茶道・茶の湯の歴史を学べる本 おすすめ6選

日本の伝統文化として人気の茶道。その歴史や美学を深く知りたい方のために、茶道や茶の湯について学べるおすすめの本を6冊ピックアップしました。中には、古代から現代までの茶道の歴史を描いた作品や、室町時代から始まる茶の湯の文化を詳しく解説したものも。また、奥深い茶道の哲学や茶の湯での心得を教えてくれる一冊も抜擢。実際の茶道の作法を学びつつ、日本文化の魅力を感じられる一冊もありますよ。どれも読むほどに茶道の世界が広がり、より深い理解を得られます。
『茶の湯の歴史』

栄西が日本に茶をもたらした? 戦国武士は一服を喫して戦場に赴いた? 「わび」は禅の美学? 従来の伝承や固定観念を史実から再検証し、茶の湯と日本文化の新たな像を描き出す。珠光や紹鴎、利休、織部、遠州から、家元制度成立、近代数寄者や戦時下の茶道まで。中世寺院における茶の栽培、茶勝負や香道の実相、連歌の美意識の影響など、新たな研究成果を踏まえつつ、点前と作法の観察からつむがれる通史の決定版。解説・藤森照信
第一章 中国の茶と日本への伝来
一 喫茶のはじまり
二 『茶経』と唐代の茶
三 日本への茶の伝来
四 平安時代の喫茶
第二章 茶の湯以前
一 栄西と『喫茶養生記』
二 鎌倉時代の茶道具
三 茶勝負の流行
四 茶屋と一服一銭
第三章 茶の湯の成立
一 茶の湯の誕生
二 珠光と宗珠
三 本数寄と侘数寄
四 茶の湯の構成要素
第四章 茶の湯の大成
一 千利休
二 山上宗二と『山上宗二記』
三 利休の後継者たち
四 茶の湯大成期の茶会
第五章 茶道への展開
一 家元制度の成立
二 点前体系の成立
三 点前と作法の変遷
四 煎茶と茶道
第六章 近代の茶道
一 明治維新と茶道
二 近代から現代へ
茶の湯関連年表
主要参考文献
旧版あとがき
文庫版あとがき
解説 藤森 照信
作者 | 神津 朝夫 |
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価格 | 1232円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年04月23日 |
『茶道の歴史 (茶道学大系)』

作者 | 谷端 昭夫/谷端 昭夫 |
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価格 | 8800円 + 税 |
発売元 | 淡交社 |
発売日 |
『1日5分 茶の湯の歴史』

〈1日1項目、茶の湯の歴史をコンパクトに学びましょう〉
〈短い時間で少しずつ茶の湯の歴史を学びたい〉
茶の湯の歴史の要点を通史的に学ぶための一冊です。
75のテーマを、それぞれ見開きでコンパクトに解説します。新たな知見も取り入れつつ、重要なトピックを丁寧に説明しているので、茶の湯史をはじめて学ぶ人、通勤・通学中など、少しずつ学びたい人にぴったりです。
知識を深めるのに役立つ読み物も充実しています。
また、巻末には用語解説、茶の湯史年表、索引もあり、学習に便利です。
作者 | 谷端昭夫 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 淡交社 |
発売日 | 2020年03月06日 |
『よくわかる茶道の歴史』

作者 | 谷端,昭夫,1948- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 淡交社 |
発売日 | 2007年03月 |
『茶道をめぐる歴史散歩』

作者 | 井上,辰雄,1928-2015 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 遊子館 |
発売日 | 2009年05月 |
『茶の湯の歴史を問い直す 創られた伝説から真実へ』

日本固有の美意識として知られる「侘茶」。しかし今、この概念の正統性が揺らぎ始めている。真実の茶の湯の歴史とは? 最新の研究成果から明らかにする。
作者 | 橋本 素子/三笠 景子 |
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価格 | 3999円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2022年11月26日 |
さぁ、皆様、興味深く、また日本の伝統文化について見直すきっかけになったことでしょう。ここまで紹介してきた作品は全て、その背後にある茶道や茶の湯の精神、またその歴史を知り、理解するための素敵なガイドブックとなるでしょう。
茶道に興味があるだけでなく、普段の生活の一部として取り入れてみたいと考えている方には、非常に参考になる一冊たちだと思います。また、日本の伝統文化に触れることで、自分自身の生き方や在り方に対する理解を深めるキッカケにもなると思います。
これらの本について読み進めていく中で気づくことは、ただただ古い作法やルールを守るためではなく、一杯のお茶を通じて相手を思いやる心、また自己を見つめ直すきっかけを提供する、そんな深い意味が込められていることでしょう。言葉にはなかなか表現しきれない日本人の精神を、茶道や茶の湯を通して五感で感じ、自己理解の一助として活用してみてくださると幸いです。
さて、これからが本当のスタート。知識を持ったら、次はどう活かすかが問われます。これらの書籍を通じて学んだことを、ぜひご自身の生活の一部として取り入れてみてください。茶の世界は深く、また広い。それは自分自身と向き合うきっかけであり、心を静める場所でもあります。深みにハマればハマるほど、まだまだ見えてくるものがあります。
しかしながら、すべてを一度に理解しようとする必要はありません。逆に、一つ一つゆっくりと味わいながら、その世界を楽しんでください。それが茶道・茶の湯の精神でもあります。年齢や性別、経験の有無を問わず、茶道の深淵をくるりと覗いてみてください。きっと新しい世界が待っているでしょう。
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