小川洋子の小説 おすすめ10選 読む順番が気になる人へ

小川洋子さんの作品をご紹介します。女性目線で紡ぎ出される、彼女の品のある世界観は読み手を深く引き込みます。孤独な卓越した数学者と彼を見守る家政婦の微妙な関係性を描いた作品では、数式の美しさと人間の心情が絶妙にリンクします。また、見えないものを愛し続ける女性を通じて、人間の持つ深淵な部分を描いた作品も攻めた内容ですが、心に残るものがあります。さらに、一羽の鳥を巡って繰り広げられる人間模様を描いた作品など、彼女の作品からは人間の本質を見つめ直すきっかけが見つかります。小川洋子さんの作品を読むと、普段見過ごしてしまう世界の一面を見つけることができますよ。
『博士の愛した数式』

「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていたー記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。
作者 | 小川 洋子 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2005年12月 |
『ことり』

【文学/日本文学小説】人間の言葉は話せないけれど、小鳥のさえずりをよく理解し、こよなく愛する兄と、兄の言葉を唯一わかる弟。小鳥たちの声だけに耳を澄ます二人は、世の片隅でつつしみ深く一生を生きた。やさしく切ない、著者の会心作。解説・小野正嗣。
作者 | 小川洋子(小説家) |
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価格 | 638円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2016年01月07日 |
『妊娠カレンダー』

姉が出産する病院は、神秘的な器具に満ちた不思議の国……妊娠をきっかけにゆらぐ現実を描く芥川賞受賞作。「妊娠カレンダー」「ドミトリイ」「夕暮れの給食室と雨のプール」(松村栄子)
作者 | 小川 洋子 |
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価格 | 638円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 1994年02月10日 |
『ブラフマンの埋葬』

ある出版社の社長の遺言によって、あらゆる種類の創作活動に励む芸術家に仕事場を提供している〈創作者の家〉。その家の世話をする僕の元にブラフマンはやってきたーー。サンスクリット語で「謎」を意味する名前を与えられた、愛すべき生き物と触れ合い、見守りつづけたひと夏の物語。(講談社文庫)
読めば読むほどいとおしくなる。
胴の1・2倍に達する尻尾の動きは自由自在、僕が言葉を発する時には目をそらさないブラフマン。
静謐な文章から愛が溢れだす。
ある出版社の社長の遺言によって、あらゆる種類の創作活動に励む芸術家に仕事場を提供している〈創作者の家〉。その家の世話をする僕の元にブラフマンはやってきたーー。サンスクリット語で「謎」を意味する名前を与えられた、愛すべき生き物と触れ合い、見守りつづけたひと夏の物語。
朝日を遮るものが何もない庭の真ん中に、2人で寝転がる。僕は草の上に、ブラフマンは僕のお腹の上に。
みぞおちに頭を埋め、首の後ろをベルトのバックルで固定し、下腹にお尻を載せている。少しでもたくさん光を浴びられるよう、脚は4本とも水かきを開いてだらんとさせている。僕が深呼吸すると、膨らむ下腹に合わせてうまくお尻をくねらせる。--<本文より>
第32回泉鏡花賞受賞作
作者 | 小川 洋子 |
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価格 | 550円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2007年04月 |
『ミーナの行進』

作者 | 小川,洋子,1962- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2009年06月 |
『薬指の標本』

楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡…。人々が思い出の品々を持ち込む「標本室」で働いているわたしは、ある日標本技術士に素敵な靴をプレゼントされた。「毎日その靴をはいてほしい。とにかくずっとだ。いいね」靴はあまりにも足にぴったりで、そしてわたしは…。奇妙な、そしてあまりにもひそやかなふたりの愛。恋愛の痛みと恍惚を透明感漂う文章で描いた珠玉の二篇。
作者 | 小川洋子(1962-) |
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価格 | 572円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 1997年12月24日 |
『猫を抱いて象と泳ぐ』

作者 | 小川,洋子,1962- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2011年07月 |
『約束された移動』

作者 | 小川,洋子,1962- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2022年08月 |
『貴婦人Aの蘇生 新装版』

北極グマの剥製に頭をつっこんで絶命した伯父。残された伯母は、夜ごと死んだ動物たちに「A」の刺繍をほどこし続ける。この青い瞳の貴婦人は、ロマノフ王朝の最後の生き残りなのか? 若い「私」が古びた洋館で過ごしたひと夏を描く、とびきりクールな長編小説。新装版に寄せて、著者の長年の愛読者である中嶋朋子氏が巻末エッセイを寄稿。
作者 | 小川洋子/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2023年09月07日 |
『琥珀のまたたき』

作者 | 小川,洋子,1962- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2018年12月 |
ここまで、小川洋子さんの魅力あふれる作品群をいくつか紹介して参りました。物語の中に描かれている、リアルでありながらも触れることのできない人々の心情や世界が、読者それぞれに読み解き方を問います。文字を追っていけば、確かにそこには何かがある、それが小川さんの物語の不思議な魅力でしょう。
個々の作品は、そのテーマやキーワードが表面化することで、それぞれに独特の響きを持つようになります。そして、時間を重ねるごとに味わい深さを増す、繊細ながらも深遠な表現力は、読者を彼女の作品世界に深く引き込みます。
繰り返し読み返すことで新たな発見があるかもしれませんし、時と共に変化する自身の感情によって、同じ作品が違った色彩を帯びて見えてくるかもしれません。そうした読後の余韻もまた、小川さんの作品が持つ大きな魅力の一つと言えるでしょう。
また、彼女の作品には、女性らしい温かさや優しさが散りばめられています。利己的な情熱とは裏腹に、互いに思いやり、支え合える存在を尊重する心情に、多くの読者が共感し、心を揺さ振られるのです。
これからもどんな作品を読むべきか悩んだら、小川洋子さんの作品を手に取ってみてください。まだ未読の作品がある人も、すでに好きな作品を持っている人も、新たな視点でそれらを楽しむことができるはずです。きっと、あなたの心の奥深くに響く何かを見つけることができるでしょう。そう、何度も何度も読み返したくなる、そんな魅力が小川洋子さんの作品には詰まっています。
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