アッと驚くどんでん返し!だまされる快感が味わえる定番ミステリー
ご紹介するのは、頭脳戦と心理戦が織り交ぜられた本格的なミステリー作品ですよ。事件の解明に挑む主人公の視点で物語が進行しますが、彼がどんな手段や知識を用いて真相にたどり着くのか、目が離せません。一度語られた結論があっという間に覆される展開は、まさにドンデン返し!読者を驚かせる奥深さと面白さが満載です。ヒントがちりばめられていて、「自分だったら解けるかな?」と考えながら読むのも楽しいですよ。本作で、どんでん返しの虜になること間違いなし!たくさん出てくる伏線やトリックが、最終的に見事に絡み合う様は圧巻。まさにだまされる快感が味わえますよ。
『ハサミ男』
作者 | 殊能,将之,1964-2013 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2002年08月 |
『十角館の殺人 <新装改訂版>』
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)
すべてはここから。清冽なる新本格の源流!大学ミステリ研究会の七人が訪れた十角形の奇妙な館の建つ孤島・角島。メンバーが一人、また一人、殺されていく。「十角館」の刊行から二十年。あの衝撃を再び!
プロローグ
第一章 一日目・島
第二章 一日目・本土
第三章 二日目・島
第四章 二日目・本土
第五章 三日目・島
第六章 三日目・本土
第七章 四日目・島
第八章 四日目・本土
第九章 五日目
第十章 六日目
第十一章 七日目
第十二章 八日目
エピローグ
作者 | 綾辻 行人 |
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価格 | 946円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2007年10月 |
『ある閉ざされた雪の山荘で』
1度限りの大トリック!
劇中の殺人は真実か?
俳優志願の男女7人、殺人劇の恐怖の結末。
早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか? 驚愕の終幕が読者を待っている!
作者 | 東野 圭吾 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 1996年01月 |
『葉桜の季節に君を想うということ』
「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たしてー。あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。
作者 | 歌野 晶午 |
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価格 | 902円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2007年05月 |
『イニシエーション・ラブ』
僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説ーと思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。
作者 | 乾 くるみ |
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価格 | 715円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2007年04月 |
ここまで数々のアッと驚くどんでん返し!だまされる快感が味わえる定番ミステリーを紹介してきましたが、これらの作品のすごいところは、読んでいる途中では全く気づかないことだったり笑ってしまうような出来事が最後には大事件につながり、その裏付けもしっかりと緻密に描かれているところですよね。
あるいは、あまりにも自然すぎる会話や日常の中に意外性を仕込んでおき、それが最後に大きな伏線になるなんて手法も見逃せません。それが緻密さの証でもあります。その上、作者のセンスが光る描写一つ一つが、読者を物語の世界に引き込み、登場人物達の感情に共感させます。
そして、最後に待ち受けているのが大どんでん返し。いつも誰もが予想できない、しかし「ああ、そういう事だったのか!」と納得できる驚きの展開が待っています。ミステリーにハマる人が多いのは、こうした作品の中に描かれる世界観やキャラクターへの共感、緻密なプロットによる驚きや感動があるからでしょう。
このほかにもまだまだ、人を驚かせ、喜ばせ、引き込むためのさまざまな要素が満載のミステリー作品がたくさん存在しますよ。そんな作品を読むことで、読んだ後の達成感や解釈の違いを話す楽しみなど、気晴らし以上の何かを感じることができるはずです。
それぞれの作品を読み進めるうちに、だまされていく快感、そしてその後の「なるほどな!」という爽快感をきっと味わうことができるでしょう。今まで紹介した作品が皆さんの読書の一助になれば幸いです。ぜひ、これらの作品を手にとって、その魅力を肌で感じてくださいね。
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