでしょう。それぞれが描くマクロな視点とミクロな視点、現実とメタファー、戦争と平和。さまざまな切り口から戦争を描いた作品たちは、読む者それぞれの胸に深い響きをもたらします。
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