季語の本 おすすめ8選 俳句に使える

秋の風情を感じる際にぴったりな、ここでしか紹介されない季語の本をご紹介します。やさしい説明から深遠な世界まで、幅広く8冊をピックアップ。初心者からベテランまで、季語の魅力を再発見できますよ。それぞれに独特な視点で日本の四季を表現し、旬な言葉選びや詩的な表現に触れることで、普段見落としがちな季節の移り変わりを新たな角度から堪能できます。また、季語を通じて日本文化の深みや風情を学び、日々の生活に彩りを添えることができるでしょう。8冊すべてが、あなたの季語ライフを豊かにしてくれますよ。
『まいにちの季語 : 一日ひとつ三百六十五日の俳句歳時記 : その日にぴったりの季語が見つかる!』

作者 | 辻,桃子,1945- 安部,元気,1943- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 主婦の友社 |
発売日 | 2020年05月 |
『季語集』

季語を楽しむ
春
【時候】立春/光の春/春はあけぼの/木の根開く/啓蟄/春寒/彼岸の入り/永日/春宵/蛙の目借り時/春昼/魚島時/行く春/【天文】淡雪/春一番/貝寄風/陽炎/春の月/菜種梅雨/朧/春風/【地理】薄氷/水温む/春の土/春の滝/春の川/春の潮/【生活、行事】花菜漬/バレンタインデー/花粉飛ぶ/野焼き/春の匂い/卒業/春の風邪/雛の家/お水取り/挿し木/朝寝/球春/はんなり/草餠/釘煮/あんパン/春愁/風車/野遊び/新入社員/筍と若布のたいたん/遍路/虚子忌/啄木忌/【動物】猫の恋/白魚/春の河馬/雲雀/燕/蛍烏賊/亀鳴く/磯巾着/蛙/雉/【植物】梅が香/レタス/椿/いぬふぐり/蕗の薹/種漬花/菜の花/葦の角/桜/えんどうの花/チューリップ/菫/藤の花/白詰草
夏
【時候】麦の秋/リラ冷え/明易し/晩夏/【天文】青嵐/ブルーヘイズ/青葉雨/虹/青梅雨/梅雨闇/炎天/夕凪/雲の峰/西日/夕焼け/雷/晩夏光/【地理】青岬/【生活、行事】鯉幟/森林浴/祭り/草刈り/新茶/鯨来る/水無月/汗/デッキチェア/溝さらい/雨ふり小僧/浴衣/昼寝/ビール/氷菓子/祇園祭/花氷/海水浴/サーフボード/夏瘦せ/端居/帰省/キャンプ/花火/桜桃忌/独歩忌/河童忌/鬼貫忌/原爆忌/敗戦日/【動物】時鳥/郭公/毛虫/クサギの虫/蚯蚓/蟻/蛇/蝙蝠/女郎蜘蛛/赤い河馬/蛍/蠅/蝸牛/金魚/鮎/小鰺/鱧の皮/蛸/河童/【植物】薔薇/馬鈴薯の花/桐の花/睡蓮/夏草/柿若葉/ジューンドロップ/榎/くすぐりの木/筍/夏みかん/桑の実/枇杷/トマト/黴
秋
【時候】立秋/二百十日/新涼/残暑/秋の宵/さわやか/秋彼岸/夜寒/夜長/秋の日/雀海に入りて蛤となる/暮秋/【天文】野分/海鳴り/月夜/月光/十五夜/星月夜/露/爽籟/秋空/天高し/いわし雲/後の月/秋日和/【地理】秋の川/【生活、行事】踊り/生御魂/盆飯/茄子の馬/俳句の日/草泊まり/登高/月見/団子盗み/老人の日/柿の木問答/秋祭り/けんか祭り/ハロウィーンと亥の子/秋の灯/栗飯/新米/紅葉狩り/おしまいやす/子規忌/【動物】草雲雀/小鳥来る/秋の蚊/秋の蛇/虫の声/いなご/赤蜻蛉/ひよどり/【植物】猫じゃらし/鉄道草/鳳仙花/草の花/すすき/萩の花/葛の花/露草/思い草/野菊/曼珠沙華/菊/糸瓜/稲/莢隠元/さつまいも/丹波の黒豆/青蜜柑/栗/椎の実/林檎/柿/木守り柿/照葉/茸
冬 新年
【時候】冬/神無月/小春/師走/冬至/年の瀬/松の内/底冷え/大寒/春隣/節分/【天文】小春日和/時雨/木枯し/すきま風/風花/北颪/寒月/冬の星/【地理】枯れ野/冬の庭/山眠る/雪嶺/【生活、行事】七五三/雑炊/夜話/毛糸編む/マフラー/セーター/懐炉/湯豆腐/義士祭/障子/鼻水/風呂吹き/終い弘法/火事/柚子湯/クリスマス/冬籠り/仕事始め/なずな打つ/十日戎/成木責め/かじかむ/おでん/煮凝り/雪女郎/日向ぼっこ/探梅/【動物】水鳥/鶴/海鼠/【植物】石蕗の花/帰り花/枯尾花/落葉/水仙/枇杷の花/枯れ草/大根/葱/冬苺/蜜柑
作者 | 坪内 稔典 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2006年04月20日 |
『夏井いつきの365日季語手帖 2024年版』

作者 | 夏井,いつき |
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価格 | 不明 |
発売元 | 日販アイ・ピー・エス |
発売日 | 2023年12月 |
『わたしの好きな季語』

96の季語から広がる、懐かしくて不思議で、ときに切ない俳句的日常。
俳人でもある著者による初めての「季語」にまつわるエッセー集。散歩道で出会った椿事、庭木に集う鳥や虫の生態、旬の食材でやる晩酌の楽しみ、ほろ苦い人づきあいの思い出、ちょっとホラーな幻想的体験など、色彩豊かな川上弘美ワールドを満喫しながら、季語の奥深さを体感できる96篇。名句の紹介も。
「蛙の目借時」「小鳥網」「牛祭」「木の葉髪」「東コート」。それまで見たことも聞いたこともなかった奇妙な言葉が歳時記には載っていて、まるで宝箱を掘り出したトレジャーハンターの気分になったものでした。(中略)それまで、ガラスケースの中のアンティークのように眺めてきたいくつもの季語を、自分の俳句にはじめて使ってみた時の気持ちは、今でもよく覚えています。百年も二百年も前につくられた繊細な細工の首飾りを、そっと自分の首にかけてみたような、どきどきする心地でした(本文より)。
●春 日永/海苔/北窓開く/絵踏/田螺/雪間/春の風邪/ものの芽/わかめ/針供養/すかんぽ/目刺/朝寝/木蓮/飯蛸/馬刀/躑躅/落とし角/春菊/入学/花/春愁
●夏 薄暑/鯉幟/そらまめ/豆飯/競馬/アカシアの花/新茶/てんとう虫/更衣/鯖/黴/こうもり/ががんぼ/蚯蚓/業平忌/木耳/李/半夏生/団扇/雷鳥/夏館/漆掻/雷/青鬼灯
●秋 天の川/西瓜/枝豆/水引の花/生姜/残暑/つくつくぼうし/燈籠/墓参/瓢/月/良夜/朝顔の種/新米/案山子/鈴虫/夜長妻/濁酒/柿/ 秋の空/蟷螂/小鳥/きのこ狩/文化の日/花野
●冬 時雨/神の留守/落葉/大根/切干/たくわん/銀杏落葉/冬鷗/河豚/枯枝/ストーブ/炬燵/冬羽織/おでん/鳰/蠟梅/つらら/ 探梅/春隣
●新年 飾/去年今年/歌留多/福寿草 /初鴉/ 七草
●春 日永/海苔/北窓開く/絵踏/田螺/雪間/春の風邪/ものの芽/わかめ/針供養/すかんぽ/目刺/朝寝/木蓮/飯蛸/馬刀/躑躅/落とし角/春菊/入学/花/春愁
●夏 薄暑/鯉幟/そらまめ/豆飯/競馬/アカシアの花/新茶/てんとう虫/更衣/鯖/黴/こうもり/ががんぼ/蚯蚓/業平忌/木耳/李/半夏生/団扇/雷鳥/夏館/漆掻/雷/青鬼灯
●秋 天の川/西瓜/枝豆/水引の花/生姜/残暑/つくつくぼうし/燈籠/墓参/瓢/月/良夜/朝顔の種/新米/案山子/鈴虫/夜長妻/濁酒/柿/ 秋の空/蟷螂/小鳥/きのこ狩/文化の日/花野
●冬 時雨/神の留守/落葉/大根/切干/たくわん/銀杏落葉/冬鷗/河豚/枯枝/ストーブ/炬燵/冬羽織/おでん/鳰/蠟梅/つらら/ 探梅/春隣
●新年 飾/去年今年/歌留多/福寿草 /初鴉/ 七草
作者 | 川上 弘美 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | NHK出版 |
発売日 | 2020年11月20日 |
『基本季語五〇〇選』

作者 | 山本,健吉,1907-1988 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 1989年03月 |
『季語うんちく事典』

作者 | 新海,均,1952- |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年09月 |
『文庫 俳句発想法 100の季語』

「季語は日本人の美学が凝縮されてきたものです(中略)季語からの連想で済むことは言わない。これが原則。
それになにを加えて一句にするかが発想の出発点です」(はじめに)。
100の季語を見出しに立てて、先人の名句を引きながら、季語が活きるパターンを紹介。
歳時記を眺めながら、「さて、どういった方向で発想すればいいのか」と悩んでいるあなたに贈る、実践的ガイドブック。
大好評『俳句発想法』シリーズ最新刊。
<目次より>
第1章 自然
風光る/朧/陽炎/鳥曇/春泥……
第2章 行事
雛祭/卒業/七夕/追儺/鏡餅……
第3章 暮らし
春愁/蜆汁/桜餅/夏痩/焚火……
第4章 植物
菜の花/葱坊主/蕗の薹/枯蓮……
第5章 動物
猫の恋/亀鳴く/桜貝/蜻蛉……
第6章 季節の言葉
余寒/啓蟄/遅日/春隣/去年今年……
(全100語)
第1章 自然
風光る/朧/陽炎/鳥曇/春泥……
第2章 行事
雛祭/卒業/七夕/追儺/鏡餅……
第3章 暮らし
春愁/蜆汁/桜餅/夏痩/焚火……
第4章 植物
菜の花/葱坊主/蕗の薹/枯蓮……
第5章 動物
猫の恋/亀鳴く/桜貝/蜻蛉……
第6章 季節の言葉
余寒/啓蟄/遅日/春隣/去年今年……
(全100語)
作者 | ひらのこぼ |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | 草思社 |
発売日 | 2018年12月05日 |
『絶滅寸前季語辞典』

「亀鳴く」春の夕暮れ、オス亀がメスを慕って鳴くという空想的季語。勿論亀は鳴かない。「毒消売」越後や越中から来る行商の薬売り。「夜這星」流星の別称。「竃猫」竃にもぐり、暖をとろうとする猫…季節感が大きくずれたり、風習が廃れたりして消えていくたくさんの季語。そんな「絶滅寸前」の季語たちの持つ豊饒な世界を紹介し、新しい命を吹き込む読み物辞典。
作者 | 夏井いつき |
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価格 | 1045円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2010年08月 |
古来、人々のこころを操る言葉の一つに「季語」があります。その力強さ、デリケートさ、そして日本人が四季を愛する感性が息づいています。今回は様々な視点から季語を解釈した8つの本をご紹介しました。これらの本から、季語の深淵を覗き見ることができるかと思います。
それぞれ異なる角度から季語を探求したこれらの本は、季語の本質を理解しようとする試みに、それぞれが存分に彩りを添えています。いつもと違う角度で季語を見たり、考えたこともなかった組み合わせに出会ったり、一風変わった発見に驚いたり、思わず心がときめくような出会いもたくさんあるはずです。
また、季語には詩や詞を生み出す力があり、これらの本に触れることでその力をほんの少し身につけることができるでしょう。四季折々の美しさを表現するための言葉玉手箱が、初めてそれを開く人のために準備されています。
それぞれの本で紹介された季語は、それぞれが刺激的な視点を提供してくれます。様々な季節の中で異なる意味合いを持つ季語の魅力を最大限に引き出すためのヒントが満載です。季語に興味があるあなた、季語が大好きなあなた、これから季語にチャレンジしてみたいあなたに、心からおすすめしたい一冊です。
そして最後に、これらの本を手に取ったことで、季語の奥深さと魅力に触れるきっかけになったとしたら、これ以上はない幸せを感じるでしょう。どの本もあなたの日々に新たな視点を提供し、季節の移り変わりをよりいっそう楽しみ、感じるための力を授けてくれること間違いありません。
今回おすすめした8つの本は、それぞれが季語の世界へとあなたを誘います。その魔法のような力に引き込まれ、新しい世界に触れる喜びを存分に感じてください。これを機に、季語と向き合う時間があなたの生活を彩り、四季折々の情景をより一層深く味わえることを心より願っています。
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