何気ない日常の愛おしさを知る。日記をまとめた本5選

毎日が特別でなくても、その何気なさが何よりも愛おしいんです。ここで紹介する5冊は、そんな日常の輝きを描いた日記形式の作品たち。一つ目は10代の女性が綴った、青春のあれこれを描いた一冊。感情の起伏がリアルで、誰もが経験する恋愛の悩みも描かれています。二つ目は40代の主婦の日常。家事や仕事、子育てに奮闘する彼女の視点から見た世界が描かれています。三つ目は中年男性の退屈な日々。けれど退屈さの中にも幸せを見つける彼の生活に、あなたもきっと共感できます。四つ目はおじいちゃん、おばあちゃんの田舎暮らし。季節の移り変わりを見守る時間の流れは心地よく、懐かしい気持ちにさせられます。最後は、愛猫との暮らしを綴った一冊。猫との日々は、癒やしと笑いに満ちていますよ。どれも、ポッと明るくなるような、日常の愛おしさが詰まった作品です。
『』
| 作者 | |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | |
| 発売日 |
『日記の練習』
| 作者 | 工藤/玲音 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | NHK出版 |
| 発売日 |
『』
| 作者 | |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | |
| 発売日 |
『読書の日記』
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本を読む人と、その生活。
このような365日の記録が、かつてあっただろうか。
東京・初台の〈本の読める店〉「fuzkue」店主、
初の単著のして読書の喜びに満ちた圧巻の1100ページ。
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◇推薦のことば
すべての文章に当てはまるわけではないが、この人の文章はまさに、文は人なり、才
気煥発、多動症的バイタリティーを存分に現していて、「ぜひ会いたい!」とも思う
し、「会わなくてここにある文章でじゅうぶん」とも思う。
こういう高い能力を持った人は、世間では成功すると思われがちだが、その高さの質
が世間と折り合わないために、「労多くして益少なし」というか、端からはわざわざ
見返りが少ないことばかり選んでいるように映る。
私はこの人に似た人を二人知っている、一人はアルチュール・ランボーで、もう一人
は樫村晴香という70年代からの私の友人だ。
二人とも浅い知り合いは、「もっとうまくやればいいのに(あいつにそれができない
わけないんだから)…」と残念がるだろうが、よく知る友人は、これが彼の精一杯の社
会との接触であり、彼にその気がなかったら自分は彼と交遊することがなかったと、
年とともに感じるようになる。
凡庸な人には彼の能力も魅力も、アフリカの砂漠での後半生が見えず、ただ天才詩人
としか思われず文学青年(死語)の崇拝の対象でしかない、そういう、ランボーのアフ
リカでの日々を思わせる、これはそういう文章で、私の気持ちを掻き立てずにはいな
い。
――保坂和志(小説家)
ここに収録された日記よりずっと以前の日付のものだっただろうか、阿久津隆は「ス
トラグルという言葉が好きだ」というようなことをたしか書いていた。ぼくは「スト
ラグル」という語感をすぐに気に入り、真似して使ってみようと考えたことを覚えて
いる。彼の日記をだらだらと読み進めているとふとした語彙がとてもフレッシュにみ
えることがある。
去年秋にようやく映画『オデッセイ』を観て、続けてすぐに原作『火星の人』を読ん
だ。火星に一人取り残された植物学者マーク・ワトニーが生存の証拠として書き続け
た日記。
火星にマーク・ワトニーがいて、そして初台に阿久津がいる。初台のマーク・ワト
ニーこと阿久津隆……よくわからないけどたぶんそんな感じ。二人がしばしば記す、い
かに今日自分は疲労しているのかという描写が妙に楽しい。彼らのストラグル=悪あ
がきの記録を愉快に読めるというこの幸福。二人とも日々のあれこれにまるでこども
みたいに一喜一憂し、ぐったり疲れ、その一方で、日記を書く手を、仕事をする手
を、本を読む手をなぜか止めない。
1ページ目の冒頭、つまり1日目の日記の、1行目。読み始めてすぐ、体からふわっと
力が抜けた。これがもし映画のファーストカットならばぼくはきっと大興奮したか心
底嫉妬しただろう。何気なく置かれたカメラが捉えたなんてことはない実景カットの
ような、でも、まさしくこの本「読書の日記」のファーストカットはこのカット以外に
ありえないだろうというような、すてきでとんでもない1行目。
――三宅唱(映画監督)
本の仕事をしているとよく聞かれることのひとつに、本をいつ、どのように読んでい
るのですか?
というのがあって、正面から答えようとすると説明がむずかしい。けれど、これから
は本書を差し出すことでごまかしたい。ぼくのことはともかく、毎日このように読ん
でいる人がいますよ、と。
阿久津さんは、食べるように本を読む。仕事が忙しい人も、生活が落ち着かない人
も、食事はする。ちょうどそんなふうに。人は、食べたものと読んだものとでできて
いるのだ、という気がしてくる。
本書はまた、経営の日記でもある。経営の目的は、数字を稼ぐことではない。店主が
いて、店としての理想があり、それに少しでも近づきながら続けていくことが、なに
より最初にある。その思いを胸に、仕込みをして、店を開けて、客が来れば迎え、料
理をして提供する。その先についてくるものとして、最後に数字がある。そのことの
愉しみも苦しみも、すべて書かれている。だからきっと、お店をやっている人には勇
気と共感とを与えるし、これからお店をやる人には、遠回りかもしれないがいつかう
んと役に立つ。
それより何より、読んでいて、べらぼうに面白い。これは日記の形をした小説だ。阿
久津さんと一緒に、今日も明日も、どんどん本が読みたくなる。こんな本が、かつて
他にあっただろうか。
――内沼晋太郎(ブック・コーディネーター)
◇本書に登場する作家(一部)
アンソニー・ドーア、雨宮まみ、ハリ・クンズル、ボラーニョ、ジョン・ファンテ、
ヘミングウェイ、ゼーバルト、カルペンティエール、植本一子、デニス・ジョンソ
ン、岡田利規、ベン・ラーナー、坂口恭平、ホセ・サエール、江國香織、ケルアッ
ク、多和田葉子、カステジャーノス・モヤ、滝口悠生、ヴァージニア・ウルフ、今村
夏子、テジュ・コール、武田百合子……
| 作者 | 阿久津隆/著 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | NUMABOOKS |
| 発売日 | 2018年06月20日 |
『日記から : 50人、50の「その時」』
| 作者 | 坪内祐三 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 本の雑誌社 |
| 発売日 |
以上、何気ない日常の愛おしさを教えてくれる日記をまとめた本を5决ご紹介させていただきました。普段の生活の中にあるちょっとした喜びや深く考えるきっかけを提供してくれる素敵な作品たちです。
日記というと、自分だけの秘密を書き残すためのものというイメージがありますが、自分自身の生活を振り返るための道具でもあります。そこに記された何気ないできごとや思い、感じたことを他人が読むことで、日常生活の中に隠れた美や価値を再発見するきっかけになります。
それぞれの作家が描く日常は、それぞれ違いますが、その違いこそが私たちの生活の多様性を示しているようにも感じます。僕たちの生活には色んな「何気ない」が詰まっています。その「何気ない」を言葉に落とし込むことで、日々の光景が一つのエピソードとなり、生活が一冊の物語となる…そんな風に考えると日常が少し違った色に見えてきませんか?
普段何気なく過ごしている日々でも、本当はたくさんの「愛おしい瞬間」が散りばめられているのかもしれません。日記形式の作品を読むことで、その事実に気付かされることは、とても素晴らしい体験だと思います。
小説や漫画だけでなく、日記もまた一種の物語。今回紹介した5冊の作品を通じて、日常を楽しむ新たな視点を見つけられることを心から願っています。そこにはきっと、あなたならではの日常の美しさや喜びが待っているはずです。この機会にぜひ手に取ってみてくださいね。
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