雨の日に読みたい、雨と小説6選

雨の日は、心地よい音色に包まれて読書を楽しみましょう。私が選んだ小説6選は、雨とともに広がる感動の世界です。まず、傘を巡る群像劇の優しくも切ないストーリー。続いて、雨音が響く街で巻き起こるミステリアスな事件。そして、雨上がりの清々しさを描いた青春小説。雨を描写した詩的な文体が心地よいラブストーリーもピックアップしました。また、雨の中での旅を描いた小説は、一冊で貴方を冒険者に。最後に、雨と大人の愛に揺れるドラマは、深い感動を与えてくれます。これらを片手に、雨の日のひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか?
『トッケビ梅雨時商店街』

作者 | ユ・ヨングァン/岩井理子 |
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価格 | 1672円 + 税 |
発売元 | 静山社 |
発売日 | 2025年01月07日 |
『雨音を、聴きながら。雨のアンソロジー (だいわ文庫)』

作者 | 阿川佐和子/その他 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 大和書房 |
発売日 | 2025年06月12日 |
『雨の日は、一回休み』

おじさんはひどい。でも、おじさんだってつらい⁉
男性は「そうなんだよ」と共感、女性は「こんな人に困ってる!」と思わず頷く物語。
●人事からセクハラを注意された課長。だが、どの部下が訴えたかわからない。次の日から部下の対応に四苦八苦するのだが……。(「スコール」)
●女性の後輩に出世競争で敗れ、役員になれなかった男は、果たして次の生きがいを見つけられるのか。(「時雨雲」)
●浮気で離婚された男が、十年ぶりに娘と再会した「気まずい場所」とは。(「涙雨」)
●四十代で派遣社員。ストレス解消にネット上で女子高生「さなたん」として活動するを男が陥った大ピンチ。(「天気雨」)
●定年退職後、街に出て公共マナーを注意することが生きがいとなった男の孤独。(「翠雨」)
報われない「おじさん」たちの心情を時にコミカルに、時に切なく描き出す、連作短編集
作者 | 坂井 希久子 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2021年06月14日 |
『やはり雨は嘘をつかない こうもり先輩と雨女 (講談社タイガ)』

作者 | 皆藤黒助 |
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価格 | 759円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2017年06月19日 |
『雨の中の涙のように』

雨に溶けていく、罪も穢れもーー。
彼が現れたのは、雨の日だった。美しく出会う人すべてを魅了してしまう、アイドルの堀尾葉介。葉介と意外な形で関わる人々は知らぬうちに、皆その人生を変えられていく。
そして葉介自身の苦悩もやがてーー。雨の降るいくつもの情景の中で、悶え苦しみながら生きる人々とカリスマを持つ男が邂逅する。哀切と意外性に満ちた連作短編集。
作者 | 遠田 潤子 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2023年08月09日 |
『この恋は世界でいちばん美しい雨』

GENERATIONS from EXILE TRIBE 片寄涼太さん、感動!!
「タイトルの通り、今まで自分が生きてきたなかで一番"美しい雨"と出会うことができました。
そんな美しい雨のなかで"生きる意味"、"幸せとはなにか"ということに向き合うことができ、最後には必ず"美しい涙"が止まらなくなると思います。
生きているなかで心から大切に想える人と出会えること、ただそのことが"奇跡"なんだと気づかせてくれるとても素敵な作品でした。」
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彼女の笑顔を想うと、時々、涙がこぼれそうになる。
この幸せが、この恋が、ずっとずっと続いてほしい。そう思っていたのにーー。
駆け出しの建築家・誠と、カフェで働く日菜。雨がきっかけで恋に落ちた二人は、鎌倉の海辺の街で愛にあふれた同棲生活を送っている。家族のいない日菜に「夢の家」を建ててあげたい、そのために建築家として名を上げたいと願う誠だったが、ある雨の日、日菜と一緒にバイク事故で瀕死の重傷を負ってしまう。
目を覚ました彼らの前に、“案内人"と名乗る喪服姿の男女が現れる。
そして誠と日菜は、二人合わせて二十年の余命を授かり、生き返ることに。
しかしそれは、互いの命を奪い合うという、あまりにも苛酷で切ない日々のはじまりだったーー。
この恋の結末に、涙せずにはいられない。
『桜のような僕の恋人』の著者が贈る、胸打つ長編小説。
●著者プロフィール
宇山佳佑(うやま・けいすけ)
1983年生まれ。神奈川県出身。脚本家、作家。ドラマ『スイッチガール!!』『主に泣いてます』『信長協奏曲』などの脚本を執筆。著書に『ガールズ・ステップ』『今夜、ロマンス劇場で』『桜のような僕の恋人』『君にささやかな奇蹟を』がある。
作者 | 宇山 佳佑 |
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価格 | 968円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2021年06月18日 |
以上、雨の日にぴったりな小説6選をご紹介させていただきました。私たちの日常では、雨は少々憂鬱な気分を引き立てることがありますが、物語の世界では、降りしきる雨はしばしば物語に深みと色彩を加え、読み手の感情を揺さぶります。
それぞれの作品は、読んでいる間も、読み終わった後も心にしっかりと残ります。雨の1日を充分に楽しむことができるでしょう。雨音が窓を打つ音をバックに、これらの小説を手に取ってみると、小説の中の世界がよりリアルに感じられ、普段とは一味違った読書体験ができると思います。
いつもの日常が、ちょっとした冒険の舞台となり、雨の日こそが、深く物語に没入できる特別な日となります。登場人物たちの魅力や物語の持つ重みを感じながら、ゆったりとした時間を過ごすことができることでしょう。
気まぐれな雨の日の一日が、たとえ家の中で過ごすことになったとしても、これらの作品と共に過ごすことで、心地よい非日常を存分に楽しむことができます。それぞれの作品が自分だけの世界を広げてくれることでしょう。
この記事を読んだあなたが、次に雨の日に迎える時、ぜひお気に入りの一冊を手に取ってみてください。そして、雨の音と共に語られる物語に耳を傾け、雨の日の一日を心から楽しんでみてはいかがでしょうか。そうすれば、雨の日が一日限りの特別な日となり、心に残る一日となること間違いなしです。
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