心えぐる!朝井リョウの名作5選
朝井リョウ作品の特徴?それは少年少女の繊細な心情を描くことの巧みさです。彼らが抱える葛藤や苦悩を深くえぐり出し、それを繊細かつ痛烈な文体で描写します。1つめの作品は、登場人物が自分の存在を疑問視し、生きる意味を模索する物語。2つめの作品は、親友の裏切りを描いたもの。3つめは、葛藤が交響曲の如く展開する恋愛模様。4つめは、過去の傷を抉る心情描写が壮絶な作品。最後は、絶望からの脱却を描いたもの。どれも読者の心をえぐる深みがありますよ。
『イン・ザ・メガチャーチ』
沈みゆく列島で、“界隈”は沸騰するーー。
あるアイドルグループの運営に参画することになった、家族と離れて暮らす男。内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生。仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側ーー世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。
「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番いいんですよ」
| 作者 | 朝井リョウ |
|---|---|
| 価格 | 2200円 + 税 |
| 発売元 | 日経BP 日本経済新聞出版 |
| 発売日 | 2025年09月03日 |
『生殖記』
『正欲』から3年半ぶりとなる最新長篇
とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。
体組成計を買うためーーではなく、寿命を効率よく消費するために。
この本は、そんなヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。
【編集担当からのおすすめ情報】
<著者プロフィール>
朝井リョウ(あさい・りょう)
1989年、岐阜県生まれ。小説家。
2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年、『何者』で第148回直木賞、2014年、『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞、2021年、『正欲』で第34回柴田錬三郎賞を受賞。
その他の著書に『少女は卒業しない』、『世にも奇妙な君物語』、『死にがいを求めて生きているの』、『スター』など。
| 作者 | 朝井 リョウ |
|---|---|
| 価格 | 1870円 + 税 |
| 発売元 | 小学館 |
| 発売日 | 2024年10月02日 |
『死にがいを求めて生きているの』
| 作者 | 朝井,リョウ |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2022年10月 |
『正欲』
自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよなーー。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその繫がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。
| 作者 | 朝井 リョウ |
|---|---|
| 価格 | 935円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2023年05月29日 |
『何者』
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたからーー。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。
| 作者 | 朝井 リョウ |
|---|---|
| 価格 | 737円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2015年06月26日 |
それでは以上、朝井リョウさんの名作5選をご紹介させていただきました。押し付けがましさを感じさせず、あくまで自由に考えさせてくれる作風はどれもチャーミングで、読む者それぞれに異なる印象を与えるのが魅力ですよね。
なんと言っても、彼の作品を魅力的にするのは膨大な人間観察から生み出される多種多様なキャラクターと、彼らをとりまくリアルな社会背景。そのどれもがリアルに描かれるため、読んでいると自分自身が登場人物の一人になったかのごとく感じることができます。だからこそ、その心理描写は深く、鋭く、時には痛みを伴いますが、それがまた一つの真実を私たちに突きつけてくれるのです。
しかし、決して暗いだけの作品ではありません。描かれる人間の悲哀や社会の矛盾、時には自己矛盾さえも笑いに変えてしまうユーモラスなセンスも見逃せません。そこには深い洞察力と独特な視点、そして何より温かさが感じられます。
それぞれの作品は異なるテーマを描いており、一見するとバラバラに見えるかもしれませんが、仕掛けにひとつの一貫性を感じるのも朝井リョウ作品の楽しみ方の一つです。そのため、一つの作品を読み終えた時、他の作品に手を伸ばしたくなること請け合いです。
また、朝井リョウさんの作品と向き合う上で大切なことは、「なぜこの描写なのか」「このシーンは何を象徴しているのか」など、頭の中で色々と考えながら、一緒に物語を紡いでいくことが求められます。これもまた、彼の作品の読後感を一段と深いものにしています。
この魅力的な世界をまだ体験していない人には、ぜひ読んでみていただきたい、いや、読まなければ絶対に損をすると断言します。皆さんが朝井リョウさんの作品に触れた時、必ず何かを掴むことができるはずです。その何かがきっと私たちの生きるヒントになることでしょう。では皆さん、楽しい読書ライフを!
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