徳川慶喜に関する本・小説 おすすめ6選 江戸幕府最後の将軍

この度は、江戸時代最後の将軍、徳川慶喜に焦点を当てた、胸を揺さぶられる作品を6つピックアップしました。一部の作品では、彼の華々しい生涯を描きつつ、個人としての悲劇を深く掘り下げてくれます。また、スリリングな歴史劇から、流麗な筆致による心揺さぶられる物語まで、様々な面から徳川慶喜を描いています。将軍の権力と責任、そして時代の波に翻弄される彼自身の葛藤。そのすべてが鮮やかに描かれたこれらの作品は、江戸の終焉と明治の幕開け、そして彼自身が抱えていた苦悩や葛藤を深く感じることができます。歴史愛好家はもちろん、小説好きにもぜひ読んでいただきたい一冊です。
『徳川最後の将軍慶喜の本心』

作者 | 植松,三十里,1954- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2021年07月 |
『運命の将軍 徳川慶喜 敗者の明治維新』

名君か、暗君か!?知られざる実像に迫る!
動乱の幕末期、壊れかかった江戸幕府の復権を果たすべく、最後の切り札として立ち上がった第15代将軍・徳川慶喜。結局、討幕を目指す薩長の勢いには勝てず、いきなり大政奉還し、徳川の世に終止符を打った。しかし、薩長への対抗策や、幕府に命を懸けていた会津藩をはじめとする幕府勢力へのケアなど、その終わらせ方には、いまだ多くの批判と疑問がある。
徳川家康の生まれ変わりと称されるほど切れ者だったという話もあれば、二心殿と呼ばれ、方針や言動がすぐに変わり、家臣を激しく混乱させたという話もある。果たして、徳川慶喜とはいかなる人物だったのか。日本の歴史の大きなターニングポイントとなる明治維新のキーマンにして、最後の将軍である慶喜の実像に迫る。
第一章 父は天下の副将軍
第二章 一橋家相続
第三章 将軍後見職
第四章 一会桑の時代
第五章 第十五代将軍徳川慶喜
第六章 大政奉還
第七章 鳥羽伏見の戦い
第八章 逃げる慶喜
第九章 奥羽越列藩同盟
第十章 慶喜残照
作者 | 星亮一 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | さくら舎 |
発売日 | 2021年09月09日 |
『幕末の天才 徳川慶喜の孤独 平和な「議会の時代」を目指した文治路線の挫折』

慶喜の明治維新とは、流血の無いイギリス名誉革命を模範とした市民革命であり、イギリスの議会制度を取り入れようとしたものだった。
その背景にあった「水戸学」とはどのような思想なのか。
水戸学に学び、文治路線を望み、戦を嫌った最後の将軍・・・。慶喜の見すえた未来とはどのようなものだったのか。
象徴天皇論を唱えた慶喜の先見の明を再評価する。
まえがき
第一章 ペリー来航と将軍後継問題
ペリー来航
一橋慶喜擁立運動
将軍家定の後継問題
第二章 戊午の密勅
日米通商条約案の確定
井伊大老の無勅許調印
戊午の密勅と水戸学
鎮派の象徴天皇論VS激派の天皇親政論
第三章 尊皇攘夷運動の猛威
尊皇攘夷論のるつぼとなった京都
長州藩の外国船砲撃
孝明天皇の意向による八・一八政変
参与会議の崩壊
長州軍を撃退した蛤御門の変
第四章 木戸孝允の謀略
桂小五郎の実像
逃げの小五郎
桂小五郎が仕組んだ水戸天狗党の乱
第一次長州征伐の勅命下る
勝海舟を調略して第一次長州征伐を潰した桂小五郎の謀略
薩会同盟を薩長同盟へ切り替えさせた桂小五郎
第五章 薩長同盟における龍馬という虚像
幕末日本の内戦を希求したイギリス武器商人グラバー
グラバーの三角貿易が薩長同盟を成立させた
第六章 議会開設を目指した大政奉還
パークスが第二次長州征伐で長州を支援し幕府軍は敗北
慶喜による幕府陸軍の創設と兵庫開港
イギリス・アメリカ型議会制度を目指した大政奉還
第七章 鳥羽伏見の戦い
アーネスト・サトウと木戸孝允と坂本龍馬と西郷隆盛による討幕の密謀
王政復古の大号令・神道国教化・廃仏毀釈・皇民教育
空海が完成した神仏習合という日本教
慶喜は幕府軍を率いて大坂へ下る
幕府軍は討薩表を掲げて京都を目指す
鳥羽街道で通行を阻止され奇襲砲撃を受ける
錦の御旗の出現により慶喜は東帰
補論 象徴天皇制と天皇親政論の間を揺れた昭和天皇
主な参考文献
作者 | 鈴木荘一 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 勉誠出版 |
発売日 | 2018年11月30日 |
『徳川慶喜 最後の将軍』

すぐれた行動力と明晰な頭脳を持ち、敵味方から怖れと期待を一身に集めながら、ついに自ら幕府を葬り去らなければならなかった最後の将軍徳川慶喜の悲劇の一生。(向井敏)
作者 | 司馬 遼太郎 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 1997年07月10日 |
『徳川慶喜 : 最後の将軍と明治維新』

作者 | 松尾,正人,1948- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 山川出版社 |
発売日 | 2011年09月 |
『徳川慶喜』

徳川慶喜ー江戸幕府最後の将軍。討幕の動きに対抗するが、それが不可能だと判断した時点で大政奉還に突如打って出る。鳥羽伏見戦争後、江戸に逃げ帰り謹慎生活に入ることで歴史の表舞台から消え、明治・大正時代は趣味の世界に没頭して過ごした。その複雑な性格と行動から評価の一定しなかった77年間の生涯を、新たな研究動向のうえに立って描き出す。
作者 | 家近良樹 |
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価格 | 2530円 + 税 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2014年01月 |
今回は、歴史に興味深い思い描きながら読み進むことができる、徳川慶喜に関する本や小説をご紹介しました。それぞれに独自の解釈や視点が注がれ、慶喜という人物がどのように時代の波乱に身を任せ、また自らが幕府の運命を牽引していったのかを深く掘り下げています。
江戸時代末期、その激動の歴史の舞台で活躍した徳川慶喜。彼の生きざまは、歴史的事件と共に描かれ、その動向一つ一つが時代を画する大きなパノラマを作り上げます。彼の視点から見た幕末の世界は、まるで映画のような迫力です。
また、この時代の他の人物たちとの関わりや、個々のエピソードにも注目です。どの作品も、その人間ドラマを巧みに描き出していて、歴史好きでなくても楽しめる内容となっています。
もちろん、歴史的事実に基づいた描写は、時代背景の理解を深める助けにもなるでしょう。幕末の動乱を通して、当時の人々の生き様や思想、社会的状況を知ることができます。
最後に、これらの本や小説は、ただ歴史を学ぶためだけでなく、物語としての面白さも兼ね備えています。登場人物たちの感情や心情に共感したり、戦闘シーンの描写にワクワクしたり、心を揺さぶられるエピソードに涙したり……きっと、あなた自身の豊かな感情を呼び覚ますでしょう。
さあ、あなたもぜひ、徳川慶喜の世界に足を踏み入れてみてください。時間を超えて、慶喜とともに幕末の世界を旅する時間は、あなたにとって新たな発見と感動をもたらすことでしょう。
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