ミクロネシアを知る本4選
ミクロネシアの魅力に触れてみたいと考えているあなたに、おすすめの本を4つピックアップしました。1つ目は、現地の人々と深い交流を重ねながら理解を深めた作家のエッセイ。飾らない言葉で綴られたミクロネシアの日常と人々の生き方が心に響きます。2つ目は、その鮮やかな自然を描いた美しい絵本。視覚からミクロネシアの風景を感じてみてください。3つ目は、ミクロネシアの歴史を描いた小説。実際の歴史をベースにした物語で、一味違った視点からの発見がありますよ。最後に、在住者の視点から書かれた漫画。リアルな生活や文化、思想が詰まっています。どの本もミクロネシアの「今」を感じさせてくれますよ。
『好きになっちゃったミクロネシア: 楽園の島々のツボにはまってうっとり旅 (楽園マニュアル)』
作者 | 下川 裕治/ゼネラルプレス |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 |
『ミクロネシア学ことはじめ 絶海の孤島ピンゲラップ島編』
ミクロネシア連邦ポンペイ州に属するピンゲラップ島。交通手段は限られ、物理的には隔離されている。しかし、海外援助で導入された太陽光発電を利用し、人々はインターネットを使って島外コミュニティと密に連絡を取り合っている。また、伝統的酋長が大きな力を持つ一方で、近代的なルールやモラルが人々の生活を律しているという一面もある。この絶海の孤島で、人々はどのように暮らしているのだろうか。陸地面積約1.8km2、人口約250人の島の暮らし。
作者 | 大塚靖/山本宗立 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 南方新社 |
発売日 | 2019年12月 |
『色のない島へ 脳神経科医のミクロネシア探訪記』
先天的に色彩感覚をもたずモノトーンの視覚世界で暮らす人々がいるピンゲラップ島とポーンペイ島。原因不明の神経病が多発するグアム島とロタ島ー脳神経科医のサックス博士はミクロネシアの閉ざされた島々に残る風土病の調査に訪れる。島の歴史や生活習慣を探るうちに難病の原因に関わる思いがけない仮説が浮かび上がるのだが…。美しく豊かな自然とそこで暮らす人々の生命力を力強く描く感動の探訪記。
作者 | オリヴァー・サックス/大庭紀雄 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2015年03月20日 |
『身体と形象 ミクロネシア伝承世界の民族誌的研究』
旧トラック環礁に秘伝の知識体系=イタン。それは、身体の隠喩としての「箱」、生命の隠喩としての「石」等、形象認識に基づく世界観をなす。本書は、消滅しつつある知的遺産の詳細な記録・分析である。
作者 | 河合利光 |
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価格 | 8800円 + 税 |
発売元 | 地方・小出版流通センター |
発売日 | 2001年02月10日 |
この4冊を読んで、あなたがミクロネシアの魅力を感じていただけたら、それは何よりうれしいことです。ただ、ここで紹介した本たちは、確かにその土地と人々の生活を細やかに描き出していますが、一方で、そこには思わぬだけの厳しい自然環境や社会状況が存在し、その独特の文化がどのように育まれてきたのかという深くて広い背景があります。それが彼らの人間性や暮らしの一部として描かれているからこそ、その土地がもつ魅力をより深く理解することができるのです。
ミクロネシアという遥かなる島々を舞台にしたこれらの本を通じて、私たちは新たな視点を得ることができます。それは、私たちが普段持つ日常の価値観や常識を覆すような経験をすることで、私たち自身の世界観を広げ、深めてくれる力があります。まるで新しい旅を始めるかのように、違う文化や価値観に触れることは、私たちにとって大切なことだと思います。
そして、何より思い出してほしいのは、これらの本一冊一冊が、ミクロネシアのあらゆる角度からその日常や歴史、自然、人々の営みを描き出しているということです。だからこそ、これらの本を読むことで、あなた自身がミクロネシアを訪れたような心の旅を味わうことができるのではないかと思います。
最後になりますが、この記事を読んで興味を持ってくださった皆さまには、ぜひともこの4冊を手に取ってみてください。語られている物語の中で、あなただけのミクロネシアを見つけていただけたらと思います。それが、どんな形であれ、あなた自身の人生や視野を広げる一助となれば、これ以上の喜びはありません。ミクロネシアの物語が、あなたのこれからの人生を少しでも豊かにしてくれますように。
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