ベンサムに関する本 おすすめ6選 18世紀のイギリスの哲学者
イギリスの哲学者、ベンサムの考え方に興味はありませんか?彼の功績は法学・哲学のみならず、社会全体にも大きな影響を与えていますよ。古典から現代思想まで、ベンサムについて描かれた6冊の本を厳選しました。ある本は彼の功績を詳しく紐解いてくれますし、またある本は彼の人間性に迫ります。また、イラストやマンガで彼の思想をわかりやすく解説した本もピックアップ。初心者でも楽しく学べる内容です。ベンサムを深く知るための第一歩、ぜひ読んでみて下さい。
『ベンサム』
作者 | 山田,英世,1921-1982 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 清水書院 |
発売日 | 2014年09月 |
『怪物ベンサム 快楽主義者の予言した社会』
功利主義者、パノプチコン創案者。近代批判の中で忘却されたベンサム。しかし、この怪物の構想は現代にも生きている。死刑廃止、動物愛護、都市衛生、同性愛擁護、さらにはチューブによる社会通話システム、冷蔵庫…。人間を快感と欲望の中に配置し、自我の解体をも試みた男。一九世紀最大の奇人啓蒙思想家の社会設計図を解読し、その背景を解明する。
作者 | 土屋恵一郎 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2012年01月 |
『ベンサムとイングランド国制 国家・教会・世論』
フランス革命はジェレミー・ベンサムの社会認識と人間観を大きく揺るがした。ウィリアム・ブラックストンへの批判から始められた思索がたどりついた「立法の科学」と「自由な国家」構想。革命の動乱を契機に、ベンサムは、その構想が前提とする合理的な人間ー適切に功利計算ができる人間ーの存立を阻む様々な外的要因に関心を広げてゆく。人民による世論が決定的な意味を持つ民主政治において、アナーキーに陥ることのない「自由な国家」はいかにして可能なのか。本書は、ベンサムの思想が、フランス革命の衝撃を経てイングランド国制批判として展開していく過程を同時代の知的文脈と関連づけて考察する。イングランド国教会批判と議会改革論を経て『憲法典』に結実する、ベンサムの「自由な国家」の具体的構想が明らかにされる。一貫した哲学を持つ功利主義者像を相対化し、ベンサムの生涯にわたる思想的格闘を追究する画期的な研究成果。
作者 | 小畑俊太郎 |
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価格 | 4400円 + 税 |
発売元 | 慶應義塾大学出版会 |
発売日 | 2013年10月09日 |
『ベンサム「公開性」の法哲学』
ベンサム・リヴィジョニズム。ベンサム研究の大家、ジェラルド・ポステマによる現代ベンサム研究の到達点。
ベンサムの思想全体を――統治・法の思想のみでなく、その道徳理論も含めて――「公開性(publicity)」をその統合的概念として再構成する試み。
ベンサムの功利主義的な道徳哲学と法実証主義的な法理論についての一般に流布した解釈ははたして正しいのか?
本書はこの一般に流布した解釈から、彼の著作を救おうと努める「解釈的な救出作戦」である。
ベンサム・リヴィジョニズム。
ベンサムの公共哲学は、コモン・ローの法学者たちのモデルからは離れた、法理学のための新しい法のモデルを含んでいた。すなわち、法の性質についてのベンサムの理解の独創性、そして、彼の核となる規範的原理であった功利性の原理の独創性は、この終生に渡る立法の構想の期間においてそれらが精緻化されていることを見ない限り、十分に正当に評価することはできない。
本書は、そのような正しい認識を探求するものである。
作者 | ジェラルド・ポステマ/著 戒能通弘/翻訳 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 慶應義塾大学出版会 |
発売日 | 2023年02月18日 |
『ジェレミー・ベンサムの挑戦 = The Challenges of Jeremy Bentham』
作者 | 深貝,保則,1954- 戒能,通弘 |
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価格 | 不明 |
発売元 | ナカニシヤ出版 |
発売日 | 2015年02月 |
『ベンサム 功利主義入門』
現代のさまざまな分野に、実践・理論の両面で大きな影響を及ぼしているジェレミー・ベンサム(1748-1832)。本書は、彼の厖大な草稿類を整理・校訂するベンサム・プロジェクトを牽引し、新著作集の編集主幹をつとめる、「世界一ベンサムを知る」著者による本格的な入門書である。苦痛と快楽が基礎づける原理(功利性の原理)による立法の科学を構想し、共同体の幸福=「最大多数の最大幸福」を目指したこの思想家の全貌を平易に解説し、従来触れられてこなかった宗教と性、拷問に関する理論に言及するなど、最新の研究成果をもとに彼の功利主義思想を体系的に論じる。詳細な読書案内とともに、ジョン・ロールズ『正義論』(1971)における功利主義批判以降のベンサム研究の動向を論じる訳者解説(小畑俊太郎執筆)を付した、新しい功利主義入門。
作者 | フィリップ・スコフィールド/川名雄一郎 |
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価格 | 3520円 + 税 |
発売元 | 慶應義塾大学出版会 |
発売日 | 2013年01月 |
いかがでしたでしょうか、今回は18世紀のイギリスの哲学者、ベンサムについて紹介させていただきました。彼の功績は多岐にわたりますが、特に功利主義の創設者として知られ、社会改革に大いに貢献した存在です。
これらの書籍を通じて、ベンサムの思想や彼が生きた時代背景を知ることは、現代の個人や社会への理解を深める上でも有意義だと思います。それぞれの作品が独自の視点や解釈でベンサムに迫っており、一冊一冊をじっくりと味わいながら読み進めていくことで、さまざまな発見があることでしょう。
また、ベンサムの弁証法や説得力に触れることで、現在の意思決定やジャッジメントにおける援用や、自身の人生観や価値観を見つめ直すきっかけになるかもしれません。ベンサムの著作には、人間の理想と現実、社会のあり方、倫理観について考えるヒントがたくさん詰まっています。
哲学というと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、ベンサムの思想はとても身近で、現代社会にも通じる部分が多いです。あなた自身がどのようにして幸せを追求するか、また多くの人々が幸せを追求するために社会はどうあるべきか、という普遍的なテーマについて考えてみるのも良いでしょう。
さて、この記事を通じて、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。ベンサムの世界観に浸りながら、日々の生活に新たな視点を加えてみてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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