大伴家持に関する本 おすすめ6選 奈良時代の歌人
奈良時代の名高い歌人、大伴家持。彼の生涯や詩世界に迫る作品の数々は、まるでタイムマシンに乗って過去へ戻るかのような感覚をあたえてくれます。美しい歌や壮大なエピソード、家持の魅力がたっぷり詰まった6冊をご紹介します。歴史や文学に興味がある方はもちろん、大和歌に触れたことがない方でも楽しめる内容ばかり。大伴家持の世界を五感で感じることができる小説、詩的な描写が魅力的な漫画など、家持の魅力を多角的に描いた作品が揃っています。ぜひ、自分に合った一冊を見つけてみてくださいね。
『大伴家持 波乱にみちた万葉歌人の生涯 (中公新書)』
作者 | 藤井一二 |
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価格 | 902円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2019年04月12日 |
『大伴家持』
作者 | 鉄野,昌弘,1959- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 創元社 |
発売日 | 2013年08月 |
『大伴家持 人と文学』
作者 | 針原孝之 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 勉誠社 |
発売日 | 2011年02月 |
『大伴家持 氏族の「伝統」を背負う貴公子の苦悩』
「かりそめにも先祖の名を絶やすことのないようにせよ」。大伴氏の危機を察し、軽挙妄動を慎しむよう家持がうながした「族を喩しし歌」。しかし、その七年後、権威を振りかざす藤原仲麻呂に対し、志を同じくする他氏の数名とともにみずからも挑んでいた。権力を握る有力者の盛衰に翻弄されるなかで、一番の支えは、代々守りぬいた氏族の名誉と誇りだったのではないだろうか。疫病・政争・戦争のなかを生きぬいた、奈良時代貴族の生涯をたどってみたい。
作者 | 鐘江宏之 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 山川出版社(千代田区) |
発売日 | 2015年01月 |
『大伴家持歌を読む 2 高岡市万葉歴史館論集19』
越中国守時代とそれ以降の家持を読み解く。家持の用字・表記法をめぐる論攷や作歌の特徴をめぐる論攷、越中時代の歌に関する論攷や代表作「春愁三首」を取り上げた論攷。さらに、『萬葉集』末四巻における家持歌作の減少をめぐる論攷などから、家持の歌世界を明らかにする。
作者 | 高岡市万葉歴史館 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 笠間書院 |
発売日 | 2021年09月06日 |
『万葉集をつくった男 小説・大伴家持 (角川文庫)』
作者 | 篠崎 紘一 |
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価格 | 752円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年05月24日 |
それぞれの作品を通じて、奈良時代の歌人である大伴家持の人間性や歌心、そして彼が生きた時代の風俗や歴史の一端を垣間見ることができると思います。彼の生涯は、歴史上の出来事だけでなく、自らが直面した人間ドラマや葛藤も混じり合って構成されています。それはまさしく、苦悩と喜び、悲しみと恵み、敬意と怨み、そしてあらゆる感情が交錯する幅広いスペクトラムを持っています。
そうした要素は、一見重く感じられるかもしれませんが、それぞれの作品は適切な配分と解釈で読み手にとって十分に楽しめる形にまとめられています。彼ら作品の持つ力強さと感動は、大伴家持という人物が生涯に渡って何を感じ、どのように生きたのかを深く理解しているからこそ生まれるものだと言えるでしょう。
一方で、特に大伴家持という人物に興味を持っていないという方でも、これらの作品は単体として楽しむことができます。それぞれが、人間ドラマや時代背景、美的センス、何よりも作者の深い思索と努力の産物です。
これらの作品を読むことで、大伴家持の境地や時代背景を通じて、自分自身の感情や人生観を振り返る機会になるかもしれません。それぞれの作品が、大伴家持という奈良時代の歌人が通った道筋をさまざまな角度から描き出し、一つ一つが綿密なるタッチで彼の生命の痕跡を残しています。
だからこそ、これらの作品を通じて大伴家持の世界を体験し、さらに彼の歌とともに歩むという新たな可能性を試してみてはいかがでしょうか。また、これらの作品は奈良時代を知る上でも絶好の教材です。大伴家持とともに、その時代を生きた人々の心情や生活を感じることができることと思います。どうぞ、あなたの手に取ってみてください。
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