孤島を舞台にしたミステリー6選
孤島を舞台にしたミステリーは、閉じられた環境と疑心暗鬼が絡み合う醍醐味がありますね。まず1作目は、孤島に閉じ込められた登場人物達が疑念と闘いながら謎に挑む、クラシックな作風。続く2作目は、少し風変わりで異世界を舞台にしたミステリー。孤島でのサバイバルを織り交ぜたスリリングな展開に注目です。3作目は、孤島の学園が舞台。学生たちが繰り広げる推理戦は息をのむ程です。4作目は、コミカルな要素も散りばめられ、ミステリーが苦手な方でも楽しめます。次の5作目は、冷酷な殺人ゲームが行われる極限の状況を描きつつ、人間の心理を鋭く描いています。最後は、過酷な環境下で巻き起こる驚愕のミステリー。各作品とも、孤島ミステリーならではの緊張感と解放感を堪能できること間違いなしです。
『孤島パズル』
作者 | 有栖川,有栖,1959- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 1996年08月 |
『十角館の殺人 <新装改訂版>』
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)
すべてはここから。清冽なる新本格の源流!大学ミステリ研究会の七人が訪れた十角形の奇妙な館の建つ孤島・角島。メンバーが一人、また一人、殺されていく。「十角館」の刊行から二十年。あの衝撃を再び!
プロローグ
第一章 一日目・島
第二章 一日目・本土
第三章 二日目・島
第四章 二日目・本土
第五章 三日目・島
第六章 三日目・本土
第七章 四日目・島
第八章 四日目・本土
第九章 五日目
第十章 六日目
第十一章 七日目
第十二章 八日目
エピローグ
作者 | 綾辻 行人 |
---|---|
価格 | 946円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2007年10月 |
『孤島の来訪者』
作者 | 方丈,貴恵,1984- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2024年01月 |
『終末少女 AXIA girls』
あたしは絶対にバケモノなんかじゃない!!でもあなたは…。世界の終わりは突然始まった。黒の海が大地を沈め、無数の「口」が全てを食い尽くしてゆく。この終末から逃れ、天国のような孤島に着いた少女らは、しかしそこでも海の彼方に「口」どもを見た。絶望までの時間を静かに暮らす中、彼女らは謎めいた漂着者らを助ける。だがそれは結果として、嘘と裏切りに満ちた殺し合いの始まりとなってしまった。魔女は、そして生き延びるべきは誰か?終末をかける少女らの超絶論理。
作者 | 古野まほろ |
---|---|
価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2019年01月23日 |
『T島事件 : 絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか?』
作者 | 詠坂,雄二 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2020年08月 |
『かぎろいの島』
作者 | 緒音,百 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 竹書房 |
発売日 | 2024年06月 |
それぞれに独特の雰囲気を持つ孤島が、謎解きの舞台となり、何気なく読み始めた本が眠れない夜を誘う。それが、今回ご紹介させていただいた6つの作品です。ここで紹介した作品は全て、ただの静寂な空間であるはずの孤島が、一つ一つ違った特異な顔を持ち、それがまた謎解きの重要な鍵となるのが面白いところです。終わりの読めない謎がそこにはあり、終わりが何かを考えることでさらに深みに引き込まれます。それはまるで、孤島へと誘われるかのように。
ある作品は孤島の風景を描き出し、読者を全く別の世界へと誘います。一方、別の作品では孤島の閉ざされた空間を最大限に活用し、そこで起きる出来事が一部始終を描き出すことにより、読者の心理を高まらせます。
また、孤島ミステリーは、孤独や絶望といった人間の心理状態を鮮やかに描きだす場でもあります。登場人物たちが孤島で直面する困難を通じて、人間の持つ弱さや強さ、そして被害者であることと加害者であることの曖昧さを感じ取ることができるでしょう。
一度手に取れば、その引力から逃れられない魔力を孤島ミステリーは持っています。そして、そこには必ず孤島の存在が必要とされています。疑惑と暗闇のかかる雲間からのぞくその孤島の灯りは、まるで読者自身がそこに足を踏み入れてみたくなるような、恐怖とともに冒険心をくすぐるものでしょう。
まだまだ知られざる孤島のミステリーが皆様の元に幾つも届くことを願っています。それでは皆様、今宵も一冊の本とともに、未知への冒険が始まることを楽しんでください。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。