世界の神話について学べる本4選
神話好きならきっと納得する一冊目。古代ギリシャの神々や怪物を生き生きと描いています。神話の豊かさ、神秘性を実感できますよ。二冊目は北欧神話がテーマ。雷神ソーの勇敢さ、知識の神オーディンの英知が感じられます。三冊目は、少しマニアックなエジプト神話。神々の復讐や愛のストーリーがユーモラスに綴られています。最後に、日本神話を詳細に紐解く一冊。八百万の神々たちの人間性、神性が紹介されています。どれも面白さを感じていただけますよ。
『世界の神話』
聖なる物語ーー神話。メソポタミアのギルガメシュ叙事詩、パレスチナの旧約聖書、ケルトのアーサー王伝説、日本の古事記など、世界にはたくさんの神話があります。長い時を経てなお私たちを魅了する個性豊かな神々や、美しくも恐ろしいストーリー。世界各地に伝わる神話のエッセンスを凝縮した、宝石箱のような一冊。
はじめに
1 インドの神話
バラモン教の神話 マヌの洪水
天女ウルヴァシー
不死の飲料アムリタの起源
ヒンドゥー教の神話 乳海攪拌神話
ヴリトラの殺害
ヴィシュヌの神話
シヴァの神話:シヴァとパールヴァティーの結婚
ダクシャの供儀
生殖の神としてのシヴァ
女神信仰:戦う女神ドゥルガー
2 メソポタミアとその周辺の神話
メソポタミアの神話 エヌマ=エリシュ
イナンナの冥界降り
『ギルガメシュ叙事詩』
ウガリット
バアルとモトの闘争
*コラム 武器としての雷
パレスチナの神話 『旧約聖書』の「創世記」:天地創造
蛇の誘惑
カインとアベル
ノアの洪水
3 エジプト・アフリカの神話
エジプトの神話 ヘリオポリス(太陽の町)の創世神話
オシリス神話:オシリスの死
オシリスを探すイシス
ギリシア神話「デメテルとペルセポネ」との関連性
*コラム メジェドさま
西アフリカ・ベナン・フォン族の神話 いたずら者の神レグバ:トリックスター
4 ギリシアの神話
天地創世:混沌からティタンの誕生まで
ウラノスとクロノス(父子の争い1)
アプロディテの誕生
クロノスとゼウス(父子の争い2)
人類の起源ーー五つの種族
プロメテウス,人間に火を与える
パンドラの誕生
しばられたプロメテウス
デウカリオンの洪水
トロイ戦争
*コラム 英語の月名とローマのユリウス暦
5 ケルトの神話
五種族の来寇ーー国造りを見た男トゥアンの話:トゥアタ・デー・ダナンの神話
アルスター神話
フィアナ神話
アーサー王伝説:剣の英雄
アーサー王の騎士たちによる聖杯探求の旅
*コラム 「トリスタンとイズー(イゾルデ)」とインド哲学?
6 北欧の神話
ユミル
世界樹ユグドラシル
バルドルの死
ロキの縛め
フェンリルの縛め
ラグナロク
7 インドネシアの神話
ハイヌウェレ神話
バナナ型死の起源神話
8 中国の神話
天地開闢
混沌
盤古
人類の起源
羿の射日
月の中のひきがえる
生死をつかさどる星
異界訪問ーー腐っていた斧の柄
*コラム 「富を移動させる怪異」
9 オセアニアの神話
ミクロネシア・メラネシアの神話 イルカ女房
空の乙女
オーストラリア・アボリジニの神話
ニュージーランドの神話 天地分離
マウイの神話
10 中南米の神話,北米の神話
中南米の神話 アステカ「世界のなりたち」
人身供儀の意味
死と火の起源
北米の神話 セドナ
付録・古事記
あとがき
参考文献
| 作者 | 沖田 瑞穂 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 岩波書店 |
| 発売日 | 2019年08月23日 |
『図解 世界5大神話入門』
| 作者 | 中村圭志 |
|---|---|
| 価格 | 2475円 + 税 |
| 発売元 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
| 発売日 | 2020年12月18日 |
『一冊でつかむ世界の神話 : ビジュアル版』
| 作者 | 東,ゆみこ |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2023年11月 |
『知とひらめきのインスピレーションBOOK 世界の神話』
| 作者 | 平藤喜久子 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | インプレス |
| 発売日 |
さて、ここまで様々な神話を扱った本を焦点に置いて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。世界各国の神話は、その地域特有の価値観や考え方を映し出す、非常に面白く深いものです。神話に登場する神々やヒーロー達の振る舞いからは、人間の普遍的な心情や生きる上での道徳的な教訓を学ぶことができます。
また、神話は物語としても非常にドラマチックで楽しいものですよね。神々の争いや愛憎、英雄たちの冒険や試練・・・そこにはたくさんの物語が散りばめられています。それぞれの作品には、神話を元にした壮大なエピソードと、現代の読者が共感できる人間ドラマが描かれています。
それぞれの本は、あらゆる視点から神話を解釈し、紹介しています。一冊を手に取れば、そこには新たな世界が広がっています。神話を知ることで、自分の世界観も広がり、日々の生活にも新たな色と、豊かさをもたらしてくれるでしょう。
だからこそ、これらの本を一度読んでみてください。あなた自身の見方や考え方が変わるかもしれませんよ。そして、読むたびに新しい発見があるのも神話の醍醐味です。神話は深遠で、読むたびに新たな発見があります。
まだ神話について深く知らない人も、すでに興味津々の人も、一度この魅力を味わってみてください。神話は私たちの生活や文化を豊かにするだけでなく、深層心理や人間の生き方についても教えてくれます。
最後になりましたが、これを読んでくださったあなたに、これらの作品を通じて神話の世界で新たな冒険と発見を経験していただけたら幸いです。本から得られる学びや感動が、あなたの日々にとって何かしらの彩りとなりますように。それでは、あなたの神話の旅が楽しいものとなりますように!
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