再生医療に関する本 おすすめ6選
再生医療の世界は広大で奥深いですよね。だからこそ探求してみる価値があります。いま私がここでおすすめしたいのは、再生医療の知識を深めるための6作品。実在の研究をベースにしたノンフィクションから、医療技術が進化した未来を描いたSFまで、バラエティ豊かに揃えました。専門用語が飛び交う硬派な一冊もあれば、再生医療をキーアイテムにしたラブストーリーも。感動的な物語で学べる一冊もおすすめです。ミステリータッチの作品もあり、再生医療というテーマを深掘りしながらも、エンターテイメント性を失っていないのが魅力。再生医療の未来を垣間見ることができる本達から、新たな視点や知識を得ることでしょう。
『改訂版・驚異の再生医療〜培養上清が世界を救う〜』
◆iPS細胞、幹細胞移植ではなく、
「幹細胞の培養液」こそが再生医療の大本命だった!
元来、傷や病気で損なった臓器を再生させる(回復させる)ためには、どんな細胞にでも分化できる幹細胞を培養して移植する「幹細胞移植」がメインに使われていた。そこに、山中教授のノーベル賞受賞により、万能細胞といわれるiPS細胞が登場し、私たちは再生医療は今にでも飛躍的に進むかのような期待を抱いた。
しかし、iPS細胞の応用は、心筋シートや網膜の病気などにごく一部治験がはじまったばかり。夢のような治療・移植にはまだほど遠い。
そんな中、皮膚再生からスタートし、名古屋大学で30年以上にわたって再生医療を研究していた著者は、「幹細胞を移植するのと、幹細胞の培養液を注入することの、効果は同じである」ということを発見した。この培養液を「培養上清」を呼ぶ。
協力病院での治験で、培養上清によってアルツハイマー型認知症、脳梗塞、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、花粉症など、難治の症状が著しく改善したことを確認。さらに、培養上清は液体化、粉末化が可能で、大量製造できる。幹細胞移植に比べ れば費用は100分の1で、「移植」も必要なく、点滴か塗り薬として塗布、鼻から吸入するだけでよい。この技術は、2019年からノルウェーのベルゲン大学と大規模な共同臨床研究を開始している。
また、「体内の傷ついた細胞を再生する」ことができるため、特効薬がなかった新型コロナウイルスによる間質性肺炎、その後遺症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)での治療にも効果をあげている。
※本書は2018年末に刊行した新書『驚異の再生医療〜培養上清とは何か〜』の改訂版です。前作からこの4年間での臨床結果などを加筆し、改訂版としました。
| 作者 | 上田実 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 扶桑社 |
| 発売日 | 2022年03月02日 |
『いつまでもずっと若々しくキレイに歳をとるための 身体と肌の再生医療の教科書』
| 作者 | 関根彩子 |
|---|---|
| 価格 | 1386円 + 税 |
| 発売元 | クロスメディア・パブリッシング(インプレス) |
| 発売日 | 2023年08月30日 |
『再生医療の死角』
iPS細胞が発見され、国内では再生医療への注目度はいっそう高まった。しかし、iPS細胞が発見される前から、幹細胞による再生医療はおこなわれてきた。にもかかわらず、いまだにそれを必要とする患者に十分に届いていない現状がある。それは何故か。 本書では、幹細胞培養センターをつくり再生医療の普及に尽力してきた著者が、今後日本でもっと再生医療が発展・普及していくために変えていかなければならないことを、研究者・企業経営者・政治家・医師・患者に対して提言する。
| 作者 | 一般社団法人 再生医療安全推進機構 |
|---|---|
| 価格 | 1848円 + 税 |
| 発売元 | クロスメディア・パブリッシング |
| 発売日 | 2023年11月17日 |
『日本における再生医療の真実』
| 作者 | 佐藤正人 |
|---|---|
| 価格 | 704円 + 税 |
| 発売元 | 幻冬舎メディアコンサルティング |
| 発売日 | 2019年11月28日 |
『ひざ革命 最期まで元気な歩行を可能にする再生医療』
ひざ革命 最期まで元気な歩行を可能にする再生医療
| 作者 | 松田 芳和 |
|---|---|
| 価格 | 880円 + 税 |
| 発売元 | 幻冬舎 |
| 発売日 | 2021年07月02日 |
『もっとよくわかる!幹細胞と再生医療』
| 作者 | 長船健二 |
|---|---|
| 価格 | 4180円 + 税 |
| 発売元 | 羊土社 |
| 発売日 | 2014年03月 |
それでは、再生医療に関連する6冊のおすすめの本をご紹介しました。この中には、再生医療の基礎知識をわかりやすく解説した本や、先端医療の最先端を描く小説、そして再生医療の可能性とは何かを真正面から見つめた作品など、多岐にわたる作風が見受けられました。
特に、再生医療の可能性を追求した作品は医療への希望を新たにし、その一方で技術の発展に伴って生じる倫理的な問題についても改めて考えさせられます。それぞれの作品は、再生医療の現状と未来に対して、それぞれ違った視点から深く掘り下げています。
また、専門的なことが詳しく書かれていても難しく感じることなく読み進められるような工夫がされていますから、科学や医療に詳しくない方でも十分に楽しむことができるでしょう。
さて、これらの作品を読むことで、再生医療がもつ無限の可能性と、それがもたらす希望とともに、それが抱える倫理問題など、多面的な視点からその魅力を感じ取っていただければと思います。それぞれの作品から得られる深い洞察と新たな視点は、皆様の未来への期待とともに、新たな発見と刺激を与えてくれることでしょう。
一冊でも多くの作品に手を伸ばし、未知なる領域に挑戦してみてください。それが皆さま自身の見識を広げる一歩になるかもしれません。インパクトのある内容に触れ、新たな情報を得て、私たち自身が未来の医療をどう捉えていくべきなのか、自分なりの答えを見つけてみてくださいね。
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