覚悟はいいか?心して読むべし鬼畜ケッチャム小説4選
あなたは心の準備ができていますか?我々が取り巻かれている、人間のやのらかしい心情や欲望を鋭くえぐり出す、痛快極まりないケッチャム作品を今すぐ決して手に取るな。一つ目は現代の街を舞台にした一風変わったレディで、舌を巻くような展開が待ちかまえています。二つ目は、一人の女性が巻き込まれるサイコスリラーで、読む者を鬱々とした感情の渦に落とし入れます。三つ目は、救い無き世界を描き出すドス黒いディストピアで、リアルで過酷な現実を赤裸々に描く。最後に、男の欲望と狂気を描いた不条理な冒険譚が待っています。これら全てに共通するのは、どんな読者でも必ず心を揺さぶる真実のストーリーだということ。明日に続く笑顔が欲しいなら、読むのはおすすめしない。しかし、真実に目を向けたいならば、この難解な世界に足を踏み入れるべきだ。
『隣の家の少女』
1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越して来た美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。メグと妹のスーザンは両親を交通事故で亡くし、隣のルース・チャンドラーに引き取られて来たのだった。隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、ルースが姉妹を折檻している場面に出会いショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。ルースの虐待は日に日にひどくなり、やがてメグは地下室に監禁されさらに残酷な暴行をー。キングが絶賛する伝説の名作。
| 作者 | ジャック・ケッチャム/金子 浩 |
|---|---|
| 価格 | 1210円 + 税 |
| 発売元 | 扶桑社 |
| 発売日 | 1998年07月28日 |
『オフシーズン』
全国の読者の熱烈な声に応え、待望の復刊!!
全米一怖い作家は誰だ?きっとジャック・ケッチャムさ。
『オフシーズン』の無修正版を感謝祭の日に読んだら、
きっとクリスマスの日まで眠れなくなること請け合いだ。
スティーブおじさんが警告しなかったなんて言うなよ、
はっはっはっ……
(スティーブン・キング)
避暑客が去り冷たい秋風が吹き始めた九月のメイン州の避暑地。ニューヨークから六人の男女が休暇をとって当地にや
って来る。最初に到着したのは書箱編集者のカーラ。すこし遅れて、彼女の現在のボーイフレンドのジム、彼女の妹の
マージーとそのボーイフレンドのダン、そしてカーラのかつてのボーイフレンドのニックとそのガールフレンドのロー
ラが到着した。六人全員が到着した晩に事件は勃発した。当地に住む“食人族”が六人に襲い掛かったのだ。“食人族
”対“都会族”の凄惨な死闘が開始する。
ジャック・ケッチャム(Jack Ketchum)
俳優、教師、出版エージェントなどの職業をへて、80年に『オフシーズン』(扶桑社ミステリー)で作家デビュー。
本名はダグラス・マイヤー。2011年、ホラー小説への貢献を讃えられ、ワールド・ホラー・コンベンションでグランド
・マスター・アワードを受賞。
| 作者 | ジャック・ケッチャム/金子 浩 |
|---|---|
| 価格 | 1210円 + 税 |
| 発売元 | 扶桑社 |
| 発売日 | 2020年02月04日 |
『ザ・ウーマン (扶桑社ミステリー)』
| 作者 | ジャック・ケッチャム/金子 浩 |
|---|---|
| 価格 | 733円 + 税 |
| 発売元 | 扶桑社 |
| 発売日 | 2012年12月31日 |
『襲撃者の夜 (扶桑社ミステリー ケ 6-8)』
| 作者 | ジャック ケッチャム/Ketchum,Jack/浩, 金子 |
|---|---|
| 価格 | 1500円 + 税 |
| 発売元 | 扶桑社 |
| 発売日 |
『わたしはサムじゃない』
| 作者 | Ketchum,Jack,1946- McKee,Lucky 金子,浩,1958- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 扶桑社 |
| 発売日 | 2014年12月 |
それでは、ここまでで心臓に悪いほどハラハラドキドキさせられる鬼畜ケッチャム小説4選をご紹介しましたが、皆さんいかがでしたか?興味を引かれた作品はありましたか?出色の作風の中には、人間の心理を揺さぶり、思考を追い詰めるような描写もしっかりと散りばめられています。全ての読者をフックにするような、まさに鬼畜ケッチャムな世界。非常に優れた作家たちが、読者の心に響くようなストーリーを生み出しています。
読む方も覚悟が必要な小説を選んだ理由は、「普段読まないジャンルに触れ、新たな視野を広げてもらいたい」という思いから。以前から何となく避けていた方も、この機会に手に取ってみてはいかがでしょう?その内容にどっぷりとハマったら、それはそれで大変なことになるかもしれませんが(笑)。しかしながら、一度その世界に足を踏み入れてみれば、見えてくる風景はきっと色とりどりでしょう。
このような作品群は、自身の考えや視点を強く問いかけ、そしてそれが生きる中での答えを見つける一助になるかもしれません。内容が過激であることを理由に避けてしまうのではなく、「なぜそう描かれているのか」を読み解いてみてください。それがきっと新たな一面を見るきっかけになるはずです。
なお、ここで紹介した作品たちは、強いメッセージや描写が含まれている分、繊細な気持ちを持つ方には向かないかもしれません。そのため、自分にとって適切なタイミングで読むことをおすすめします。今回の記事が、少しでも皆さんの読書の選択肢を広げるきっかけとなれば幸いです。
そして何より大切なのは、作品を楽しむこと。覚悟を決めて読み始めた作品が、皆さんの心の中に新たな風を吹き込みますように。それでは、心して読むべし、この鬼畜ケッチャム小説と、挑まんことを。次回もまた、面白い作品をご紹介できることを楽しみにしております。
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