横山秀夫の小説 読む順番 おすすめ6選

横山秀夫の作品にはまるなら、最初に読むべきは彼の短編集から。彼の魅力を一気に味わえる名作たちです。次に挙げるのは彼の代表作で、数々の賞に輝いています。サスペンスフルで考えさせられるストーリーにはまること間違いなし。次に読むべきは、彼の鮮やかな描写が際立つ青春小説。ここから先は、彼の少し異なる一面を見せる作品が並びます。ユーモラスな一面を描いた作品、過去の出来事が現在に影響を与える物語、そして最後に、彼の小説の中でも特に評価の高い、胸を締め付けるような作品を選んでみました。どの作品から読んでも、横山秀夫の世界に引き込まれること間違いなしです。
『陰の季節』

警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべもなく撥ねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた…。「まったく新しい警察小説の誕生!」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第1弾。
作者 | 横山 秀夫 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2001年10月10日 |
『動機』

署内で一括保管される三十冊の警察手帳が紛失した。犯人は内部か、外部か。男たちの矜持がぶつかりあう表題作(第53回日本推理作家協会賞受賞作)ほか、女子高生殺しの前科を持つ男が、匿名の殺人依頼電話に苦悩する「逆転の夏」。公判中の居眠りで失脚する裁判官を描いた「密室の人」など珠玉の四篇を収録。
作者 | 横山 秀夫 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2002年11月08日 |
『64(ロクヨン) 上』

二〇一二年のミステリー二冠! 究極の警察小説登場!
昭和64年に起きたD県警史上最悪の事件を巡り警務部と刑事部が全面戦争に突入。その狭間に落ちた広報官・三上は己の真を問われる。
作者 | 横山 秀夫 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2015年02月06日 |
『半落ち』

「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの2日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとはーー。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。2003年このミステリーがすごい! 2002年週刊文春ミステリーベスト10 第1位。(講談社文庫)
日本中が震えたベストセラー待望の文庫化
妻を殺し、それでも生きる。心の奥に想いを秘めてーー
「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの2日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとはーー。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。
志木和正の章
佐瀬銛男の章
中尾洋平の章
植村学の章
藤林圭吾の章
古賀誠司の章
作者 | 横山 秀夫 |
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価格 | 649円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2005年09月15日 |
『クライマーズ・ハイ』

1985年、御巣鷹山に未曾有の航空機事故発生。衝立岩登攀を予定していた地元紙の遊軍記者、悠木和雅が全権デスクに任命される。一方、共に登る予定だった同僚は病院に搬送されていた。組織の相剋、親子の葛藤、同僚の謎めいた言葉、報道とはー。あらゆる場面で己を試され篩に掛けられる、著者渾身の傑作長編。
作者 | 横山 秀夫 |
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価格 | 858円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2006年06月09日 |
『臨場』

臨場ーー警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。捜査一課調査官・倉石義男は死者からのメッセージを的確に掴み取る。誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。人呼んで『終身検視官』--。組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、ストイックに描いた傑作警察小説集。全八編。
作者 | 横山 秀夫 |
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価格 | 836円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2007年09月06日 |
さて、横山秀夫さんの作品の魅力と読む順番、6つのおすすめをご紹介させていただきました。横山作品の世界が時として厳しい現実とどう向き合うか、そしてその中にあるほんの少しの優しさや希望を描き出す深い人間ドラマは、一度読んだら忘れられないものとなることでしょう。
どの作品も心にしっかりと残るものばかりで、読み終えた後もその余韻がなかなか消えず、また違う角度から読み返したくなるような深みを持っています。そして、それぞれの作品が持つ独特の世界観や人物像、そこから生まれてくるドラマティックなストーリーは、読み手の心を強く惹きつけるものばかり。
登場人物たちの細やかな心情描写やリアルな生活描写も魅力の一つで、様々な人間模様を垣間見せてくれます。この辺りは、とても読みごたえがありますね。最初から最後まで一気に読むもよし、じっくりと一章ずつ読むもよし、是非あなた自身のペースで楽しんでみてください。
そして、たとえ読む順番がバラバラであっても、横山作品の持つ深い洞察力と人間観察の鋭さ、そしてユーモラスな一面などが味わえることでしょう。また、一つ一つの作品が織りなす世界観は、それぞれが孤立しているわけではなく、ある種の連続性を持つことから、順番を問わずいくつでも読むことができます。
最後に、横山秀夫作品は誰もが楽しめるという点も大きな魅力です。日常に疲れを感じた時、新しい視点を得たい時、あるいはただ単に時間を忘れて読書を楽しみたい時、どんな人にも心地よい読み物となるのではないでしょうか。
これらがこの記事でご紹介した6つの作品を、私が個人的におすすめする理由です。これからも横山作品を読むすべての方々が、その深みと魅力を存分に味わえますように。そして、これからの作品もどんなドラマが繰り広げられるのか楽しみにしています。
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