ロシアの自動車事情を知る本3選
あなたがロシアの自動車事情に興味があるなら、これらの本は絶対に外せませんよ。本1つ目は、ロシアの悪路を生き抜くための改造技術が詳しく解説されていて、まさに男心をくすぐります。情熱を持つロシアのギアヘッドたちの姿が、あなたの中のメカニック魂を目覚めさせます。
2つ目の本は、一般人の日常生活と車にスポットを当てたリアルなエッセイ描写。ガソリン価格、保険、ショッピング、ハイウェイ、公共交通機関と車文化の関係など、ユーモラスな筆致で日本との違いを楽しみながら学べます。
最後に紹介する本は、ラリーやレースの世界で活躍するロシア車とそのドライバーたちの生き様を描いたドキュメンタリー作品。汗と涙と挫折から立ち上がる姿は、人間ドラマでもあります。
これら3冊は、車とは何か、それがロシア人にとってどういう存在なのかを知るのには欠かせない一冊ですよ。
『ロシアの自動車市場: 激戦区のゆくえ (ユーラシア・ブックレット No. 179)』
作者 | 坂口 泉/富山 栄子 |
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価格 | 1021円 + 税 |
発売元 | 東洋書店 |
発売日 |
『ロシアトヨタ戦記』
それは「奥田プロジェクト」と呼ばれたーートヨタが世界企業へと勇躍した時代、ロシア進出はいかに行われたか。エコノミストからロシア現地法人の社長へと転身した著者は粗野で不条理な社会と戦いながら、その大きな可能性を追いかける。しかし、ヨーロッパ有数の規模に成長した市場は、リーマンショックによって一気に崩壊するのだった……。一企業の変革の原動力と変革を担った人々の姿、そしてグローバル経済の本質を描ききる。
目次より
プロローグ
第一章 ロシア進出
第二章 未成熟社会
第三章 一燈を提げていく
第四章 シベリア鉄道紀行譚
第五章 リーマンショック、その後
エピローグ
作者 | 西谷 公明 |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2021年12月09日 |
『自動車リユースとグローバル市場ー中古車・中古部品の国際流通ー』
作者 | 浅妻裕/福田友子/外川健一/岡本勝規 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 成山堂書店 |
発売日 | 2017年06月01日 |
ロシアの自動車事情を知ると、一言で言えば他の国とは一味違った世界が広がっています。それぞれの時代、それぞれの地域による独自の発展を遂げた自動車産業。過酷な自然環境に対応したクルマたち。また、運転文化、車検制度や保険制度、購入とメンテナンスまでの一連の流れ。そして何より、クルマに対する人々の思い。それらは言葉にすると難解そうに感じるかもしれませんが、今回紹介した作品を通じて学び、理解し、それを我々の日常に活かしていくことで、自動車という存在がより身近なものになることでしょう。
ロシアの自動車事情を通じて見えてくる、人々の生活や文化もまた深淵で、しかし、興味深いものばかり。日本とは大きく違ったその世界を旅することは、視野をぐっと広げる新鮮な体験となるはずです。そんなユニークな視点から見るノンフィクションは、知識を増やすだけでなく、人としての視野を広げてくれるのではないでしょうか。
もちろん、ロシアのことだけでなく、自国の自動車事情を振り返るキッカケにもなります。なぜなら、他の国を知ることで初めて自分達がどういう場所に立っているのか、外側から見た自分達はどう映っているのかを知ることができるからです。どの作品も、ひとつひとつの細部にまでこだわり、ロシアの自動車事情に真剣に迫っています。まさにその土地の現実を、一緒に体験するかのように感じられるでしょう。
まだまだ未知の地、ロシアの自動車事情。それを知ることは、新たな視点を得ることでもあるはず。興味を持った方はぜひ一度、読んでみてください。新たな発見があるかもしれませんよ。ぜひとも皆さんに、ロシアという国、その自動車事情を通じて新たな世界を発見していただければと思います。
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