ブダペストが舞台の小説4選
ブダペスト、その魅力的な街並みを背景にした物語を中心に紹介しますね。ここで1つ目、第二次世界大戦終戦直後の苦悩を描いた感動作です。次に、密かに芽生える恋愛とブラックユーモラスな過去の秘密が絡む作品。3つ目は、美味しい料理と、そこに込められた人間の情緒を繊細に描いた一冊。そして最後にロマンティックな都市伝説を巧みに織り交ぜたミステリーです。ブダペストを感じ取りながら、これらの作品を楽しむ時間は格別ですよ。以上、自分がブダペストを旅するように、それぞれの世界を巡ってみてください。
『パール街の少年たち』
作者 | モルナール・フェレンツ/コヴァーチ・ペーテル/岩﨑 悦子 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 偕成社 |
発売日 |
『運命ではなく』
本書は、著者ケルテースが、みずからのナチス強制収容所体験をもとに描き出した自伝的小説である。戦時下のブダペシュトで、主人公である14歳の少年は、勤労奉仕に向かう途中ユダヤ人狩りにあい、仲間たちとともにアウシュヴィッツへと送られる。かろうじてガス室を免れた彼は、やがてブーヘンヴァルト、そしてツァイツに収容されることになるが、そこで待ちかまえていたのは、想像もおよばぬ苛酷な現実だった…。人類に多くの課題を残した20世紀最大とも言える負の遺産を、無垢な少年のまなざしを通して描き切った、ノーベル賞作家の代表作。
作者 | イムレ・ケルテース/岩崎悦子 |
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価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 国書刊行会 |
発売日 | 2003年07月 |
『ドナウの旅人 上』
夫を捨てて、突如出奔した母・絹子。「ドナウ河に沿って旅をしたい」という母からの手紙を受け取った麻沙子は、かつて五年の歳月を過ごした西ドイツへと飛ぶ。その思い出の地で、彼女は母が若い男と一緒であることを知った。再会したドイツの青年・シギィと共に、麻沙子は二人を追うのだが…。東西ヨーロッパを横切るドナウの流れに沿って、母と娘それぞれの愛と再生の旅が始まる。
作者 | 宮本 輝 |
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価格 | 935円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 1988年06月29日 |
『刑事マルティン・ベック 煙に消えた男』
夏休みに入った刑事マルティン・ベックにかかってきた一本の電話。「これはきみにしかできない仕事だ」。上司の命で外務大臣側近に接触したベックは、ブダペストで消息を絶った男の捜索依頼を受ける。かつて防諜活動機関の調査対象となったスウェーデン人ジャーナリスト。手がかりのない中、「鉄のカーテンの向こう側」を訪れたベックの前に、現地警察を名乗る男が現れるー。警察小説の金字塔シリーズ・第二作。
作者 | マイ・シューヴァル/ペール・ヴァールー/柳沢 由実子 |
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価格 | 1144円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2016年03月25日 |
それでは、皆さんにブダペストが舞台の小説4作をご紹介させていただきました。歴史と文化が息づくブダペストが描かれたこれらの作品を読むことで、あなたももしかしたら、実際に肌で感じることのできないその場所の魅力や深さを感じ取ることができるかもしれません。
それぞれ異なる時代を舞台にした作品たちは、美しいドナウ川が流れ、古き良き建築物がその風景を彩るブダペストの街が織り成す物語を紡いでいます。闘争、愛、勇気、友情……これらの要素が織り交ぜられ、物語は読む者を深く引き込んでいきます。
幾つかの作品は歴史的な背景を持ち、史実と虚構が絶妙に織りなすエンターテイメント、そして豊かな人間描写に満ちています。いずれもブダペストの魅力を余すところなく詰め込んだ素晴らしい作品ばかりです。また、彼らの中には社会を揺さぶるような力強いメッセージを秘めた作品も存在し、読後の余韻も深いものになるでしょう。
そして何より、どの作品も物語の中に描かれるブダペストの風景は、豊かで深みのある描写により、まるでその場にいるかのような臨場感を読者にもたらします。これらを通じて、ブダペストへの愛着や理解が深まることは間違いありません。
これらの作品があなたの心に新たな光景を描き出し、そしてあなた自身が一度は訪れてみたいと思う都市の一つにブダペストを加えてくれたなら、これ以上の喜びはありません。それでは、みなさまがこれらの作品に触れることで得る新たな体験や感動が、あなたの日々にさらなる彩りを加えることを願っています。
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