貧困女子について知りたい人が読む本10選

貧しいながらも生きるための知恵と力強さを持つ女性たち。そんな彼女たちの生き様を描いた作品10選をご紹介します。呼吸を忘れるほどの緊迫感あふれるストーリーから、茜色に染まる夕日のような温かさを感じる作品まで、貧困が彼女たちの人生にどのような影響を及ぼし、どのような強さを生んでいるのか体験してみてください。また、一見可愛らしい漫画の中にも、深淵なる現実を垣間見ることができるでしょう。恵まれない環境だからこそ見えてくる希望や愛。彼女たちの力強い生き様が、きっとあなたの何かを動かしますよ。
『東京貧困女子。 : 彼女たちはなぜ躓いたのか』
| 作者 | 中村,淳彦,1972- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 東洋経済新報社 |
| 発売日 | 2019年04月 |
『証言 貧困女子 助けて!と言えない39人の悲しき理由』
日本における貧困問題は、圧倒的に女性の問題である。
20歳から64歳の単身女性の相対的貧困率(年収122万円以下)は29%。
男性のそれは21.1%とその差は歴然としている。
単身女性の約3人に1人が月収約10万円での生活を送っていることになる。
彼女たちはなぜそのような状況に身を置くことになったのかーー。
女子大生、派遣OL、公務員、シングルマザーなどの属性、
都市部と地方などの違いによる地域性、
悪化する単身高齢女性の貧困率などに象徴される年齢による差異など、
さまざまな切り口から見えにくい「女性の貧困」を
当事者の声も交えてレポートする。
監修は『東京貧困女子。』が話題のノンフィクション作家・中村淳彦氏。
| 作者 | 中村 敦彦 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 宝島社 |
| 発売日 | 2020年01月18日 |
『最貧困女子』
働く単身女性の3分の1が年収114万円未満。中でも10〜20代女性を特に「貧困女子」と呼んでいる。しかし、さらに目も当てられないような地獄でもがき苦しむ女性たちがいる。それが、家族・地域・制度(社会保障制度)という三つの縁をなくし、セックスワーク(売春や性風俗)で日銭を稼ぐしかない「最貧困女子」だ。可視化されにくい彼女らの抱えた苦しみや痛みを、最底辺フィールドワーカーが活写、問題をえぐり出す!
| 作者 | 鈴木大介 |
|---|---|
| 価格 | 1034円 + 税 |
| 発売元 | 幻冬舎 |
| 発売日 | 2014年09月 |
『日本の貧困女子』
「日本はもはや後進国である」
最底辺に生きる女性たちの現状とは
25歳。茨城県某市。母親から依存され、金銭的要求がとまらずに
42歳。埼玉県北部。「私、子どもを虐待しているかもしれません」
29歳、看護師。栃木県。中学2年生のときに、父親と
17歳。群馬県太田市。親権を切られ知人の中年男性と暮らす
20歳。島根県から上京。1日18時間労働させられて精神疾患に
32歳。沖縄。末期がんになっても、風俗を続ける理由は、家族に迷惑をかけたくないから
働く単身女性の3人に1人が貧困状態といわれる。そこから家族、地域、制度の三つの縁をなくした女性たちが最貧困女子に落ちていく。
都心に比べ地方の女性たちはその三つの縁が保たれていることから、そんな境遇に陥ることは比較的少ないといわれているが、それは果たして本当か。
地方消滅が叫ばれ、都会以上に貧困化が進む地方において、彼女たちが孤立に陥ったときどんな現実が待っているのか。
地方の底辺で生きる最貧困女子の性にまつわるルポタージュからあぶりだす。
| 作者 | 中村 淳彦 |
|---|---|
| 価格 | 957円 + 税 |
| 発売元 | SBクリエイティブ |
| 発売日 | 2019年11月07日 |
『貧困女子の世界』
停滞する賃金、止まらないインフレ、そして世代間格差ーー。働いても働いても貧困から脱出できない若年層の女性たち。彼女たちのリアルな現実は、主要メディアではほとんど報道されることはない。未成年売春、ホス狂い、風俗、虐待、奨学金……過酷な境遇にある女性たちの生き様を『東京貧困女子。』などの著書があるノンフィクションライター・中村淳彦氏が活写する。
| 作者 | 中村 淳彦 |
|---|---|
| 価格 | 880円 + 税 |
| 発売元 | 宝島社 |
| 発売日 | 2023年06月06日 |
『同人AV女優 貧困女子とアダルト格差』
「性」と「金」の地殻変動に迫るルポ
2022年6月に成立したAV新法は、AV業界に大きな混乱を巻き起こした。
厳しい規制と1社独占の異常な搾取構造で、「仕事がない、稼げない、制限が多い」
の三重苦に見舞われるAV業界は、いまや地獄の様相を呈している。
そうした中、デジタルネイティブのZ世代の女性を中心に参入が相次ぐのが、
「同人AV」というジャンルだ。
本書では、同人AV女優となったZ世代の元地下アイドル、
コンサル出身のポルノハブ・プロデューサー、SNSを駆使して下着や動画を売る主婦ーー当事者の証言を
もとに同人AV業界、性のデジタル化の実態に迫る。
取材で見えてきた「裸の格差」とはーー。
【「まえがき」より】
「SDGs(持続可能な開発目標)やダイバーシティ(多様性)が叫ばれる中でトラブルや争い、
差別まがいが絶えないAV業界をめぐる議論や、合理的に稼ぐことを求めて裸になる女性たちは、
落ちゆく日本の縮図である。
いまの日本にいったい何が起こっていて、これからどうなっていくのか、
同人AV女優という職業に従事する女性たちから探っていこうと思う」
※↓目次 第一章 絶望のAV業界
第二章 敗残者の独白
第三章 Z世代と同人AV
第四章 適正から逃れた彼女たち
第五章 テクノロジーの功罪
第六章 バッキー事件の警告
第一章 絶望のAV業界
第二章 敗残者の独白
第三章 Z世代と同人AV
第四章 適正から逃れた彼女たち
第五章 テクノロジーの功罪
第六章 バッキー事件の警告
| 作者 | 中村 淳彦 |
|---|---|
| 価格 | 1056円 + 税 |
| 発売元 | 祥伝社 |
| 発売日 | 2023年03月01日 |
『女子大生風俗嬢 性とコロナ貧困の告白』
コロナ禍での“最大の被害者”は大学生だった! 中村淳彦氏が贈る「貧困シリーズ」の最新作は大学生がテーマ。コロナ禍でバイトを奪われた学生たちは、いかにしてこの“地獄モード”を切り抜けているのか。体を売るしかない女子大生たちが告白する悲惨な現状。オンライン授業になっても学費を下げない呆れた大学の内情も!
| 作者 | 中村 淳彦 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 宝島社 |
| 発売日 | 2021年05月10日 |
『ルポ貧困女子』
| 作者 | 飯島,裕子 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 | 2016年09月 |
『』
| 作者 | |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | |
| 発売日 |
『大阪ミナミの貧困女子』
| 作者 | 村上,薫,記者 川澄,恵子 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 宝島社 |
| 発売日 | 2021年02月 |
それぞれの作品を通して、貧困女子の生活のリアルさや鮮烈な生き方、強靭な精神性に触れていただけたでしょうか。困難な状況下に置かれている彼女たちの物語は、私たちが日々生活している中で見過ごしてしまっている、人間力の可能性を改めて感じさせてくれます。
彼女たちに共通して見られるのは、物質的に豊かではないかもしれませんが、心の豊かさや、困難を乗り越えるための強さだと思います。その力強さは、まさに生きる力そのもの。彼女たちの生きざまを通して、私たち自身の人生について考えさせられる瞬間も多々あるでしょう。それは、物語から得る価値観の一部ともなり、自分自身の視野を広げ、心を豊かにするきっかけにもなります。
決して胸を痛めるだけの物語ではなく、そこには必ず彼女たちが持っている強さや、彼女たちを取り巻く人々との関わり、時には日常の何気ない幸せが描かれています。紹介した各作品が、貧困女子の生活について更に理解する一助となり、彼女たちに対する理解や共感を深めるきっかけとなれば幸いです。
そして最後に、読者の皆さまに一つだけ伝えたいことがあります。それは、どんなに厳しい状況にあっても、その中に必ず希望はあるということ。まさに、これらの作品が教えてくれることです。だからこそ、私たちは物語のヒロインたちから勇気を貰い、時に励まされ、時に感動するのです。
これらの作品の魅力を伝えきれない部分もたくさんあるかもしれませんが、それは皆様ご自身が読むことにより実感していただければと思います。まだ読んだことのない方は、ぜひ手に取ってみてください。そして彼女たちの生きる世界を、その目で確かめてみてください。
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